ま、単に「不愉快」だと感じたと言うだけの話ですな。

「貧困」がテロの原因＝デマ･･･確かに直接の因果関係とは言えない。が･･･

「テロの原因となる状態がある場所には貧困ははびこりやすい」。なぜなら
根本的原因は同一のものだからだ。つまり･･･「テロリズムと貧困は同じ原因から
発生する兄弟」だから。

ならその原因は何か？簡単な事。「歪み」･･･システムの不均衡や動脈硬化がもたらす
「弱者・マイノリティへの抑圧」。

打開する、異議を唱える手段は既に暴力しかない人間は世界中に溢れているからだ。

だから彼等はもてるものから奪い、立ちふさがるものを殺す事によってのみ自らの権利を
主張出来る。それはある意味「当然の権利」でもあるとあたしは思う。

お前らは不運なのだから「黙って殺されろ」、と言う奴は予の中に結構居るやろうがね･･･

イスラム原理主義、シオニズム、カトリック（というより根本はケルト民族主義？）民族主義者
にせよ共産主義にせよ、彼等は「不均衡を正す」と言う思想に引かれて「約束の地」の幻想を見る。
そうでもしなければ「やっていられない」から。

生まれながらにして恵まれる奴は恵まれている。才能がある奴や裕福な奴は成功し、雇用を生み出す、
なんて言うが･･･連中の気まぐれ、伊達や酔狂の恩恵にたまたま預かる奴などたかが知れている。
大半の人間は「良く分からない理由」で抑圧を受け誇りを土足でマジョリティに踏みにじられる。

「自分を守れるものは自分しかない」当たり前の話だ。相手が金と暴力と制度を手にしているのなら、
方法は結局二つに一つ。「彼等の家畜として御情けにすがる」か「闘って奪い取る」か。

追いつめられた人間に選択肢はのこっちゃいない。まぁ、暴力は最も安易な手段である割に「使いこなすには」
職人的な技量・素質が必要になるため（質の悪い暴力は自滅しかもたらさない）「切り札」として隠し持つのが
常道やが。

「テロの指導者は富裕階級でなければ資金が続かない」

無論･･･スポンサーは要る。時に彼等富裕階級のプライドを刺激し、
時に美味い話をちらつかせて金を出させるのも重要。貧富はともかく
テロ指導者には高い水準の教育を受けた人間が多いのもまた必然。

平等を求める共産主義者やイスラム原理主義者が金持ちの御捻りで闘うのは
本末転倒？･･･毛沢東曰く、「敵に食む。」ベトナムは上手い具合にソビエトに
たかってアメリカを追い出した、と言う見方も出来ると言う事。「紐付き援助」は
有効に使え･･･戦争にせよ、ビジネスや芸術にせよ基本ですわな。

金持ちは搾取する。しかし、たかりがいもあると言う事。如何に金を出させるかが
ゲリラ戦指導者の腕の見せ所でもある訳だ。指導者自身が金持ちである必要は全く無いが。

それに･･･富裕階級出身の革命家は所詮欲得ずくでやっている、と言うのも誤解。
レーニンの盟友、後のＫＧＢの生みの親たるジェルジンスキーはポーランド貴族だが
実は「私心を捨てた義に厚い男」だったらしい。

まぁ、何れにせよ「あたらしいシステム」が出来てまた歪みが再生産されるだけの話では
あるが。それでも彼等は「銃を取る」。

他に「被抑圧者の存在証明」の手段が存在しないからだ。
（それはヤクザも本質的に同じ。）

人事、と高みの見物を決め込む人間には「理解できても」「解かり」はすまい。

無論誉められた事では無いが･･･彼ら以上に「マジョリティの態度」は不愉快なものだしね･･･

それから･･･金持ちや天才は保護されなければならない、と言う考え方があったが･･･それをして
「指導的立場」に立つのならばそのシステムにぶら下る多くの人間に対する「義務」を果たすのが
筋だろう。それができない様なら「数を持って全て毟り取る」のがやはり正解と言える。
「役に立たない特権階級」なら必要ない。その意味で某「ハッサン・サバー」は彼の義務を
それなりに果たしている。だから人望も作られる。

高みに立つ人間は「背負わなければならないもの」の重みが理解できなければ「その権利は剥奪される」
と言う事だ。

なんか･･･オチがないぞ･･･（汗）

のりさん
>今回から「BLEAD」と書いて「HIROSHI氏の愛妻」と読むことにする。

　な、なして？

あむ。

少々過ぎたかもしれませんな。が･･･概ね間違ってはいないが、
そのスタンスは不愉快、って事も在る。まぁ普通は「殴れば済む」
程度の話ですけどね･･･後が厄介やが。

