フランソワの萌え萌え掲示板ですわあ!
(ろぐ11)
 

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ここはわたくしフランソワが逃げた兄に代わり仕切る掲示板ですわ。
わたくしを誉める書き込みにはいますぐ金一封を…嘘ですわぁ。(水煙草をふかす)
 

【名  前】F・B 
【タイトル】レスレス 
  03/22 17:42
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
URL:
【メッセージ】 
F・Bです。 

下のカキコで名前を間違えてますが、書き直しってどうやるんですか。 

To 砂漠谷さんへ 

下の方のカキコの内容は全然読んでませんが、帰る前に頂いたレスにだけレスしときます 
。 

>ヒロインの件 

本編TVシリーズに限れば、ヒロインはいなかったと思う。元々、EVAは庵野氏自身の 
分身であるシンジ(あってるかな?)の救済をメインテーマとしていた。その中では、ア 
スカもレイもヒロインとして成り立つ決定的な差はない。ただ、アスカはシンジに近づい 
て壊される必要があったという点が違うが。俗に言う庵野氏の復讐ですな。 

砂漠谷氏はレイよりの人である為、レイの方がヒロインに近いと言われているが、アスカ 
よりの人に言わせればアスカがヒロインだと言える。もともとないものをどっちが正しい 
と言っているので、実は馬鹿馬鹿しい事ではないか。 

>ただ・・・LASは本質的に「依存」って言う精神機能の上に成り立つものなんじゃない 
>か、って思います。 

これでは、アスカがシンジに依存するのか、それともシンジがアスカに依存するのか分か 
りません。 
取り敢えず、物語後半で、少なくともレイはシンジの逃げ場(依存対象)として描かれて 
おり、それに対してシンジはアスカの逃げ場として描かれていた。これはビデオ版のvol. 
11を見てくれれば、分かると思う。 
リツコにレイがクローンである、つまり人間でない事を見せられ、「綾波が怖い」になっ 
た後は、アスカに逃げ込もうとした。しかし、その時アスカはすでに精神崩壊していた為 
、シンジには逃げ場が無くなったのではないだろうか。うまくいってればシンジにとって 
はなんとも実に都合のいい話であるが、そうは世間が許さなかったみたいですね。 
これは以前どっかの掲示板にも書かれていたと思う。どこだったかな。 

甘LRSはどうかは知りませんが、甘LASは結構現実にあり得る話ではないだろうか。 
言い換えれば、そこに至るまでのプロセスを除けば甘LASは現実に存在する話と考えら 
れる。 
勝ち気な女の子、まあアスカの場合は自己の殻に閉じこもって本当の自分を見せなかっ 
ただけですが、そういう娘が甘LASみたいになることは現実にある。EVAの中でも、 
アスカはシンジにだけは本当の自分を少しだけは見せていましたしね。あそこまでひどく 
ないですが、アスカのような性格の娘は実際にいますから。 
ところでレイのような性格の娘って実際にいるんでしょうか? 

おまけ 
LASと甘LASの違いってなんですか?以前本田氏が言われていたのLASの定義で分 
けるとLAS、甘LAS、その他のLASの3つに分類されてしまうような気がするので 
すが? 

何か尻切れトンボみたいですけど終わり。


【名  前】鯖 
【タイトル】んでは。 
  03/22 16:40
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
け・だ・も・の(平仮名の方が好き・・・)に投稿するSS、仕上げんとな。 
(学級文庫入りか?)

【名  前】鯖 
【タイトル】補足ぅ(又かい) 
  03/22 16:34
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
解りにくいんで・・・ 

FFではなく本編TVシリーズに限って言えば、どう見てもアスカは 
ヒロインではない・・・(そもそもヒロインと呼べる存在を必要としたのか 
どうかも怪しい所がある)レイの方が確実にそこに近い・・・FFは本編設定 
に準拠する必要は無い、にもかかわらず・・・本田氏としてはそれが我慢ならない。 

「本編への不満」がFFの元になるのは世の常。しかし・・・本田氏はそれを 
「公式設定として書き換えたい」と言う妄想に取り付かれており・・・自分の 
なかの世界を、万人に唯一の基準として認めさせる為に「LAS革命」を 
始めたが失敗・・・ 

その論理は「本編のあるべきヒロインはアスカ」と言う事を押し通したい 
と言う部分が前提にあり・・・EVAに関する全てを、自分の世界観に沿った 
物にしたいと言う欲求が本質。 

だから・・・一番手っ取り早い方法としては「少なくとも原典の本当のヒロイン 
は誰だったか考えてみろ」という事・・・それが嫌だから「抹殺」したいんでし 
ょうけど・・・ 

(あたしがSSを書き始めた理由が「悲劇のヒロインに、在るべき栄光を取り戻す」 
って言う、「本編の流れに近い」ものへの欲求があるのが・・・理由かな・・・) 

なんにせよ、「創作活動に戒律をつくろう」とか「自分の認める傾向と違うものを 
好む奴は異常者だ(甘LAS、LRS)」なんてことを「常識」にしたがる人は 
それこそ自分が異常者ですな。


【名  前】鯖 
【タイトル】洞窟のイドラ、或いは・・・ 
  03/22 16:00
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
こんちゃー。成る程。ううむ、それはあるんですよね・・・ 
(この侭ではヒゲヲヤジになってしまふ 爆) 

LAS、一つの可能性として、認めたい、成立する論旨にしたい・・・んやけど・・・ 
(本編の流れをユング的に解釈したら、ああなった・・・FFが本編設定にこだわる必要は 
全く無いし、「自分の中のキヤラクター」の話なんですから庵野式精神汚染なぞも無視す 
れば良い訳なんですが・・・本田理論が「庵野作品としてのEOE」をまな板に論理を展開 
すると、あたしも、同じまな板の上でしか闘えん(汗)・・・となると、どうしても・・・) 

本当は マヤちょんだろうがヒカリちやんだろうがOKってな結論にしたいんですが・・・ 

ああなる原因はあたしの「内的」なものと同時に「本田氏そのものが、(他のキャラクターではなく) 
綾波抹殺にこだわっている事への反証」、ってのがあるんでしょうね。と言うか・・・「レイが存在する 
と(自分的な)LASが成り立たなくなる、と言うか、論理的虚構性が暴かれる」って言う危機感。 

陣取りみたいなレベルの低いもんにはしたくないんですけどねぇ・・・只、本田式の出発点、論旨を突き 
詰めていくと「本田氏の主張するような話を書こうとしたら本質的にLASではおかしくなる」・・・ 

依存、本田氏は否定しようとしてますけど「自分のアニマ」を育てるのには、それも必要だとおもいます。 
甘LASを「被愛妄想」と氏は言いますが、「庵野からアスカを切り離して自分の中で育てる」と言う 
意味をもっている、だから良い方法だと思うんですよね。自信さえ持てば(排他的になるのは自分のアニマ 
に自信が無いから) 

ただ・・・LASは本質的に「依存」って言う精神機能の上に成り立つものなんじゃないか、って思います 
(キャラクターの人格がかなり変わっていれば別・・・スーパーとか・・・) 
それも、立派に一つの生き方なんですけどね。何ら恥じる事はない。(逆に言えば人格をいじらない限り 
LASは必然的に甘LAS的傾向を持つ・・・程度の差はあれ。否定すれば破滅的「痛もの」になるし。) 

それでかなぁ。 
 


【名  前】fb 
【タイトル】ちょっと提案 & レス 
  03/22 15:20
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
URL:
【メッセージ】 
F・Bです。 

相変わらず長い。砂漠谷さんのカキコが一通り終わったみたいなので、取り敢えずこの今 
回のカキコを読んで理解しなくては。 

To 砂漠谷さん 

>カキコの整理でいいのかな。 

関さんの言われるように、あらすじを作られるだけでなく、いっそのことそれぞれのテー 
マごとでカキコをひとまとめにされたらどうでしょうか。 
過去ログを見るという事も可能ですが、今のままでは下から順に選んで読まないといけな 
いのでかなり読み辛い上、読み直してみておかしいところや、指摘された間違いなどを訂 
正されると読みやすくなると思う。 
問題は、結構サイズがありそうなのでそれをどうやって保存するかですね。 

>感想というか爆弾発言。 

さらっと読んだ感想では、「綾波レイに拘り過ぎ」という感じを受けた。 
本田さんの考えを打破しようとされているまではいいのだが、本田さんのアスカを中心と 
した考えはおかしく、砂漠谷さんのレイを中心とした考えが正しいと言っているようだ。 
このままでは、単なる「アスカ派」対「綾波派」の陣取り合戦と対して変わらない。 
はっきり言って、現在はどちらの意見にも賛同しかねます。 
カチンとこられるかもしれませんが、アスカ派でも綾波派でもない者の意見として役に立 
てて欲しい。 

To MEGURUさん 

アドバイスありがとうございます。そういう本が無いことは分かってましたが、ちょっ 
とは期待してましたので。しかし、心理学関係の本の分類は役に立ちそうです。


【名  前】鯖 
【タイトル】それはですな・・・ 
  03/22 08:43
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
何で「綾波レイ」イコール母性と言う言説が出るか、また、 
なんで犬輔さん(秋月さん)にとってそれが不可解か。 

解りにくいっすか(涙)あうあう・・・ 

アーキタイプ・・・の項参照、では余りに、なんで・・・ 

アニマを完全に確立してしまった人には、女と母は別物だからよん。 
「レトの娘」の性質の内、乙女、か或いは淫魔の部分を見ているから。 
それだけ「男性」として発達していると言うわけですな。 

(ちなみに、本編のイメージから完全に離れてしまえばアスカ的なグレートマザー 
やアニマ像を持つ人も多かろう。アスカ人の多くは「欧米的母親像」をもっとる 
と言うことかな。だから、そこから派生するアニマがアスカになる。只、シンジ君 
のアニマ、ってのはどうしても適合せんけどねん。本編アスカでは絶対無理やし。) 

補足 (まっとうな?LASを成立させるためには「錬金術師ゲンドウ」みたいに 
アスカの性格設定を改変することと、(貞本版とか)ユイちゃんの性格を 
アスカ寄りに設定する事が必要やね。錬ゲンにおける、魔女としての師弟 
関係みたいな感じ。まあ、多くの作家さんは無意識にそれを行っとるが。) 

但し・・・本田系(狂信的)LASにおいては、それは「異端」として扱われるし、 
あれは、「アニマ」確立に完全に失敗した思想やから・・・「偽りのアニマ」にすがるしかない 
と言う・・・水面に映ったナルシスの鏡像・・・ 

であ。


【名  前】関 犬輔 
【タイトル】・・・・まあ、雑感 
  03/22 07:24
Mail: tc7i6004@umi.ne.jp 
URL:
【メッセージ】 

何だか鯖さんの独壇場。心理学に疎い私には突っ込む余地がない。 
 しかしこのまま放っておくと何だか寒いのでとりあえず雑感を。 

 日刊アスカからエヴァ評論と日アス洗脳キャンプが消失。 
 使徒め、ここに気付いたか(爆)それとも偶然か。それにしてはタイムリー。 
 仮にこの掲示板の話題と関係あるとしてもこんなマイナーな掲示板で 
ネタにされてるぐらいで吐いたツバ飲むこと無いと思うんだがなあ。 

 to 鯖氏 
>「母性的東洋・甘えの原理」に依って立つ筈の相手の 
>恐るべき底力・・・方向感覚も理性も、全て狂わせる、 
>不潔で湿気に満ちたジヤングルの混沌と狂気に、一 
>人、又一人とやられていくGI連中・・・全てを受容する 
>、従順な人形?女性的なる者が、本当に牙をむいた 
>時の恐ろしさを知らんとはね・・・ 
 何だかこれだけ読むとベトコンの皆さんが「女性的」なメンタリティの持ち主だと 
言いたいようにも聞こえる。一概に言えることでもなさそうだが。 

 今の時点では鯖氏の主張の全容が詳しく見えていないので突っ込むとしても 
言葉尻を捕まえてつつき回すぐらいしかする事がない。一区切り付いたら 
「これまでのあらすじ」とかカキコしてくれると嬉しい(笑) 

 toMEGURU氏 
>綾波レイと天皇制 
 判りやすくてよろし。少なくとも鯖さんの文の三倍は理解しやすい。 
 鯖さんもこの位簡潔でスムーズな文体だったらもっと多くの人に理解してもらえる 
と思うのだが。 
 小説は別にしても評論や論文の文体は読みやすいに越したことはない。 
 しかし、常々思っているのだが「綾波レイ=母性」と言う等式は何を根拠に 
しているのだろうか?綾波レイが碇ユイのクローンであると言うこと以外に 
レイと母親を連動させて考えることが出来ないのは精進が足りないせいか。 
 劇場版では確かにグレートマザーしてたがそれ以外に思いつくのは 
シンジが病院で目覚めたとき常に(と言っても2,3回)隣にいるとか 
「お母さんって感じがした」(これも半ば解釈の問題に思える)ぐらいしかない。 
 誰かいい知恵貸してくれ。 

>。意識を心理学・哲学・社会学・人類学・脳神経学・動 
>物学等で意識を分解し、なんらかのキーワードを発 
>見してもう一度組み立てようと試みたわけだが困難 
>というより不可能に近い。 
 これが出来た奴はノーベル賞がもらえるでしょう。


【名  前】鯖 
【タイトル】アーキタイプ 「レトの娘」と「ナルキッソスの鏡」 
  03/22 00:00
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
余りにも書き込みが少ない・・・又 T.OKAさんやMEGURUさんのカキコに期待するか・・・ 

取りあえず、これ、書いてしまわんとSSに手、つけられんし・・・ 

今まで延々と、「フェミニズム・父権」だの「幼児性欲」だの、ひたすら男性的な方面の分析 
やったけど・・・少しまとめたら、今度は庵野お得意?のフロイトやなくて、カール・G・ユング 
の元型(アーキタイプ)によるEOE(普通はあれ、フロイトやなくてユングで見るよな、 
EVAって・・・)解釈とシンジ君の成長論について。 

って言うか・・・フェミニズム的に「自我」云々がかなり怪しくなって来たんで(最初はやはり 
フェミニズムの影響を濃厚に受けた一部ヤヲイ女性の「理想の自己像」としてのアスカ人気に 
擦り寄るべく、その手の主張をメインにしとったが・・・アスカが自我確立できてない、自立で 
きない娘な事が明らかになると、それを翻さざるをえんようになって・・・あの修羅場発言。 
「崇拝」から「現実に帰れ」に切り替えた、と。)今度は「自立できない」事を前提に、「他者」 
と「母胎回帰」論をメインにしとるね。これは「LAS革命」の段階からかな。 

つまり、フェミニズム的な物としては「人形呼ばわり」、現実に帰れ、では「母性など幻想だ」に 
なる訳ね。(しかし、ラディカルフエミニストは「母性」など存在しない!てのが好きやから・・・ 
これも受けが良いやろうな。)まあ、取りあえず・・・ 

以前、俺にメールを下さった方が「EOEを古典心理学で分析する」と言う事をやられて、それに 
通俗的な意味での「母性」を当てはめると本田式「母胎回帰」と同じ結論になる、って事を言われたが・・・ 

此処で本田氏が良く使う「母性」の定義って、何?なんか、フエミニスト諸氏が批判する「女に家父長制が 
母親として求める人格」って言うレベルと・・・「現実の母親」と「女性原理」を完全に混同しとらんかな? 

EVAを心理学的な「心の成長」の寓意、その物語、と捕らえた時に、アスカは、綾波レイは一体何者なのか? 

ついでに「等価原理」って言葉も最初に述べとこうか。 

綾波レイ。異質なる者、使徒の源たる原始の女リリス(淫魔でもある)からシンジの母、碇ユイを模して造られ 
しもの。月を背後に従えるもの、全体・多数にして一つなるもの。生け贄の乙女。 

本田氏はひたすら「母性」を強調するが・・・その属性を全部あげれば、 

母性・処女・淫婦・怪物・月・冥府・死・生命・天使・混沌・狂気・豊饒 etr・・・ 

相反する、相克する要素と言うか、分離できない、二組で一つのファクター(生命と死・処女と淫婦)を含むイメージ、 
唯一括れる物があるとすれば・・・「女性」って事。本来なら母親、ってのは、その内の一つのファクターに 
過ぎん。問題が在るのはむしろ・・・シンジの精神状態かな。 

この段階では、彼女はEVAと言う物語に置ける「女性原理」の体現者・・・(にしても、余りに見事な・・・) 
まぁ、当然マターナルな物も多分に含まれるし、女性性と聞いただけで拒否反応を起こすフェミニストの方 
も居るやろう。まぁ、含まれるんやからそれはしかたないとして・・・ 

まあ、此処で「女と母親の区別がつかないのは、一体どっちだ?」って言うのも一つではあるが・・・ 
それも大人気(あったんか?)無いんで、ユングのアーキタイプ、無意識の持つ幾つかの性質・作用について 
説明しとくかね(また、つっこみが入りそうな事を・・・) 

まぁ、有名所としては、シャドウ、ペルソナ、グレートマザー、アニマ、オールド・ワイズ・マン、アニムス、 
こんなとこかな?例えばシャドウとは、その人が普段意識していない人格の隠された部分で、夢なんかに 
同性の友人の姿をとったりして現れる。此処であえて触れるべきは・・・ 

グレートマザーとアニマかな。これはどちらも女性原理をあらわすものやが・・・ 

グレートマザーってのは「あらゆるものを育てる母なるイメージ」、生命と破壊の両儀性を 
もつ、「女性の人格の究極的な目標」ともなる作用で、神話とかの中に「地母神」のイメージ 
として現れる。ガイアや女禍みたいな、怪物的な存在としての女神やね。EOEにおけるリリス 
なんて、殆ど是その侭のイメージと言って良い。(少し電波入っとるが)で、実生活においては 
それを母親に投影して見たりする、と。 

で、もう一つの女性原理がアニマ。 

これは「異性」そのもののイメージ・・・ラテン語で「生命・息吹・魂」の意味。男にとって「魂の如く大切な存在」・・・ 
此れには、発達段階が存在する・・・って言うか、最初はグレートマザーと別れてない、と言うべきか。だから、 
分離したばかりの、最初はアニマは非常に母性的な性格を見せる。それが時が経つにつれて娼婦のイメージ、聖女のイメージ 
へと発達、変遷を遂げるらしい。このアニマは、その人の人格の成長(特に男性としての)を促す重要な存在で(つまり、常に 
内側から成長の理由を造る訳やね)男は現実の恋人に此れを投影して見る、って事らしい。(と言うか、それに合う女性にひか 
れる、上手く言ったら成長を促進するし、駄目でも教訓にはなる、か?) 

その人にとって、この「母」たるグレートマザーと「女」であるアニマは同じ女性原理なだけに、当初区別がつきにくい、 
と言うより同じ性格をしている。で、なにが両者を分けるか、と言うと・・・果たす役割。此れは無論その男の精神的発達に 
関わってくる・・・「龍退治」。余りに多い、ドラゴンを退治して姫君を救い出す、てな神話。(ヤマタノオロチとクシナダ 
姫・・・)これは言ってみれば「それまで守ってくれる存在だった「女性原理」を、今度は自分が守ろうとする」と言う作用、 
役割の変化」。心の中で「母」だったものの一部が「女」になると言う・・・此れに失敗するとアニマが育たんらしい・・・男 
としての成長が阻害される、と。まぁ、成功しても当分の間はアニマは非常に「母性的」な存在らしいが。少しづつ本人と 
一緒に成長して行く・・・此れが「異性」に関するアーキタイプ。 

しかもこの両者は「レトの娘」なんて表現をされて、「母・処女・淫魔」は一体であるとされると・・・ 
先にあげた綾波イメージは、殆どこの「レトの娘」に重なるものばかりやが(アルテミス・ペルセポネ・デメテル・ヘカテー等) 

極めて解りやすい、「グレートマザー」と「アニマ」のイメージ。ここまで書けばある程度は御分かり頂けると思うが・・・ 
「EVAにはシンジの(庵野、視聴者)龍退治の物語としての作用があった」・・・ありきたりではあるけど、他に道の無い 
「少年が男になる方法」・・・龍は?ゼーレと碇ゲンドウ。グレートマザーはユイ、エヴァ、リリス。そしてアニマは、其処から 
シンジが「自力で救出、つまりグレートマザーから分離しなければならなかった」綾波レイ・・・ 

此れは「物語のストーリー上、解放する」と言う意味と「レイを守る、彼女を母ではなく異性として見る事が出来るようになる」 
って言う二重の意味がある。これが、「たった一つの冴えたやり方」・・・ 

見事に失敗したけどねん。(庵野が。まともな作品を完成させる事がヲッサンの「龍退治」やったのに・・・) 

なら、あのEOEは何?・・・龍退治、グレートマザーからアニマを分離できなかった者の末路・・・ 

騎士が幼児退行してしまったので、分離し掛けていたアニマはグレートマザーの中へ帰ってしまった。男として 
自立し損ねた奴は「破壊神」としての性格を剥き出しにしたグレートマザーに取り込まれる・・・ 

あのラストシーン・・・リリスは死んだ?あの荒廃した世界は何? 

L.C.Lの海、空に掛かる血の筋、水平線の彼方の女神の顔・・・現実回帰? 
あの地球こそ、リリスの子宮の中そのものやないか。あの結末こそ、母胎回帰・・・ 

では、「アスカ」とは何なのか?アーキタイプには、適当な物が無い。しかし・・・ 
解りやすい説明として「ナルキッソス」の神話を・・・ 

あ、疲れて来たんで、続きはまた。(をい)


【名  前】鯖 
【タイトル】余りに思想系に走りすぎたんで・・・ 
  03/21 19:17
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【メッセージ】 
この辺で少し、解りやすい?EVAネタ方面へ(笑) 

多分「レビュー事件」以来、運動から撤退して若干思想系からは引いた(御当人はカリスマにされると嫌、 
と言うとるが・・・そういや庵野も似たような事を・・・メサイア願望のある人って、そう言う発言するよな。 
バランスとろうとして)つもりなんやろうが、未だに「甘LAS逆恨み発言」をしとるみたい・・・(自分が 
拍車を掛けた原因やのに・・・)被愛妄想、趣味でやる分には別によかろーに。(その被愛妄想の根拠を造っ 
た人の台詞ではないよな) 

まぁ、「崇拝」はもう、止めた、のかな、本人は(甘LASの作家さんが全盛になったんで、カリスマは必要 
なくなったか・・・新教徒に駆逐されつつあるんかな?)洗脳キャンプ書いた頃には、まだまだ崇拝の名残が強か 
ったよなぁ・・・未だ、その残滓は残っとるけど。 

最新の氏の認識・・・「シンジ」も「アスカ」も庵野自身・・・(極論すれば全てのキャラクターがそうなるが・・・ 
彼等は殊更、「自分の中の誰か」ではなく「庵野秀明本人」って事になるか)ま、崩壊期以降はこれは間違い無い 
でしょうな。(これで両者が異なるタイプの自我の持ち主である事を自ら否定・・・)終盤においては、あの二人は 
ドッペルゲンガー。一人だけの視点では話を語りきれんから、自分のクローンを一人増やした、と。 
(あの中盤の能天気な時期には、そこまで深くは考えとらんかったやろ) 

で・・・庵野の分身である以上は、どちらも極めて「口唇的」で自閉しきっている、と。(対外的反応が異なるだけで 
一皮向けば一緒) 

ここで、(誤解なさらぬよう・・・これはあたしの意見そのものではありませんので、石なげんといてぇぇ・・・涙) 
氏がこの両者の事を「ヲタク男とヤヲイ女の修羅場」と・・・(あーあ・・・) 

いや(コメント避けよ)、ある意味筋は通るんですよ、氏のこの表現は。庵野はEOEではみやむー(ふらいでー、あわわ) 
と一緒に野火女史のイメージを投影したやろうし。野火さんがアスカに感情移入しとったって事もあるしね。そおこ女史しかり。 

(だから最初はフェミニスティックに持ち上げたんか?) 

確かに感情移入はしやすかろう。庵野の「自己憐憫的」か弱く純粋な自分・・・のノリ。(やめてよね・・・)野火さんにも、そういうとこ 
あるし。精神構造が似通っているんよなぁ。発想が一緒・・・ 

しかし・・・氏の言う如く、そう単純に類型化して割り切って良い物か?(そこまでヤヲイを理解しているのか?) 