隣町で火事があるのでたまたま見に行く、右往左往する家人のうろたえぶり
が余りに滑稽なので笑ってしまう･･･そしたら、その家人の近所の男に
殴られた･･･「おかしかった」のは事実やし自然な感情かもしれん。しかし、
それが不愉快なので原因を攻撃する事でストレスを解消しようとしたその男の
行動も自然、そう思いません？程度の問題か。

淵野さん

責任は「取るもの」ではなく「果たすもの」ではないかとあたしは思います（笑）

「責任をとって止める」とか言う行為は実質的には被害を被った側の腹いせと
本人の、まぁ言い方は悪いけど「自己満足・逃避」、第三者に対して「同様の失敗を
犯した場合の恐ろしさを知らしめる教育効果」くらいが関の山･･･それは本当は「取った
事にはならない」訳ですな。

覆水盆に帰らず。起きてしまってからでは遅いんです。結局は。

「責任取れば良いんだろ？」と言う人は初めから責任だの義務だのと言う概念を理解して
居ないという事かな。だから「それが起きないように事前にあらゆる手を尽す」と言う事
なんでしょうね。それでもだめな時も在るけど。

「妹さんが出発してから無事にうちに着くまで」がこの場合淵野さんの「責任の範囲」であり
それを無事にクリアする事だけを考えておられればＯＫですな（笑）

起きてしまったら･･･「次善の策を考え、対処して被害を最小限に食い止める」事。それも「責任」ですね。

その時出来る事をするしかないんですな、結局は･･･

って参考になりませんね、こんなのは（汗）

はむ。

　ども、淵野明です……石田彰さんの名前を書いていたら、「淵野彰」に
なっていた（笑）

＜努力の話＞
　努力は評価されません。
　例え学生でも、身を持って知ってるはずだ（笑）。

（あー、怒らないで〜。ちゃんとフォローしてるからぁ！ちなみに私も
　学生（高校生）です）

　某魔術士が「死後の世界なんてあってもよさそうなものだが、ないのだか
ら仕方ない」と言っていたのと同様、「努力は評価されてもよさそうなもん
だが、評価されないのだから仕方がない」っすねえ……。
　ただ、努力が結果に結びつかなくとも、それは自分の肥やしになります。
結果に結びつかなくて辛い思いをしても、そこで腐りさえしなければ、後々
きっと役に立つはずです。

　結果を出すには、「どういう努力をするか」をまず考えて、それから努力
するのが一番いいんでしょうが……そんなに上手く努力出来るかというと、
なかなか難しいですね。（要領がいいというか、これが出来る人は本当に賢い人だと思う）
　結果が出なくて評価されないのはホンマに辛いことですし、回りからアホ
呼ばわりされるかもしれませんが……。

　のりさんのおっしゃっていることの反復になっちゃいましたね(^_^;)
 

＜大人になるということ…（いきなり関係のない話題でごめんなさい）＞
　大人になることって言えば、ミサトさんがそんなことを言ってましたね
（第参話参照）

　ゲド戦記っていう小説、御存知ですか？
　アーシュラ・Ｋ・ルグゥイン原作のファンタジー小説で、全４巻完結。
自分自身の負の感情が実態化した「影」と戦うことで、自分自身に向き合い
色々考える話なのですが……
　あれを読んだのは小６の時。凄く文章が上手で、高３になった今でも
時折図書館で手に取って読んだりします。色々考えさせられた本です。
　それはさておき。

　ここの掲示板って、カウンセラーの方といい自衛隊（そう言えば、うちの
空手の先生は予備隊だっけ…）の方といい、凄く色々な人が集まってますね。
それぞれ経験したことが違うだけに、言っていることに物凄い説得力があるなあ
と感じています。
　ああ、私も早く一人前の大人にならなければ……ここに来ると、何時も
そう思います。自分で自分のことぐらい面倒が見られる「自立した大人」に
（……自立してない人は大人じゃないですな（笑））。

　先日、妹がかねてから「連れていって〜」と騒いでいた、大阪でやっている
同人誌即売会に行って参りました。や、こういうイベントはこれで２度目なの
ですが、妹を連れていったのは初めてです。
　で、私がもちろん『責任』を持って彼女の身の安全を守らねばならないの
ですが……そこでふと思ったこと。

「もし、ここで妹が行方不明になったりしたら、私はどうやって責任を
　とればよいのか？（とれるのか？）」

　妹が迷子にならないように、ずっと側について歩き回ったのですが、たま
に走り出すんですよ（イベントで走っては駄目です）。後ろをついて回って
いる時も、ふと気になる本が目に留まり、「ちょっと待って」と言っても
駄目。少し目を離すと、妹は遥かかなたへ……
　そんな状況に何度か出くわし、冷や汗とともに上記のようなことを思って
しまいました。