ここで、庵野が自分のコピーを二人用意した時点での、両者の違いは何か?内向きの自閉と外向きのヒステリー(あたりまえじゃ! 
逆は無いっ)?それは鏡像やから本質は一緒、なら・・・庵野秀明と言う男性の人格を、14歳の「少女」に転写するとき起こる事・・・ 

あたりまえやが庵野は女性ではない。(アスカがその欲望に男根的傾向を示すのも、それと無縁ではなかろー)自分に近いメンタリティ 
を持った「極めてファリックな」「少女」に、野火さんやそおこ女史は狂喜した。しかし・・・アスカの持つ「男根的傾向」って・・・90年代 
初頭にヲタク系メディアに溢れた「少女戦士的キャラクター」・・・(その余りに恣意的デザイン・キャラクター設計からヲタク趣味の代名詞 
として、世間様から白い眼で見られていた・・・)か弱きヲタクの願望としての「自分を守ってくれる強い美少女」或いは「自己身体像を描け 
なくなったヲタク青少年の、少女の姿に仮託した、最後の男性性の噴出」・・・まともにその流れを汲む、っつーか、同じ物や無いか? 
(アスカのキャラクターデザインを始めてみた時、「美少女・戦士系キャラクターの総決算か?あまりにヲタク受けを狙った・・・汗」って 
思ったよな、そーいえば。その時は完全にアスカ一人がヒロインで、姫は純粋に脇役かと思ったもん。地味やし)アスカのキヤラデにせよ、 
「それまでの美少女系キャラクターを、由緒正しく継承している」ように見える・・・80年代後半からのヲタク文化・・・ 

実際アスカが動いてみると・・・思ったほど恣意的ではなく、(ぎゃるげー、てな印象はあったが)逆にどんどん「メッキが剥がれる」事によ 
り、違和感がなくなっていった。特に、崩壊期に突入してからは・・・この辺は流石に「上手い!」と思ったよな。 

しかし・・・アスカにリアリティが出れば出るほど「庵野化」が進むと言うのは・・・(汗)野火女史が感情移入するのも、この「庵野化」された 
アスカらしいが・・・ 

此処で言える事は、アスカは庵野由来の「成熟拒否的人格」と「90年代美少女戦士系ヒロイン」の外見・能力を併せ持つ 
キャラクター、って事。男の願望としての容姿、能力と、それを理想とするヲタクの人格を併せ持った・・・(汗)恐い考え 
になってきたな・・・(あうあう)野火さんが、或いはそおこ女史がなぜ、アスカにこだわるのか? 

それが、「理想の自己身体像」だからでは? 今の自分に近い悩みと、欲しかった男性的性格(そりゃ、庵野だから) 
「男に愛される」完璧な容姿・・・自分が「なりたい」と望んでいた姿・・・(ある意味、女性自身には描きにくいキヤラクター 
やろうな・・・男の理想、ってのが入る以上)只、あの扱いは頂けない、と(そりゃそうだ) 
 
 

(しかし・・・面白いのはヤヲイの人でもアスカは嫌い、レイ大好き、と言う女性、結構多いな。(わーい 喜)あるハードヤヲイ系の作家さんは 
「アスカはむかつく!」と公言しとられたような・・・汗) 

ま、ヤヲイ系の女性全てがアスカに近い訳や無いし、感情移入しやすい女性でも、庵野的な人と違って、前向き思考の、「大人な」女性も居ら 
れるしね。(あえて、庵野シンクロ型の女性に特徴的な部分があるとすれば・・・重度の「成熟拒否」的傾向かな。それ以外の女性は、同じフィールド 
でも「大人」って感じがする・・・) 

単に「ヤヲイ女性」のメンタリティ、と言うより・・・やはり「少女の皮を被った庵野」(ああっ、T.OKAさん、その他の皆さんごめんなさいいいっ) 
あくまで第二ステージ以降の話ですので(汗)たまたま一部ヤヲイ作家のメンタリティと、それが近かっただけ。(だからこそ庵野はカヲルんを生み 
出せたのか・・・) 

まぁ、庵野が追いつめられた「成長できない自分」をこの両者として表現したとして、(現実のヤヲイ女性を投影してはいけない。メンタリティがダブる 
人がいるだけで、実際の性格は大きく異なる・・・シンジの性格が現実のヲタクとオーバーラップするのとは対照的)・・・ 

はたして、この二人は「他者」なのか?EOEにおいて、何故シンジは最後にアスカに逃げ込もうとしたのか? 

その辺の改題は、また今度。


【名  前】鯖 
【タイトル】暇を持て余している、わけでもないが・・・ 
  03/21 17:05
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
いや、奇遇な話やが・・・消えてますね、例の批評のあれ(笑) 

昨日か一昨日位に。ま、分析終わったからもういっけどぉ・・・ 

それに、徐々に言う事も変わってきている(笑)相変わらず何処までがジョークで 
何処からが本音か分からんようになってますが・・・ 

まぁ、「革命騒動」とその後の批判が在ったんやから、思想から撤退すればええのに。 
御膝元たる「岸田」理論も結構解釈怪しい位なんやから・・・ 

(あのとんでもない歴史観に基づく説明の後では、全てが眉唾にみえるわな。現代に関する認識が 
岸田秀センセと正反対の事書きながら引用するんやもん・・・) 

それにまぁ、一番新しい部類では、「基本的な方向性」は怪しいとしても、事実認識は概ね、らしくなって来たな。 

後は・・・社会認識・哲学観の問題だけやね。それで蔓延させた怪しい思想の責任がとれるとは思わんけど。 

「アダム妄想」が抜けきってない・・・ 

雑感ですな。


【名  前】鯖 
【タイトル】追加。 
  03/21 07:22
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
あ、つけたし。 

「アスカ崇拝理論」そのものへの批判は此れからが本論(笑) 
今までのは本田言説の問題点、綾波批判の矛盾指摘・・・ 

本田氏の言う通り、アスカが「男性原理」の体現者だってんなら・・・ 
(だからアダムにしたがるのか・・・)崇拝そのものの、理屈はなりたつ。 
男も女もすべて西欧的な意味で「男らしくあらねばならない」ってんならね。 

それを至上の価値、とすれば、筋は通るかもしれん。 

しかし、「良い悪い」の問題ではなく、現実として「男性原理を成立させる為には 
女性原理が必要」、「近代的父権の周辺には必ず女性的なるものが在る、無ければ 
崩壊する」訳で・・・ 

だから、「究極的に全ての人間に父権的自我が必要」って事になると・・・「世界が存在できない」 

良い処方箋は中々見つからん。仕方ないから皆そこそこで妥協しとる・・・しかし、何れ限界が来る。 

本田理論の世界観は・・・「世界の終わり」、「自滅」を促進する事になるんやないのかな?必然的に。 

だから・・・庵野も原理的LASの人も「先進諸国しか知らない、第三世界を見てない」って言いたいんよな。 

全てが肉食動物になったら、食物連鎖は崩壊する・・・ 

取りあえず、ここまで。


【名  前】鯖 
【タイトル】近代、乃至は国家社会と言う概念、あるいは江戸時代以前の人間に自我はなかったのか? 
  03/21 06:27
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【メッセージ】 
MEGURUさんから面白いレスが来た。 

「近代」・・・自我。まあ、これを考えるに「近代になってから 発見されたもの」 
と言う含みと、岸田秀ばりに「唯幻論・・・近代国家、と言う入れ物を基準にしな 
ければ成立しないもの」って言う含みがあるわな。 

個体としての人間が持つ行動様式、精神の活動様式っていう上での認識と、 
社会において「こうあらねばならない」と言う規範に合わせて「設計」される自我・・・ 

「近代」科学から見れば、「自我の発見とそれに沿う発達の上にある国家社会は必然」 
ってことになるが・・・はたしてそれが「真実」なのか?ってのは近年になって疑われ始めた。 

自我の発見・・・コギト・エルゴ・スム・・・ま、学問としてそれを発見した事実は間違い無いやろう。 
洞窟のイドラ・・・我々がどうしても、判断を行う際にはそれに「囚われる」こともね。計量的認識を行う 
時には、特に役に立つ。しかし・・・発見、出発点は良い。が・・・ 

発達段階を追う・・・それについて、近代国家社会と言う前提条件を固定して、全てにそれを当てはめるのは 
如何なものか?国家システム、「国家」の概念そのものが変容を迫られている現在、それを基準とした自我 
形成だけを論じて良いのか?って意味かな。 

個体が集合して全体を造る、と同時に、全体がそれにあった個体を生み出す・・・どちらも真実。 

では、全体の性質が時により大きく異なるとしたら?パラダイム・シフトの度に「自我」は変容を 
迫られるとしたら? 

近代・・・以前にも、その社会形態・経済システムに適合した自我はあったやろ。当然ね。 

近代に「発見された」自我は、やはり「近代の中で造られた」もの。フィールドを変えた時に見えてくる 
その特異性・・・その部分はパラダイム・シフトが起これば棄却される・・・いや、あったら適応できないのやないかな? 

まぁ、初期発達段階の「半分どーぶつ」な所までは変わらんとは思うけどね。 

但し、「父権的」だの「家父長制に適合」だのの、「上部構造」(別にマルクス主義的な意味や無いよ、これは)は 
一回一回崩壊するやろなぁ。 

歴史は「直線構造」ではない・・・「西欧近代」と言う規範にも、やがて終わりが来る、し、次に来る物が・・・ 
それを土台としているとは限らない。まぁ、使える成果は利用するやろうが。 

近代的自我そのものを批判しとる訳ではないよ(笑)俺の思考の半分はそれに基づいとる訳やし。 

あそこで突ついてみたのは「矛盾の存在」。「父権・家父長制」と「女性解放」を同時に掲げる事や、「家父長制を否定・破壊しようとする 
フェミニストの発想・思考形態が極めて家父長制に則った物」ってのを言いたかった訳ですな。 

本田氏が「俺はバリバリの男性至上主義的父権主義者だ!何が悪い!」と正直に言えば、「仰せの通り」と言うしかないけどねぇ。 
欠点が存在すること自体は、しょうがない。しかし・・・自分を棚に上げて、「あいつらは家父長制に依存している性差別主義者だ!」 
ってんなら・・・「貴方は何?」って事が聞きたかった。で「俺は近代的自我に則って父権を克服したのだ」と、意味不明の言葉を吐か 
れるから・・・「それは違うと思うよ?」って言っただけ。 

で、ベトナム云々、の話ね。次の時代への模索・・・って所やろうが・・・ 

まず、本田批判の段階では俺自身「近代的自我」を基準に氏の矛盾をその範囲内で指摘した。 

で、その基準そのものに懐疑を向ける段階では・・・正直に言うと「手がかり」しかない。最も先鋭的なフェミニスト、 
或いはドゥルーズ、デリダ、ユング・・・いずれも断片でしかない。「サブカルチャー」とか「ニューサイエンス」みたいな 
怪しげなまやかしと同じではないか、って言われればそれまで。只、今は事実をもとにそれを追っかけるしか手が無い・・・ 
次のパラダイム・シフトが来るまでにねん。 

MEGURUさんの言う、マターナルなもの、ってのは、それに極めて近いかな。あにゃにゃみは「脱構築の女」ではないか? 
てのが、今の所の俺の限界(笑)神秘主義もどき?御尤も。 

これに近いことを防大研究科(軍事部門の大学院ってとこか?)を受験した時に論文にしたんやが・・・落っこちたね、見事に(大笑) 
しかし、いろいろ調べて思った正直な感想・・・「全てはリンクしている」。 

俺のは、軍事的、地政学的なもんやったけどね。 

本田批判そのものは、近代的自我の範囲内でやってまっせ。氏の用意した前提の範囲内で、既に矛盾があったのは前述のとおり。 
「外から」批判ではなく・・・内側からついたつもりなんやけどね。ま、それは御分かりの事とは思うけど・・・ 

であ。


【名  前】MEGURU 
【タイトル】「気分は?」と聞いたら同行者は言った。「むー」 
  03/20 21:28
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【メッセージ】 
フィレンツェ着。荷物が多くて困る。腕をギブスで固めた同行者も含めて。来週には帰国予定。 

>F・B氏&T・OKA氏 
「心理学の王道」みたいな入門書について。 
結論から言えばそんなものはない。諦めた方がいい。俺の手元にも100冊以上の心理学関係の本があるが、「これを一冊読めばおおよそのことを理解できる」という本はない。 
心理学関係の本は大きく分けて3通りに分類される。 
1,フロイトやユングなどの理論書。 
2,個々のテーマ(オウム事件や神戸猟奇殺人事件に  始まりファシズムなど)を心理学的に分析した本。社  会学及び人類学などの多様な観点から書かれてい  ることが多い。 
3,脳神経学や生物学的な書籍。 
この中で最も大量に出版されているのは2に分類される本だ。これらは個々の事例については詳しく分析されているが、内容が事件の範囲内に留まっているため他の事柄にフィードバックするのが難しい。 
1は訳者の問題もあるのだろうが、基本的に読んでいてもおもしろくない。3は文系人間には理解が追いつかない場合がある。 
とりあえずフロイト&ユングは必須で、これを読破した後にその中で興味を持った事柄に進むのが普通。いずれにしても2,3冊で済まされるようなことはない。趣味程度といってもフロイト&ユングの意味を理解するまでに半年くらいはかかるのではないか?字面を眺めていても意味はない。 
 

>砂漠谷氏 
しきりに「父権から導き出された近代的自我」を否定しているように見える。要約すれば「本田氏等が主張するアスカ崇拝は、父権を否定してはいるが所詮は父権的近代自我なしには成立しない論理だ」というのが氏の主張するところなのだろう。 
しかし、ここで大きな問題が発生する。氏は近代的自我を絶対的なものではなく、かなり懐疑的に見ているわけだが、「近代的自我を疑う意識は近代的自我の産物である」という点を見落としている。 
現代人はすべからく近代的自我の影響下にある。教育は近代的自我の育成を基本的な目的に掲げている。幼児、精神病者、一部の異常者以外は多少なりとも近代的自我によって物事を判断している。 
ウィトゲンシュタイン曰く「全てを疑うことはできない」。近代的自我を半否定(全否定まではいかないだろう)する氏の思考も近代的自我によって支えられている。 

俺も近代的自我に絶対的信頼を置いていない。そこで近代的自我を分解していくと俺は意識という問題にぶつかった。「人の意識はどこにあるのか?」これが最近のテーマである。卒論もこれで書こうとしたが、問題が巨大すぎるため途中で諦めた。意識を心理学・哲学・社会学・人類学・脳神経学・動物学等で意識を分解し、なんらかのキーワードを発見してもう一度組み立てようと試みたわけだが困難というより不可能に近い。 
俺はあきらめが悪いのでサル学や動物学などのフィールドワークの分野から意識の発生について読み解こうとしている。しかし「人間だけに意識がある」というキリスト教の思想があちらこちらに浸透していて根本的に意識を取り扱った文献が少ない。 
「動物に意識があるか?」という問題はさておき、人間が極端に意識が発達した生物であることだけは疑いようがない。なぜここまで意識が発達したかと言えば、2本の足で立つことにより手の自由を得たからである。手の自由は文明の発達、脳の肥大化などを引き起こした。 
しかし「なぜ人間は立ったのか?」という疑問に的確に答える学説はない。狩猟時に物を運ぶためという説が有力らしいが。今西錦司は「よく分からないけど、なんとなく立った」と語り、これが最も説得力があるように思えて訳が分からなくなった。 

話がやや逸れた。俺が聞きたいのは「近代的自我を疑う砂漠谷麗は、何を基盤にして物事を考えているのか?」ということである。氏は盛んに「アスカ崇拝論」や「ラディカル・フェミニズム」を批判しているが、前述したとおり全てを疑うことは不可能だ。疑うにはまず根拠がいる。あやふやなメモリの物差しでは物事を正確に測ることはできない。振りかざして破壊することはできても。 
この辺りを明確にしておかないと、いくら論を振り回してみても「アヤナミストの逆恨み」と断じられかねない。 

ちなみに最近の俺は動物学的なことに重きをおいている。人間が文明を発達させ、社会生活を営んできたのはたかだか1万年だが、人類はそれ以前300万年に渡って生きてきた。1/300ではなく299/300の方に目を向けてみたいと考えている。 
例えば話題が出ていた近親相姦の問題。「PERSONA」でも書いたが、動物界には基本的に近親相姦はない。動物は、劣性遺伝子を残す可能性が高い近親相姦を廃するDNAを持っている。人間がサルであった時にはあったはずのこのDNAを、文明生活がどのように取り外したかと考える方が正しいと思っている。なお、いたずらに「動物的に生きるべきだ」と考えているわけではない。 

>フランソワ 
レスさぼり病の特効薬はオー・プラスという説がある。(嘘つくな!)さっさとコンビニに走って飲むべし。


【名  前】F・B 
【タイトル】今日は終わり 
  03/20 19:23
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
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【メッセージ】 
本日最後の書き込みです。 

砂漠谷さんへ 

ご心配なさらないで下さい。もともと知ってる事しか書いてないですから。 
うろ覚えで資料がありそうなのや、興味の引いたものだけ大学の図書館で調べてるだけで 
すので。運がいいのか、今のところはまだ何も調べてません。でもなんでこんなこと知っ 
てるんだろ。いつ覚えたか記憶がないところが恐ろしいですね。 
実はただの物忘れかも(笑)。 
WEB自体がもともと大学間の研究の為に作られたネットワークですから、お互いの足り 
ないところを補完しあって行く為のものです。ですので、そういう所はどんどん利用する 
べきですね。知らない事を威張るのは馬鹿ですが、自分が知らない事を理解して知ろうと 
する努力をする人は賢いと思いますよ。 

「幼なじみ」と「女禍」ありがとうございました。「女禍」の方はどうも忘れていただけ 
みたいです。読んだら思い出しました。 

明日は父がMDデッキを買いに行くのに付いていかなくちゃならないので、レスできませ 
ん。父曰く、「専門の勉強をしているだから手伝え。」だそうです。 
電気工学科に行ってるけど、やってるのは情報工学(CG)なんだけどなー。 
まあ、知ってるからしゃあないか。でも、良く考えたらMDは電子工学だぞ。 

どたばたとやってきて、どたばたと去るF・Bでした。


【名  前】鯖 
【タイトル】父権 或いは依存の虚像 第二、五回(をい) 
  03/20 16:55
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
前述の通り・・・本来 、依存的で「誰かに構ってもらう」為に一生懸命な「心の弱い」少女・・・ 
アスカ(多分、彼女の持つ本来の魅力はこの「内面の脆さ」・・・心細くてたまらずに、意地を 
張ってみせる少女の健気さ、やと思うが・・・その本質的か弱さ、が多くの男を引き付ける) 
を、「父権的なる近代自我を指向するものの象徴」に祭り上げて、「他者(異性)との対等な 
関係」を金科玉条にした「アスカ崇拝理論」やが・・・ 

まあ、氏が自らの「シャドウ」をアヤナミストに投影する「裏返しの歪んだ綾波者(う、認めたくないが・・・)」 
であるかもしれない、と言う疑惑は置いとくとしても・・・(ゲンドウが庵野のシャドウ、ってな説もあったな。 
この場合はそれに近い物があるが。しかし、これが本当とすればEOEのラストシーンで氏が発狂したのも納得が 
行く・・・結局は「自分には受け止められない」彼女が恐いから・・・拒絶したとしても、未だ忘れ難く、終いには 
あの「彼女の代用品」としての包帯アスカ・・・自分があれのスクリーンの中におったら、そりゃトラウマになるわな。) 
少なくとも氏の「女に依存することばかり考えている」「女を神にしている」「人間扱いしていない」は全て自分の 
「アスカ神格化」や「女性的なるものへの支配欲」と言ったシャドウの投射、転嫁やな。 

鏡に映った、本田氏自身の本当の姿・・・だから、必死で「否定」せずには居られない・・・ 

(まぁ、処女崇拝的な見方をする人も居らんではないが・・・彼女の魅力の一つはその「娼婦性」やって事を忘れとるなぁ。 
時にはこの上なく危険な女、やからこそ魅力的やのに・・・) 

あう、時間が無いので、続きは時後。


【名  前】鯖 
【タイトル】レスです。 
  03/20 16:00
Mail:  
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【メッセージ】 
F・Bさん 

貴重な情報、すいません(汗)なのに、碌なお返し、お礼が出来なくって・・・ 
恐縮です。あたしの得意分野でなにかお入用のものがあれば、おっしゃって下さい。 
手を尽くして調べてみますので・・・ 

で、幼なじみ、ですか。あれは「兄妹」の場合に生物学的、でなく「道徳的」に非難される、 
と言うことであれば、「幼なじみ」も全く同じではないか?って言う疑問、のつもりだった 
んですが・・・解りにくいですね(汗)つまり「血の繋がらない兄妹」と「幼なじみ」の比較 
をした場合、「精神的・感覚的に何処が違うのか?」て言う・・・ 

それが「メンタルな意味で異常だ」と言うんであれば「幼なじみ」も殆ど一緒ではないかと。 
(家族と認識している範囲から、殆ど意識が外へ出ない、という意味を重視するなら) 
まあ、実際には・・・相手を性的に意識したら、何者であろうがその本人にとっては「女」になっ 
てしまって、それまでの意味は失われてしまうような気もするんですけどね。 
(故に、家族の結束を解体する、と言う意味でも近親相姦は危険視されてきた訳なんでしょうが) 

女禍ですね。 

道教における古代中国の伝説によれば、黄帝以前の皇帝は人間ではなく神、(恐るべきもの、と言う 
形容がなされていますが)であった、と言う事になっており、女禍はその初代皇帝にして、天地創造 
をなしたもっとも古い・・・ガイアの様な「荒ぶる地母神」、巨大な蛇の姿をした女神であったと言わ 
れています。(単性生殖的なイメージからすれば、二神交合によるギリシャや日本のそれよりもさらに 
EOEのリリスに近い・・・砂漠の一神教とは対極的な、女性神一神による創世神話ですね。うわばみだけ 
あって、物凄く恐ろしい神様な訳ですが(封神演技において蘇ダッキ(変換・検索が上手く行きません 
でした、すいません)を肘王に遣わしたのも彼女・・・不敬な行為に激怒したため、と言われています) 
創造と破壊、生命と死の両方を司る(と言うより片方だけを司るのは無理)ユングの言う「レトの娘」 
的な存在(正に綾波・・・)と言えるでしょうね。こんなもんで宜しいでしょうか。 

では。


【名  前】鯖 
【タイトル】いんたあみっしよん2(あふりか戦線編、ってそれは違う) 
  03/20 15:16
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URL:
【メッセージ】 
おー、T.OKAさん!お返事は少々お待ちを。入門書はそれこそ専門家に(笑) 
あたしも「素人の手習い」ですもん。 

すぁて・・・近代自我崇拝の終焉と、それによる父権・近代家族モデルの崩壊・・・ 
滅び行く西洋的父権と、氏の「母性神話」攻撃で思い出したのが・・・ 

冷戦構造終結と・・・ベトナム戦争。 

決定的な要因は・・・この辺りに見出せる、かな。 

絶対唯一神信仰、中心的垂直構造を維持するためには「異教徒」や「悪魔」が要る・・・ 
教化・布教が完全に行き渡ること、それは・・・言わば「熱死」(ヒートデス)状態。 

ユダヤ・キリスト教の「千年王国思想」にせよ、マルクス主義の「階級闘争史観」にせよ、 
歴史観としては「直線構造」・・・変化は常に一方方向・不可逆と言う考え方。丁度、 
熱力学第二法則・・・エントロピーの考え方と同じやね。 

同化させる・・・教育、支配する対象があるうちは、その原理は必要とされて維持される。しかし・・・ 
皆が同じになったら?関係性の上に立つ「神」はもう、存在できんのやないのか? 

冷戦構造・・・お互いを「絶対神に抗う異教徒」と定義付ける事で、内なる結束と道徳観を維持する・・・ 
これの終わりをフランシス・フクヤマは「歴史の終焉」と呼んだ訳やが・・・近代自我に依るなら、そう 
そう言えん事も無い(そうか?)・・・しかし、本当に歴史は「直線構造」か? 

常に「近代自我」は正しくて絶対なんか?そんなに「強い」んかな・・・ 

その疑問が吹き出したのが・・・ベトナムか。整合性に支えられた「男根的」自我を飲み込む、熱帯の泥、密林・・・ 
甘く見ていた、搾取・支配される筈の植民地人達、「母性的東洋・甘えの原理」に依って立つ筈の相手の恐るべき 
底力・・・方向感覚も理性も、全て狂わせる、不潔で湿気に満ちたジヤングルの混沌と狂気に、一人、又一人とやられ 
ていくGI連中・・・全てを受容する、従順な人形?女性的なる者が、本当に牙をむいた時の恐ろしさを知らんとはね・・・ 

それを思い知る事が・・・結局は「近代自我」の限界、終焉に繋がったんやないのかな・・・ 

閑話休題。


【名  前】F・B 
【タイトル】ながーいレス 
  03/20 14:26
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
URL:
【メッセージ】 
F・Bです。 

皆さんの分を引用させていただいてますが、80文字程度で改行させていただいてます。 

砂漠谷さんへ 

文字化けに関する新たな情報です。 
何とローマ数字や丸数字(数字を丸で囲ったもの)もだめだそうです。 
>ネット上ではJIS規格の文字コード以外は、機種によっては文字化けします。 
となってました。これを守らないとUNIXだけでなくMacでも見れない事があるそう 
です。出典は、ゼミ室にあったメモ用紙の裏です(笑)。 
ニフティからインターネットに流れてきた人、およびMicroSoftのメーラを使われている 
人は、ネチケットが書いてあるHP見られた方がいいですよ。特にニフからこられた方は 
インターネットではニフの常識が通じませんから。Yahooなんかで検索したらすぐでます。 

メールからの質問です 
>ガイア、イザナミ、西王母、女禍・・・ 

最初から3つ目まではわかりますが4つ目はなんですか。女の禍ですか? 
知識不足ですみません。 

近親相姦願望に関する事で、 
>この場合の「近親相姦」っていうのも「ずっと自分の側に居て育んでくれた女性」或 
>いは「物心つく前から一緒に育った女性=幼なじみ」に対して「メンタルに」欲情す 
>る・・・ってことの方が重点ですよね。 

前者はわかるんですけど、後者(幼なじみ)はどうしてなんでしょうか? 
すみませんが、解説してもらえませんか。 

メールの中からわかった事があるのでレスしておきます。 

> 極端なことを言えば・・・一卵性双生児の母親を持ついとこ同志は、遺伝的には父親 
>違いの兄弟ですが・・・ 
> それでもやっぱり、本人達は、あらゆる意味でいとこであり、兄弟ではない・・・ 
>こんな次元の問題、違います?それでもやっぱり近親婚、になるのかな? 

これには2パターンあります。1つの卵子に対して2つの精子がくっついた一般的な場 
合と、一つの卵子と一つの精子がくっついた後、なんらかの原因で受精卵が2つに分裂し 
た場合です。後者の方は少ないですが、実例はあります。 

どちらも、法律上は問題無いです。ただし遺伝子学上、および現実問題として近親婚と 
なります。 
まず、近親婚が禁止されているのは、近親同士の子供は障害を持って生まれる可能性が 
高いことが医学的、遺伝子学的に立証された事に基づくことを念頭に置いて下さい。 
これは、古代の天皇家が異母兄弟等の近親婚を認めていた為に皇族に障害を持った者がか 
なりいた事でも立証されています。 
そうすると、この場合はその双子が同性であった場合は遺伝子的に同じである確率がさ 
らに高くなるため、障害を持った子供が生まれる可能性がより高い事になります。 
諸外国ではどうか知りませんが、日本では3親等以内の婚姻は認められてませんよね。 
実は遺伝子学上ではそれでも甘いといわれており、5親等から10親等は離れていなけれ 
ばならないと言われています。なぜかというと、従兄弟同士の子供は意外にも障害を持っ 
た子供が多く生まれているからなんです。 
この問題はいつ決着がつくかわかりませんが、とりあえず現状ではこうなっています。 

T.OKAさんへ 

> そういうことなら、私は問題「大あり」人間です(笑)。 
> きっかけが、好きな娘に振り向いてもらうためだろうが、誰かに復讐するためだろ 
>うが、単なる八つ当たりであろうが、とにかく最終的に自分を高めるという行為につ 
>ながるのであれば、O.K.などと考えている大バカモンです。 
> 例えば、、何か人にはできないことが出来る原因が、「誰にもやめろといわれなか 
>ったから」 
>でも「親が口うるさくて続けてきた」ものでも、身になりさえすれば、O.K. 

前半部は、私は賛成ですね。人間はなんらかの目標があるから頑張れるんであって、主体 
性がなければ何も身につきません。 
後半部は、本当に身についたのであればOKです。 
実は他人に強制されているようですが、本人が気づいていないだけであって自ら行動を起 
こしているからなんです。本当にやりたくなかったら、絶対に身につきません。 

> そこでは、いくらTOEFLの点数が高くても日本人を含むアジア人留学生は、文系 
>科目においては、良い点数をとるためにはお荷物でしかありません。 
<中略> <ーー削りすぎか? 
> 余りの怒りに我を忘れる・・・ 
> ところで、これは、差別でしょうか? 

はい、差別の一種です。ただ、米国人学生の権利である事も認められなければならない 
のでその辺の兼ね合いが難しいです。そうならないように日本人も本当に英語が出来る様 
に努力する必要性がありますね。 
恩師の受け売りですけど、「やらないとできないは違う!」でしょう。 

>これを経験すると、ネットでちょっと悪く言われたくらいのことで「自分に絶対に譲れ 
>ないものが犯される」というのは、何か大げさな気がするわけです。相手にしなければ 
>すむ。 

思想の問題でしょう。私は工学系なのでわかりませんが、評論家、または思想家は自分の 
考えを曲げたら負けだそうです。その後どんなにいい考えを言っても世間には認められな 
い。だから、本人が間違っていると思っていても間違っていると言えないそうです。 

>○ところで、心理学的分析を繰り広げている皆さんへ 
> 私、この方面に疎いのですけど、この議論のための基礎知識として素人向けにお薦 
>めな本ってありますか。 
> なるべくなら、「心理学には王道あり。」みたいなラクチンなのがよいのですが 
>(笑)。 

はい、私も知りたいです。でもそんな本ってあるんでしょうか? 
心理学は思想ですので、ある思想を肯定すればある思想を否定してしまうものが多く、 
しかも実はどちらも真理足り得ないものとなってるものが大半です。 
私が、EOEの解釈として使ったユングの「全てを受け入れる母性」も実は現実論では 
なく、あくまでも理想論ですし。実際にそんな事が出来る人がいるかどうかも怪しいもの 
ですので。 

またまた長くなってしまいました。なんか100行超えてるし。 
しかもNGの見過ぎか。なんかレスがNGのようになってます。


【名  前】T.OKA 
【タイトル】死ぬほど忙しい日のお昼休みにすることではない気がするが・・・ 
  03/20 12:38
Mail:  
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【メッセージ】 
BLEADさんへ 

> 「生きる」と言う点で前向きな人間に惹かれると言う部分は欲しいです。ただ…アスカに好かれようとして自分を高める、っ 
>てのはちょっと嫌ですが。 
>  T.OKAさんはそういうのを指しておられないようですから、これは問題ないでしょう。 

 そういうことなら、私は問題「大あり」人間です(笑)。 
 きっかけが、好きな娘に振り向いてもらうためだろうが、誰かに復讐するためだろうが、 
単なる八つ当たりであろうが、とにかく最終的に自分を高めるという行為につながるので 
あれば、O.K.などと考えている大バカモンです。 
 例えば、、何か人にはできないことが出来る原因が、「誰にもやめろといわれなかったから」 
でも「親が口うるさくて続けてきた」ものでも、身になりさえすれば、O.K. 

 自分を鍛えた成果というのは、 
・結果的に思いがうまく通じなくても 
・復讐が遂げられなかったり、その空しさに途中で気付いても 
 ずっと後まで、残るものですからね。そして、それは形をかえて役に立ったりしますし。 

鯖さんへ 
>ただ、これだけは、ご理解いただきたい、と思うことが在ります。アメリカ等では、社会学の 
ゼミなどで「擬似的に差別を体験する」学習・研究プログラムや様々な実験が行われていますが 
そこでは「理論では理解していた、人種・民族差別を否定していた筈なのに・・・実際体験した時 
の結果は、まるで違う・・・知識としての理解と実体験の落差。 

・プログラムは体験していませんが、これで思い出したことがあります。 
 アメリカの大学院(例えばビジネススクール)では、協調性の訓練(アメリカ人は 
ほんとないよ!)のために、2〜5人の組になって1つの課題を提出するという、 
グループ・スタディという宿題の出し方があります。 
 この組を作るのが、多くの場合に学生の自主性に委ねられていますので、組分けの 
過程でクラスの人間関係が如実に現れます。 

 そこでは、いくらTOEFLの点数が高くても日本人を含むアジア人留学生は、文系 
科目においては、良い点数をとるためにはお荷物でしかありません。 
 他方、米国人のほとんどは大学院に自費できており、良い成績を上げて良いところに 
就職することを至上命題としています。 

 この状況で、米国人によるアジア系留学生の露骨な排斥が起こることがあります。 
 具体的には、大学院側としては多様性(diversity)をキーワードに、米国人と留学生の 
混成グループを望むのに、実際は、留学生だけグループと米国人だけグループができます。 
 このような場合、教授が組分けに介入して米国人だけのグループにアジア系留学生を 
一人ずつ受け入れさせようとしたりするわけですが・・・ 

「ここに俺達が高い金を払ってきているのは、英語もろくにしゃべれないアジア系留学生 
 の面倒を見るためじゃない。そんな事を俺達に強制して、教授は俺達の将来に責任を 
 とれるのか?」 

 実際に、こう反論する学生がいたりして、また、クラス中から拍手が起こったりして・・・ 
 余りの怒りに我を忘れる・・・ 

 ところで、これは、差別でしょうか? 

 とこういう経験をすることがあります。これを経験すると、ネットでちょっと悪く 
言われたくらいのことで「自分に絶対に譲れないものが犯される」というのは、 
何か大げさな気がするわけです。相手にしなければすむ。 
・・・それとも、私が飼い慣らされたのかな? 

>ここまでのおさらいと・・・ 
 これを読んで、心理学が It's Greek to me! な私にとって、やっと鯖さんの言いたい 
ことが私の中で一つに繋がった気がします。 
 詳細は、時間が出来たときにまた今度。 

○ところで、心理学的分析を繰り広げている皆さんへ 
 私、この方面に疎いのですけど、この議論のための基礎知識として素人向けに 
お薦めな本ってありますか。 
 なるべくなら、「心理学には王道あり。」みたいなラクチンなのがよいのですが(笑)。


【名  前】鯖 
【タイトル】ここまでのおさらいと・・・(誰かつっこんで 涙) 
  03/20 11:49
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
昨日の晩は大繁盛やったのに・・・(あう)夜の定期便もお休みか。 

であ、ここまでで「アスカ崇拝理論(なぜアスカを正しい、望ましい物と定義できるか?)」 
が「(実は時代に適応できなくなった、滅び行く概念である、)西欧的近代自我の確立こそ 
が人間の在るべき成長」と言う「帝国主義時代の父権神話」に依存したものである・・・って事が解った。 

「父権的二項対立(この世界には男性的・近代西洋的価値観と言う「絶対無二」の物があり、 
それに対して劣位の物である女性性・東洋的なものはそれに搾取・支配・排除・抹殺されるのが 
宿命的に正しい事である、と言う概念)と言う垂直原理(ヒエラルキー的・中央集権・男根的) 
(と言っても解りにくいので・・・例えば近代西欧、って奴はフロイトの理論にしても、全てのもの 
を上下の優位/劣位と言う発想に還元する父権支配的な物(フロイト理論そのものが家父長制の 
産物以外の何者でもない、とフェミニストは批判)であり、中心となるべき者(唯一神の思想)を 
定めることによって「周辺」「辺境」を生み出しそれが、搾取・抑圧の根本原理になる、って事) 
に依って立っている、それを指向していることがアスカの正しさであり、評価されるべき性質」、 

「シンジはこの西洋的父権を指向して二項対立的自我をアスカに学び、確立しなければならない」と 
言う風にも読めるな。そして・・・この「極めて父権的な少女」であることが、そうこ女史等「フェミ 
ニズム」的(正しく理解している訳ではない)女性方から評価を受ける理由・・・なんやろね。 

実に皮肉かつ矛盾した話(苦笑) 

まぁ、本田氏はシンジが「家父長制」的な人格を形成するのが望ましい(これこそ父権の復活!) 
と考える一方で「ファリック・男根的な少女」であるアスカに執着する、と言うアンビバレンツに 
さいなまれる訳で・・・そうこ女史は単純に「父権を奪い取ったアスカが男性的少女として女々しい 
シンジ(男全般)を支配するのが気持ち良い、(つまり口唇期から成長してもらっては困る、父権 
として子供なシンジを搾取・抑圧出来なくなるから)」ってとこかね。 

本田氏はこの矛盾を覆い隠す為に「近代自我が父権を(実は同一であるにも関わらず)駆逐する」 
と言う歴史観を捏造したんやろうな。 

父権は「中央と周辺」搾取・被搾取の関係に依って立つもの・・・男女共に「家父長」になって「男女平等」 
ってのは・・・「父権的近代自我」に依って立つ人間が「平等」を創り出すのは、本質的に不可能やのに。 
「対当」・・・彼女達が要求するもの・・・しかし、近代自我に依る以上は、そこには対立以外の物は成り立ち得ない。 
どちらかが受け入れた瞬間、そこには「搾取するものとされるもの」が誕生して・・・ 

まあ、結局そこに落ち着こう(それしかない、と考えるの事が現状肯定・・・妥協・諦め・の思想なんやがね・・・) 
って所は「電波少女」の結論辺りに見られるが・・・近代西欧的人間の陥る「無間地獄」・・・ 

本田氏の「綾波レイ」に対する屈折した感情・・・「父権的に支配したい・・・搾取し、犯したい」・・・しかし、それは 
平等、対等な男女と言う理想を否定するもの・・・だから自分の「父権を保証してくれる」彼女を「男に都合の良い 
人形」、と排斥して「俺は性差別主義者じゃない、父権になど依存してはいない!」と叫ぶ一方で、欲望を押さえ 
切れずにシンジを使って彼女を暴行、虐待してみせる・・・「ラケット事件・夏への扉で、何もしていない、友達に 
なりたかっただけの幼い彼女をシンジに殴らせる」等・・・人形愛・抵抗できない相手への激しい嗜虐心と、それを 
否定したいと言う思い・・・「父権的自我に依存するものの抱える、激しいアンビバレンツ」。 

「電波少女」で彼女を犯したのは彼の欲望、遠ざけたのは「これ以上傷付けたくない」と言う、彼の良心・・・ 

こうは考えられないか?「綾波レイに自我はない、人形だ・・・あんなものに執着する奴は異常なのだ」と「自分に 
言い聞かせて」・・・彼女を自分の中で否定し、遠ざける事で「女を搾取・陵辱したがっている自分」をなんとか 
否定したい・・・その自分の押さえ切れない欲望を「他者」に転化・投影・・・攻撃する事で「自己救済」を図ろうとする 

自己欺瞞。自らを「救う」為に、大勢の人間を巻込んだ・・・ 

彼の展開して来た激しい「アヤナミスト批判」は、「他者に自己の姿を投影した自己批判」であり、「自分の女への醜い 
欲望」を他人に転嫁して自らは「罪無き者」であると思い込もうとする・・・逃避の為の「防衛行動」。 

エンジェル・ハイロゥ氏の言葉が、思い出される・・・ひょっとすると・・・ 

彼は「アスカを愛している」のではなくて・・・「父権主義者としての綾波レイへの、歪んだ恋を自己否定 
するために、彼を救済し、その「代用品」となってくれる「アスカ様」を崇拝することが「必要」だっ 
たのではないのか? 

諦める為に「新しい恋」をする、「あれはすっぱい葡萄なんだ」と言う狐のように、自らを偽る。 
そして、我々の様に何の苦痛もなく彼女を受け入れることが出来る者に、激しく嫉妬しているのではないのか? 

だとすれば・・・彼は最も哀れな人間なのかもしれない。余りに西洋的な、父権的自我に依存した人間の喜悲劇・・・ 

いったん切ろかね・・・


【名  前】鯖 
【タイトル】父権、或いは依存の虚像 第二回 
  03/19 23:31
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【メッセージ】 
えー、インターミッションを挟みまして。 

人格形成の前提の誤謬、歴史観(近代まで)のMEGURUさんによる否定、 
根本的にフェミニズムとは相容れないはずの「父性原理」への依存・・・ 

「男女平等」「父権からの自立」どころか・・・抑圧構造そのものをそっくり 
踏襲したやり方もさる事ながら・・・(近代西洋至上主義、男性性・男根崇拝) 
(これらはあらゆる差別、抑圧、搾取の元凶たる垂直構造であると言うのが 
フェミニズム本来の主張)更に存在する誤り、矛盾。 

まあ、アスカが極めて「男根的」な男性的暴力によって立つ、搾取・抑圧者たる 
近代西欧的自我の申し子(父権の継承者)であるとして・・・ 

先の 絶対唯一神 → 王権 → 父権 ・・・神への信仰が薄れるに連れ、近代自我 
がそれらに取って代わる・・・近代自我への信仰が神・父権をさらに駆逐する、 
と言う言説。実に直線的な不可逆の流れ、と説明されとったけど・・・ 

中世以前に関しては、先の説明の通り大間違い。むしろ・・・一神教の普及・父権の 
確立はルネサンス以降・・・近代的な事柄やって事やな。そして、実質的には父権が 
より一層強化されるのは「近代自我」の発明によって・・・それに支えられたヘーゲル 
等の「国家主義」、強力な中央集権軍事国家の誕生。軍隊と、近代産業を支える為に 
発明された「家父長制」。 

一神教的道徳観の普及がその「関係性」を支える、保証することによって成り立つ 
「近代自我」、それによって生み出された近代西欧的二項対立、家父長制・・・ 
強化されて行った「父権」。正に流れが逆。 

まあ、現代において父権が揺らぎ出した、って所は本当。しかし・・・それは神への信仰 
を失い、「近代自我が崩壊し始めた、無価値な物と見なされ始めたから」。 

男女共に強固な自我を築き、結果として父権が追放された?大嘘も良い所や。 
しかもこれ、本田大先生の引用した、岸田秀が「現代思想」の丸圭か誰かとの対談で 
言うとった筈なんやけどね? 

不勉強なんか、それとも意図的なもんか・・・ 

ま、岸田先生によれば「自我とは関係性に依って立つ幻想であり、その実体は存在しない。 
強固な自我を確立する為には保証者としての絶対唯一神が不可欠であるが、神への信仰が 
失われた現代においては、急速に自我が崩壊しつつある・・・」って事かな。 

歴史的絶対性、は完全に崩壊しましたな(笑) 

そんな時代やからこそ、ラディカルフェミニズムが生まれ得る。「自我」への信仰が失われた 
からこそ、「男女平等」「性役割の崩壊」が起こりうる。そこで、「父権的自我の確立による 
男女平等」???熱があるとしか思えん発想やな。 

「アスカ様」の時代逆行性・・・抱える本質的矛盾その一は、この辺で。


【名  前】鯖 
【タイトル】続き(タイトルはどうした) 
  03/19 22:26
Mail:  
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【メッセージ】 
で、前述したとおり、本田式「アスカ崇拝理論」の根幹は、「東洋的母性の甘えの思想」(むろん、綾波レイを指すと思われる) 
と「女性を家父長制に縛り付ける母性崇拝」を脱して強固な「西欧的近代自我」を確立、「父権から独立した近代女性」による 
男女平等な社会を目指す「女性像のモデルとしてのアスカ様」って辺りか・・・ 

フェミニズムとフロイトがその支え・・・ま、庵野自身が自己解析にそれを使うた(特にEOEにはフエミの影響大)からな・・・ 

秘書そおこ女史や、一部フエミニストな皆さんが本田氏に肩入れするのも、アスカにその「希望」を見出すかららしい。 
前述の建築家女史も、ほぼ同じ論調。つまり「女を家父長制に縛り付ける「母性神話」の体現者たる綾波レイの存在は許せない、 
そんなものにこだわる男は皆性差別主義者のエゴエゴヘテロ男だ!!」てのが論旨かな? 

しかして・・・ここに重大な矛盾・二律背反が存在する。 

彼等の信奉する「母性神話を否定しうる近代自我」ってのは・・・「父権無しでは存在できない、二項対立によるファロサントリックな男性的原理」 
やって事。母性神話(レイ)を否定する為には、家父長制そのものに依存しなければならない・・・ 

支配・男性、西洋/被支配・女性、東洋の二項対立を破壊することが目的の筈が・・・ 

自分達が「父権」そのものに取り込まれる事になるとは。詳しくは・・・少し待って。


【名  前】鯖 
【タイトル】肛門期的人格と口唇サディズム 
  03/19 21:33
Mail:  
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【メッセージ】 
取りあえず、前回の続きに行く前に・・・ 

何でフロイトの幼児性欲が出て来たか(各細部についてはMEGURUさんの 
文参照)・・・御存知の如く、庵野は自己投影たるシンジを「口唇期的人格」 
(口唇期における肉親の愛情を欠く等の原因により、受動的・依存的になる 
と言うことらしい)としとる訳やが・・・先の「アスカ原理主義理論」では 
アスカはその次段階の「肛門期的人格」(又は肛門サディズム)として定義 
されとる。本田氏曰く・・・ 

「岸田秀の著作にもあるが、甘えと和の文化をもつ「母性崇拝」的な日本文化 
(ここで、若干全東洋、と言う含みあり)は口唇期的であり、自我を確立し、 
自己主張が強く、相反するパーソナリティに対する攻撃性の強い西欧文化は 
肛門期に固着した文化と言える・・・シンジの「母性」への「甘え」を基盤とする 
人格に対し、アスカのそれは肛門期のそれである」 

と記述されとるが・・・此処で問題。これは、俺がやっていいもんかどうか迷う所 
やが・・・フロイトによれば、「肛門期的人格」とは、「主我的、几帳面・質素・倹約的」 
・・・総合すると、強い自我を持ち生真面目、厳格・・・禁欲的で、自分の主義に反するものを 
徹底的に糾弾(思想的?)これが肛門サディズム。幼児期の「トイレットトレーニング」に 
おいて排便のコントロールに支障をきたした場合、青年期以降に現れるらしい。 
ある種のまにあ(をい)が主張する如く・・・排泄を極限まで我慢する事に快楽を見出す、 
肛門性欲・・・なんかもあらわれるとかなんとか(汗)その時の括約筋をコントロールする 
身体感覚がもたらす人格、なんて言う説明もあったような・・・要は「欲望を意志で押え込む 
事に快感を覚える」(他者に転化すればサディズム)タイプか。イメージとしては・・・ 
援団や体育会ノリの、硬派アニキ?(彼等と「さぶ」の相関関係が理解出来たような・・・) 

これ・・・アスカ?単に「肥大した自我」「攻撃的」意外は、全く当てはまらんような・・・ 
(野放図な浪費家、快楽主義者・・・肥大した割には極めて弱い自我・・・その裏返しの、制御 
出来ない攻撃性・・・)肛門期、と言うよりむしろ・・・ 

この辺は完全に理解しとる訳や無いが・・・「口唇サディズム」(本来は乳児が歯で乳房を 
傷付ける行為)って言う概念と、なんか関係があるかな? 

アスカ自身、極めて「依存性」は高い・・・それと、不安を打ち消す為の攻撃性・・・ 
定義は難しいが、あれは明らかにシンジの自虐的な性格と同根、それが外へ転化 
した物やろう。 

あえてアスカを「肛門期」と定義づけたかったのは、恐らく「近代西欧的自我 
を志向している」・・・自立を目指している、と言う要件と、「シンジより一段階 
進んでいる、或いは日本的母性に依存しているシンジを近代的自我で総括出来る」 
と言う言説が欲しかったんやろうが・・・ 

見事に失敗やね。結局はどちらも「口唇期」・・・極めて依存的。そもそも、岸田秀 
の言いたかったのは文化的差異の存在、って言う話で・・・それをこんな風に解釈する 
のは男性性/女性性・西洋/東洋・支配/隷属・・・って言う「近代西欧的、父権的 
二項対立」・・・フェミニズムが抹殺したがっとる「家父長制」の基本構造そのままやん・・・ 

侵略・搾取・虐殺を正当化し、全ての被抑圧者を生み出す、って言う・・・ 

「裏返しの家父長制」・・・それが「父権から独立した女」な訳か?完全にシステムに依存しとらん? 

まあ、それはこじ付けに過ぎんからいいとしても・・・ 

続きは、時後。


【名  前】鯖 
【タイトル】先ずはレス。 
  03/19 20:10
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
おおっ、一晩経ったら実に盛況。 

F・Bさん 

おおっ!態々おこし頂いて・・・ありがとう御座います。 
なんか凄くお手数お掛けしたみたいですね(汗)すみません。 
UNIX関係のアドバイス、有難う御座います。今まで少し、失礼な事 
書いてしまいましたけど・・・これからは宜しくお願いしますね。 
「書き逃げ」なんて事は全く無いです(笑)ご都合にあわせて、どんどん 
書き込まれて下さい!御願いします。 

犬輔さん 

鋭い・・・(汗)確かに確認に行ったら・・・そうだわ(ニュアンスはある) 
言葉の裏は「秘密結社」の趣旨と合わせたら、読めるけど明記はしてない。 
何が混じったんか、と思ったら・・・第三書館の「エヴァンゲリオン・スタイル」 
フェミ系女流建築家の書いた「反綾波的」評論と混同してます(汗)内容は御指摘 
どうり。すみません(平身低頭)スパーリング・添削今後も宜しく! 

エンジェル・ハイロゥさん 

いつも情報提供・御感想ありがとう御座います!今後もよしなに。 

T.OKAさん 

大変良い御質問です。それこそが彼女達の抱える最大の矛盾。 
典型的な「父権的近代自我」ですな。「ヘーゲル流哲学」に支えられた・・・ 
「国家主義」なんかと根底は全く同じ。彼女達が攻撃している筈の、ね。 

めーるしょーびー(汗)・・・何とかは犬も食わぬと申しますが・・・ 
西欧的な奥様から見ると、OKAさんのそれは、西欧流の奴、あるいは、古典的日本流 
の奴なんでしょうか・・・(汗) 

BLEADさん、MEGURUさん、ふらんそわさんへのレスは、又後で。 

であ。あなるすてーじの説明をせんと・・・


【名  前】F・B 
【タイトル】レスは明日 
  03/19 18:18
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
URL:
【メッセージ】 
何か書き逃げしてるみたいでいやなんですが、今から帰宅するので 
レスは明日になります。 
すみません。

【名  前】F・B 
【タイトル】砂漠谷さんへ 
  03/19 15:23
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
URL:
【メッセージ】 
砂漠谷さん、メール読みました。 
書き方が悪かったというか、言葉足らずだったために自分の意図したことと違うように 
取れる事を書いていたみたいです。概ね納得できましたし、同じ考えのところも結構有 
りました。 

まず、私としてはEOEの全てを肯定してるわけでもありません。 
研究者肌の性格の所為か、必要なところだけを取り出して、おかしな所は反面教師とし 
て利用してますので。 
全体像を見てみれば砂漠谷さんのいわれる通り、ユングの理論が成り立ちますし、アス 
カがシンジの鏡像として描かれていることも納得できます。 
私は砂漠谷さんと違う視点、古典心理学の上にユング理論の母性をのっけて、あれを見 
ましたのでアスカを「他者」であると解釈したわけです。つまり、古典心理学の「他者 
への依存性」に繋がってると思います。ただ、これはアスカの最後のセリフがアドリブ 
であったために生じたもので、台本通りであればこうは成らなかったでしょう。 
まとめると、まず、「全てを受け入れる母性」を一端求め、拒絶しました。その後、 
「他者」を求めながら、また拒絶しようとしたため「気持ち悪い。」となった。 
視点を変えてみれば、こういう見方もできるんですけど納得頂けましたでしょうか。 

メールから抜粋しました 
>生物学的に親族な事を知らずに恋をして、遺伝的な問題が在る、あとで気づいたら 
>ショックでしょう。 

これなんですが、記憶違いでなければ、確かスペインで1回だけ同じ事が起こった事が 
ある記憶があります。 
その兄妹は結婚直前の検査のときに発覚したため、その時は子供を作らないという条 
件付きで特例が認められたと思います。違ってたらすみません。 

メールで書いた通り、砂漠谷さんが考えられていることは賛成です。 
メールで書きたかった事は、OgimuraさんやT.OKAさんが下で書いておられるように、 
「砂漠谷さんの行動は本田さんの行動の轍を踏みはじめているんじゃないか。」という 
ことと、「砂漠谷さんはジョークのつもりでも、WEBは閉鎖社会ではないので、そ 
とらない人もいますから、軽はずみな言動は止められた方がいいですよ。」という2点 
だったんです。おせっかいのように感じられたと思いますが、NGでこういう感じの泥 
試合をよく見ますので、ちょっと首を突っ込みました。 

とりあえず今は、頑張ってくださいとしか言いようがないです。


【名  前】F・B 
【タイトル】はじめまして 
  03/19 13:31
Mail: fb@calcio.club.or.jp 
URL:
【メッセージ】 
はじめまして、F・Bです。 

メーラをいくつか換えてみて、何とかやっとメールが読めました。何度もメールを出して 
いただくなど、鯖さんには大変お手数をおかけしました。文字化けの件ですが、使われて 
いるOSがWIN95かNTなら、文字化けを起こす可能性がある文字をチェックするソ 
フトがフリーであったと思います。取り合えずできる事といえば、半角カナとFEP(I 
ME)を使わないと使えない半角記号の使用をしない事です。 
大学や企業の開発部門で使われているスパコンやグラフィックワークステーションは、O 
SがUNIX OSです。もしかすると、将来同じ事が起こる可能性があるかもしれない 
ので、入れられた方がいいと思いますよ。知らないだけかもしれませんが、さすがにOS 
がWIN95やNTのスパコンはありませんよね。 

掲示板の方に書き込んで欲しいということに関しては、OKです。失礼な事を書いたと言 
われましたが、こちらも同じ事をしたようなのでぜんぜん気にしてません。さすがに、こ 
ちらが謝罪したのに、謝罪の一言もなければ「何様じゃー」になりますけど。 

心理学は高校からの趣味で専門は工学なので間違った事を言うかもしれませんけど、その 
時は遠慮無く叩いて下さい。研究者肌の性格ですので、何故叩かれたかを考えてそれを次 
に活かそうとしますから。ただ、MEGURUさん達ほど知識はないですので議論に突っ込んで 
いくのではなくて、「ここはおかしいんじゃないか」って感じか、下で書いてるように補 
足みたいな形が主になります。 

>砂漠谷さん 
>ただ、これだけは、ご理解いただきたい、と思うことが在ります。アメリカ等では、社会学の 
>ゼミなどで「擬似的に差別を体験する」学習・研究プログラムや様々な実験が行われていますが 
>そこでは「理論では理解していた、人種・民族差別を否定していた筈なのに・・・実際体験した時 
>の結果は、まるで違う・・・知識としての理解と実体験の落差。 

これ知ってます。中学だったか、高校だったか忘れましたけど実際、留学中にこのプログ 
ラムを受けてきた先生がいた記憶がありますから。私自身は話を聞いただけですけど、す 
ごくいい経験になりました。とりあえず、言われてた事で今でも印象に残ってる言葉は、 
「人生観変わるよ。」ですかね。 

初めてなのに、だらだら書いちゃってすみません。 
メールの件は今から読んでみてどうしても納得出来ない所をカキコします。


【名  前】エンジェル・ハイロゥ 
【タイトル】本田氏2 
  03/19 12:26
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
こんにちは、ついでだから、私が本田氏について思ったことを全部書きます。 
基本的に本田さんって頭が良い人だと思います。知識もそれなりにそろっているし、論理構成力もちょっとした物です。(だからこそ、氏の語る理屈をコロリと信じこんでしまう人がいる)アヤナミスト批判にしても一理はあると思います、一理は。(二理以上はないかも知れん) 
ただね、あの人、言ってる事とやってる事が違い過ぎます。しかも確信犯でやっている節があります。極論すれば、あの人のアヤナミスト批判も庵野批判も全てポーズで、自身の言説に反発して怒るアヤナミファンと、矛盾した言動に、そうだそうだ、と賛同するアスカファンの両方を心の中であざわらっているような気がしてならないんです。本当はアスカファンですらなくて、ただ、レイファンが多かったから、アスカファンのフリをしてアヤナミスト批判をやってみせただけ・・・、みたいな。 
杞憂だと思うんですけど、な〜んかそういう疑念が拭えない。

【名  前】BLEAD 
【タイトル】追記と言うかなんていうか… 
  03/19 11:06
Mail: blead@fat.coara.or.jp 
URL: http://www.coara.or.jp/~blead/
【メッセージ】 
 下のの補足です。 
 砂漠谷さんに「頑張ってください」と書いたが…「お互い頑張りましょう」 
 これが正直な気持ち。

【名  前】BLEAD 
【タイトル】強い奴が弱い奴を守る、これだけは神様だって変えられない……でも…… 
  03/19 11:01
Mail: blead@fat.coara.or.jp 
URL: http://www.coara.or.jp/~blead/
【メッセージ】 
 なんだか最近書き込み速度が減少…… 
 実は今実家に帰って就職活動中だったりします。今日も午後から合同説明会に出掛けてきます。 
 やりたいことだけを仕事にするわけにはいけませんが、出来る限り自分のやりたい仕事に合う職場を探していければいいかな? そう考える。 
 

T.OKAさん 
> 余りにも濃い! しかも、反LAS、反本田氏一色の感じ。 

 ぐっ! ……確かに今話題とされている事はそうかも… 
 他の話題も降っていただけたらよいかと思います。 
 って、既に砂漠谷さんとMEGURUさんが別の話題も初めておられる…。 

> ちなみに、「アスカ様至上主義」においては、アスカ様が軟弱イカシンジを好きになるには、 
前提として努力して自分を高めている前向きなシンジの必要があるので、LASは必然ではない。 

 これ、良いですね。 
 「生きる」と言う点で前向きな人間に惹かれると言う部分は欲しいです。ただ…アスカに好かれようとして自分を高める、ってのはちょっと嫌ですが。 
 T.OKAさんはそういうのを指しておられないようですから、これは問題ないでしょう。 

> 短編・中編ならともかく、長編となると書いている途中で作者自身の考え方も変わるし、 
キャラも勝手に動き出すし、そんなものではないですか? 
 むしろ、読者に作品を売るわけではない素人作家にとって、創作活動は自分の考え方を 
表現する場であるとすれば、自分の変化につれて主題も変わっていくのが、総監督も言って 
いた「いわゆるライブ感覚」な話のような気がしますが・・・ 

 おっしゃる事は確かにそうです、長くなるとその時々の考え方が書いている作品の方向性を変えていくと思います。 
 本田さんのあれの変わっていった理由、というのはあとがき等で公言なさってるんですが…「本編に準じる」と…つまり「シト新生」「EoE」を見て、その結末に話の結末を変える、そうおっしゃってました。 
 つまり「自分の心情の変化」ではなく「庵野総監督の導き出した結論」に応じて電波少女という作品は変わっていった、ということです。 
 これは、非常に残念だと思います。 
 「本田さん自身の作品」が「庵野総監督に刃向かうため」の作品に変質した、俺はそう感じました。 

> あってもいいと思います。単に、アスカとシンジが最終的に結ばれる小説の意味で。 
 分類のための言葉はあると便利です。 

 う〜ん、そうですね…例えば…… 
 1.アスカとシンジが最終的に結ばれた。 → これはLASだろう。 
 2.これはLASだから → アスカとシンジが結ばれる。 
 「1」の意味と「2」の意味の二つがあります。 
 「1」は作者さんなりのエヴァを書いて、最後にシンジとアスカが互いに認めあった結果、結ばれたラストを書いて読者などから「LASでしょう」と言われるパターン。 
 「2」は作者さんが初めにこう公言してしまって、恋愛物的には結末を言い切ってしまったという形。 
 LASという定義が無かった頃は、みなさんアスカファンを公言した上で「1」を書いておられました。アスカファンということで、別にシンジに限らず他の結末を迎えるアスカも多数居たと思います。 
 「2」が増えてきてから、なんだか第一話のあとがきで「LASです」と一言かかれただけで結末を言われたような気にもなってしまって……確かに過程を楽しめるかもしれませんが、オチの判ってるギャグって笑えてもどこか冷めてしまうでしょ? だから無い方がいいのでは? と思いました。 
 もしLASと言う名の定義があり続けた為「2」の物が増えて、その結果なんだか読める物が減ってしまった。そう感じました。 

> でも、最終的にどう分類されようとその「作品」がいいか悪いかは分類とは余り関係なく 
決まると思います。 
 つまり、分類は単なる便宜上のもので、作品の価値とは無関係であることを忘れなければ 
問題ないような気がします。 

 LASという定義をあとで付けられたとしても、それでも面白い作品は確かにあります。 
 俺にとって一番身近な例はKAZUさん。あの人の小説はエヴァの話を書く過程でアスカとシンジが結ばれる話、ご本人がそうおっしゃってますので。 
 作者自らがそれを名乗らなければ「ひょっとしたら他の結末になることも」という期待がありますから。 
 その過程を楽しむのには、結末を知らない必要がある。 

> 私が一番分からないのは、LAS人とか本田氏の発言に何故そんなに過激に反対する必要 
があるのか? です。 

> ケ・ダ・モ・ノでも思ったのですが、何故、そこで熱くなれるのでしょうか? 
 うーん。不思議。 

 やっぱり自分の譲れない部分がある、っていうのは大きいと思います。 
 こういうのも作品を作る原動力にもなりますんで。 

秋月さんへ 
>作品大変楽しませて読ませていただいています。感想書かなくて申し訳ありません。 

 ありがとうございます。 
 読んでいただいてることが判るだけでも実は結構うれしいです。 

>これってでもある意味では凄くエヴァらしい、ってことでもあると思います。エヴァンゲリオンという作品自体がそういう感じが強いと思えるんですよね。 

 「ライブ感覚」ですか。 
 そう言う感じは確かにしますよね。これに関してはT.OKAさんへのレスでも書いていますのであわせてどうぞ。 

>彼の意見にアスカは西洋的な父権からの独立、みたいな意見ありましたよね。まだ研究中ですから間違っていたらどんどん追求してください。でも、西洋的な父権って神からの承認のような形で成り立っているように思えるのですが、ここでアスカを神格化することは父権社会の肯定と受け取れるのですが、どうなのでしょうか? 

 俺もよくはわかりませんが、女性を神格に置くということで、父権に対するすり替えとも見えます。 
 母系社会…じゃないか…女性による支配? だれかご意見お願いします。 
 

砂漠谷さん 

 凄いな…俺のなんかよりずっと深いですね。 
 ただ…「思想批判」をする以上「人格批判」に見えてしまうのは仕方ないと思います。 
 web上に書かれている本田さんの考えを批判している以上、そういった性質の部分はどうやっても出てしまいます。 
 でも、それでも良いと思います。 
 他人の意見を聞いてみて、譲れない部分は徹底して論議してみて互いの間違っている部分や自分の知らない側面を知ることは必要です。例え物別れに終わっても得ることは多いでしょう、でもそれを全くせずに放置して置くよりはずっといいです。 
 だから、頑張ってください。 

>考察、検証の参考になるかどうかはわかりませんが・・・ 
フェミニズム・父権分析に関しては、一度拙文・・・此処の「WILD DOG」特別先行編、と 
MACOUPLE PANDEMONIUM(此処のリンクに乗ってます)に投稿した「意見書」、FISH BLUE名義 
の「或る綾波に惚れた狼の檄文」(我ながら恥ずいねーみんぐ・・・涙)に、一度眼を通して頂けれ 
ば、何かの参考になるかもしれません。宜しくお願いします。 

 「WILD DOG」の方は読ませていただきました。 
 男性論女性論本編中の中の戦争を直視しようとしない日本人。強者の理論偽善自己欺瞞、人はこんなにもしぶとくあっけなく死んでいく… 
 言葉並べただけなんですが、ちょっとした感想です(全然感想になってないけど) 
 次は…「或る綾波に〜」を読んでみようと思います。 

>えすえむぅ(なにを喜んでいる?この男は) 

 この辺詳しく無いのですが、質問です。 
 「Sな人間にはMの素質がある」という言葉を聞いたことがあります。 
 相手の痛み苦しむ様を見て、それが自分に降りかかる事を夢想して楽しむ部分があるからだと思うのですが……う〜ん、流石に経験が無いから判らない。 
 誰か詳しい方のお答えを望みます。 
 

MEGURUさん 

 「PERSONA」よくこの題名は目にするのですが、実際にどんな話かは実はしりませんでした。 
 で、昨夜少し時間ががあったので第一話を読んでみまして……今更「Project E」の作者さんだと気付いたという……なんだか俺って間抜け。 
 あまり読まなくなっていためぞんのなかで「Project E」は毎回楽しみに読ませていただきました。めぞん内で氾濫し始めた大量の小説の中で凄く光る物を感じましたから。 
 大量の作者の居る状況の中で、段々と作者の名前を覚えず作品だけをただ「目を通す」程度になってしまっていた事に最近気付いた。ほとんど「あそこのページの小説」という分類で「誰の書いた小説」というふうな分け方をしなくなっていた。 
 「PERSONA」、読ませて戴きます。


【名  前】フランソワ 
【タイトル】そうやわいは手抜っかーや。 
  03/19 04:41
Mail: kohei@ta2.so-net.ne.jp 
URL: http://come.to/frankena
【メッセージ】 
>最近仮面をとったT.OKA様 

>ところで、クッキーかなんかで名前とメールアド残らないようにする方法ない? 
 あっちみたいに。でないとめんどくさい。 

分かりませんわ。ここはレンタル(しかもタダ)の掲示板なので、多分難しい…今設定等を(上のね)見ましたが、「クッキー可」みたいな設定もありませんでしたし。 
こういうのって、リンクの設定で何か…無理か。 
という訳で諦めて下さる?(^^;


【名  前】MEGURU 
【タイトル】綾波レイと天皇制 
  03/19 04:10
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
今日はすることもないのでネットに浸かり気味。まあ一日くらいいいだろう。広い邸宅で存在しているのは俺1人だし。 

砂漠谷氏から要請が来た。肛門期?つまりフロイトによる幼児期精神発達5段階を説明しろということか?説明はいいが、前後のつながりからそれがどうして”アスカ崇拝理論”につながるのかさっぱり分からない。前々から指摘しているように、氏の言説は氏の中では理論的展開が整然としているのだが、いざ書いてみると説明不足ですっ飛ばしてしまう傾向がある。 

まあそれはさておきフロイトによる5段階について。断って置くが、手元に注釈書がないため記憶から引っぱり出している。ネット検索で調べてみようとも思ったが面倒だ。見落としがあるかもしれない。 

1,口腔期(生まれてから一歳半くらいまで) 
母親の乳を吸っている時期。この時期に母親との接触不足などの問題が起こると口腔的性格になると言われる。喫煙や飲酒などの口腔行為が目立つ。 

2肛門期(一歳半から三、四歳) 
自分で排便かできるようになる時期。排便を制御できないなどの問題が起こると成人期の強迫神経症の源になるとされる。 

3男根期(三,四歳から五,六歳) 
自分の性器に興味を持ち、男女の区別に目覚める時期。男子は母親への独占欲と父親への反発、つまりエディプスコンプレックスを持つ。女子は父親への愛情と男根を与えてくれてくれなかった母親への憎悪を抱く。エレクトラコンプレックスという。 
(余談になるが、庵野氏作品”ふしぎの海のナディア”でエレクトラっていう女性キャラいなかったっけ?良く見てないから詳しいことと隠された意味は知らない) 

4潜伏期(思春期までの時期) 

5性器期 

一般に幼児期には性欲は存在しないとされる。しかしフロイトは幼児期にも性欲は存在すると主張し、口腔性欲、肛門性欲、男根性欲と順次発達しエディプス&エレクトラコンプレックスに抑圧される潜伏期で幼児性欲(砂漠谷氏は小児性欲としているが、幼児性欲のことだろう。英語名は確かinfantile sexuality)は表層から消えるとする。しかしこれらの時期の外傷体験を重視し、青年期以降に影響が出るとしている。 

これがどうつながるのだろうか? 
 

>砂漠谷氏 
 キリスト教史の引用で気になったことがある。氏の主張ではないが、誤りがあるので以下に論述しておく。 

 >ユダヤ・キリスト教的一神教を原理とする西欧では 「父と子と聖霊の御名において」って訳で父権が強か った、、中世以前は法王を頂点とする教会が神の権  力を代行し、それが権限を与える形で皇帝、諸侯が存 在し、末端の家庭にまでその父権的権力によって支 配されていた・・・結婚制度等もすべて「父なる神」の承 認という形で各個人の思考・感情は全て神に還元され ていた 

どこから拾い上げてきたかは知らないが、大方誤りである。 
まず「父と子と精霊の御名において」という部分。三位一体論が唱えられた当時は唯一神による父権の確立なんてものはなかった。原始キリスト教においては「神、マリア、キリスト」が原型であり、イスラム教の聖典「コーラン」もだいぶ後になるまでこのことを取り違えている。精霊に関してもヘブライ語の女性名詞ruahではなく、ギリシア語の中世名詞pneumaが使われるようになったのはニケーア公会議(325年)以後である。 
どうしてマリアのイメージを払拭し、父権を強調するようなものが採択されたかというと、当時は正統派キリスト教(唯一無二の男性絶対神をあがめる宗派)が全盛ではなく、他の様々な宗派やマリア信仰などが盛んだったからである。正統派キリスト教は男性絶対神を頂点としたヒエラルキーを形成しようとしていたので、権力者はこれが最も都合の良いキリスト教だった。だが厳格なイメージ強い男性絶対神より、包容的なマリアの方が民衆受けがよかった。例えばエフェソス公会議(431年だと思う)で暗にマリア崇拝が認められると民衆は盛んにマリア崇拝を行った。キリスト教以前の女神信仰の流れも残っていた。 

>中世以前は・・・中略・・末端過程まで父権に支配されていた。 
これも誤り。末端過程に正統派キリスト教(繰り返すが、父権的男性絶対神をあがめる宗派)が浸透するのは活版印刷が実用化され、ルターが聖書をドイツ語訳し、宗教改革が起こったの一六世紀以後。それまではラテン語による聖書しか無く、民衆は男性絶対神など本気で信じてはいなかった。それ以前には神は様々な姿を持っていると思われていた。聖人崇拝やマリア崇拝も盛んだった。信仰は唯一神のみに向けられていたわけではない。教会は布教のために様々な手を打っているが、裏を返せばこれは民衆が男性絶対神を信じていない表れとも言える。 

>各人の思考・感情は全て神に還元 
これも前述した一六世紀以後のことである。例えば一二世紀のスコラ哲学者アベラールなどは人間には自由意志があると訴え、権威をふりかざす教会を批判した。 
これはルターの教会改革などとは根本的に違う。プロテスタントもカソリックも手法が違うだけで男性絶対神を信仰する正統派キリスト教である。 

これまでの流れとは余り関係なく思ったのだが、天皇制と綾波レイはマターナル(母性的)な要素を持つという点で共通項があると思う。 
レイを母性としてだけ見るなという声(主に砂漠谷氏?)もあるだろうが、そういうイメージの方が強い。天皇制は父権の権化のように考えられているが、実はマターナルな物ではないだろうか? 
国家=家族形態を日本で考えた場合、父親は実権者である幕府や政府、軍部であって、天皇制が母親に相当するような気がしてならない。父権的中心存在が全体を見張り、禁止の言葉を持って管理するとするとこれは政府であり天皇ではない。天皇が実権を握っていたのは後醍醐天皇が最後であろう。 
まだきちんと論証できる段階ではないがそう思った。 

ちなみに現代は多元的に拡散した主義・論理・メディアがマターナルなフィールドを形成している時代ではないだろうか?これもまだ論証できる段階ではないが。


【名  前】T.OKA 
【タイトル】せめて朝日の昇る前に! 
  03/19 03:44
Mail:  
URL:
【メッセージ】 
もうすぐ帰るT.OKAです。 

MEGURUさんへ 
>「外国では」を連発する人間に対する言説、それは正しいことだと思う。俺が氏が「外国では」の 
>主張しても良いと定義される人間には居るかは疑問だ。(改行失礼) 
 「男」であるというだけで、失格(笑)。 

>それより中国に戦争の資料を探しに行った時の方が怖かった。日本人は自分1人という状況で宣戦 
>争論議をするのは骨が折れるどころの騒ぎではない。下手したら殺されるかと思った。(改行失礼) 
 中国は知りませんが、NYでの話。 
 まだ、明るい夏の夕方8時頃、パークアベニューの40番ぐらいのシティバンクの 
前(銀座のど真ん中みたいなもん)に車を止めて、金をおろそうとしていたときでした。 
 突然、私の車のセフトアラームが鳴り出したので振り返ると二人組の黒人大男が 
ゆうゆうと私の車のトランクを漁っていました。行き交う人は知らないフリ。 
 私も怖くて出ていけず・・・、金も持っているし。 
 何も取られませんでしたが、見事に丸くくりぬかれたトランクのロックを修理する 
のに100ドル取られました。あぁ、2000ドル(当時20万円)の車の5%! 
 泣くしかないですね。 

ふらんそわさんへ 
・・・手抜き! 
 ところで、クッキーかなんかで名前とメールアド残らないようにする方法ない? 
 あっちみたいに。でないとめんどくさい。 

鯖さんへ 
>「近代的自我」こそ、「家父長制最大の発明」やって事を・・・ 
 では、フェミニズムって「現代的自我」なのかな? この辺知りたい。 
 ちなみに妻は、私のことをメールショーヴィーの権化などと言うことがあります。 

 疲れているのでこれまで。 

 


【名  前】関犬輔 
【タイトル】鯖氏に質問 
  03/19 03:38
Mail: tc7i6004@umi.ne.jp 
URL:
【メッセージ】 

 日アス洗脳キャンプは私も読みましたし、さっきもう一度読んできたばかりです。 
 しかし、そこでの本田氏の主張は大体鯖さんが指摘されたことと同一でしたが、 
>父権からの「自立を志向する」アスカは正に来るべき女性像である 
 と言った内容の論旨は見受けられませんでした。 
 確かに本田氏はミサトやアスカを”西洋的な自我を確立しようとあがいた男女” 
と評してはいますが(”西洋的自我”と”近代的自我”は同一と見て良いでしょう) 
 この評論で本田氏が主張していることはアスカの積極的な肯定ではなく 
(評論の最後に自分を「西洋的なパーソナリティの持ち主」と評する辺り自分が 
アスカ寄りであることを匂わせてはいますが)あくまでもアスカとレイを中心とした 
キャラ考察にとどまっており、その内容は日アスを見てもらうとして(不親切?) 
少なくともこの文章には「アスカは正に来るべき女性像である」と言う言説や賛美は 
存在しません。(深読みすればそれらしい含みの一つや二つは出てくるのですが) 
 そこで鯖さんに聞きたいのですが鯖さんの挙げた「アスカ原理主義的歴史観」 
の紹介には(この出典が”日アス洗脳キャンプ”のみと仮定した場合)原文に 
照らして飛躍が見られるのですが、その根拠は一体なんでしょう? 
 本田氏の書かれた他の文章から引っ張ってきた、と仰られるなら 
その出典をお教え願います(聞く必要もないほど多いかも知れないが)。 
 また、”洗脳キャンプ”内の文章からそういった内容を汲み取ったのなら 
その理由を教えていただけませんか? 
 私見ですが、このままでは鯖さんねじ曲げた事実を広めている様に見えます。 

 鯖さんの主張に開いた論理的な穴がどうにも気になってしまい、 
これを書きました。 
 どうか、いらぬお節介などと言われぬように。 
 個人的には鯖さんを大いに応援しておりますが、議論が尽くされないまま 
未熟な論理で決戦に挑もうとして虚しく返り討ちに会うのは鯖さんの本懐では 
ありますまい。 
 私も本田氏の文章は読んだ経験がありますので(エヴァ小説にはまった当時 
日アスのコンテンツをミミズのようにほじくり返していました)これからも鯖さんの 
文章に矛盾・誤謬などを見つけたら遠慮なく指摘させて頂きます。 
 まあ、仮想敵かスパーリングパートナーの一種と思って下さい(頼りないですが)。 
 それでは、返答お待ちしています。


【名  前】フランソワ 
【タイトル】一言 
  03/19 02:57
Mail: kohei@ta2.so-net.ne.jp 
URL: http://come.to/frankena
【メッセージ】 
>MEGURU様 
>1行レスは止めろ 

やなこったい。