　大人っていうのは、自分で責任を取れるから大人なんですよね。

　……自分は、何時になったら大人になれるんだろうか？
　そんなことをふと思った即売会でした。
 

＜完全な余談＞
　　　以前、私は霧島マナが好きだということを話しましたが、彼女の何処が
　　好きかということに「14歳の女の子らしくて好き」と言いましたが、
　　最近、某ＦＦを読んで、自分の中の認識が違うことを知りました。
　　　私は昔は酷いいじめられっこだったので、殴ってくる相手に対して
　　何にも出来ない自分が悔しくて、空手をずっと習っているのですが、
　　彼女みたいに「自衛隊」に骨を埋めるほどの根性というか決断力はない
　　なぁと思いました（結局彼女は嫌になって逃げ出しましたけど、その時
　　の決断は凄いと思ふ）。
　　　その辺の、思ったより気の強い、ガッツのある、決断力十分なところ
　　が好きなんだなあと思いました。

　駄文失礼。ではでは。

しかし連中は先進諸国のギャラリーがポップコーン片手に楽しむために
死んだり殺したりしてる訳じゃ無い･･･

れすをば･･･って、一寸待って下さいな（汗）

あたしの「テリトリー」に侵入してる人が居る（笑）をや、どこかで見た
様な人だと思ったら･･･（わはは）

「誰でも自分の安全な生活を守るために発言するのは好ましい事」やが･･･
同時に「自ら血を流す用意がある人間だけが他人の行使する暴力を論ずる事が出来る」
ってのもあたしの持論でしてね。

自分が何らかの形で当事者になるつもりが無いのなら、善し悪しはともかく命を張ってる
連中の行動や思想を論ずるのは笑止千万に見えたりする。

テロを批判する人間の多くが「テロリストにもとる」奴だって事は珍しくも何とも無い。
安全な所からなら何とでも言えるもの。「その為に警官や兵隊を雇っている？」
無責任な「命令者」は後ろから撃たれるのが「戦場」ですぜ？

連中の事を語りたいなら「彼等の中に行ってみる」しかない。殴られた事が無い奴が喧嘩や
苛めを語るのがお笑い草なように、賛成だろうが反対だろうが「闘うつもりの無い」人間は
戦争について語った所で下らないだけだ。前線で敵火に晒されるにせよ、国内で機動隊に殴られる
にせよね･･･

そういう奴等を今更無責任だと言って責めた所で無意味だが、そんな言葉は唾棄すべきものにしか
聞こえない。

言葉だけでもどちらかに立って「何かを守ろうとする」人間の方が少なくとも少しはましだ。

「暴力に原因はない」？そうでしょうよ。しかし･･･それを安全圏から見下ろす奴は･･･

ちっ、柄じゃねぇな･･･

テロの根元は貧困。デマである。
衣食住に困ってテロ組織に入る人間はいる。中南米などでは日常的な風景だ。だが、テロ組織を主催したり、テロの指導者に貧乏はいない。少なくとも組織自体に金がなければ運動はあっという間につぶれる。
テロ組織が決まって貧富の差について主張するのは、自分たちを正当化するためである。
世界には様々な人間がいる。暴力を一切排除した上で解決できる政治的問題などない。
イスラムとユダヤ、カシミール問題、北アイルランド、その他なんでもいいが、対立する価値観・文化・宗教を修復できる言葉も思想も存在しない。

暴力的要素による解決を国家以外の組織が実行した場合、それは犯罪になる。その中で歴史なり、思想なり、領土問題なりを背景に持つものはテロと呼ばれることが多い。
背景が金銭だけだったら、マフィアだの暴力団だの蛇頭だの呼ばれるわけだが、本質的な違いはない。

卒論のテーマとしてやってみたかったが削除したものの中に「独裁者の心理」と「テロ指導者の精神構造」がある。独裁者やテロ指導者は天然記念物並の数しかいないのでサンプルが少なすぎる。
誰か集めてくれないかな？

断っておくが、理性的な現実主義者が選択する「あらゆる矛盾を、なるべく暴力的要素を排して１つ１つ辛抱強く解決していく手法」を否定しているわけではない。
人類が滅亡するか、地球全体をリードできるようなカリスマが誕生するかしなければ、それしか方法はない。
「なるべく暴力的要素を排して」と入れたのは、俺が平和主義者であるからではなく、長期的展望から見ると暴力的要素はなるべく隠蔽しておいた方が効率的だからだ。

貧富の差はなくならないだろうし、貧困を消滅させることはできないであろう。ま、減少させることは可能だが。
しかし、貧困を減少させたところでテロの撲滅は不可能だ。テロの根元と貧困は無関係であるからだ。
 

「まゆまゆは・・・・」に続く３分ほどの説明によると、巨大羊ヌイグルミ・ハムハムの誕生日は８月２３日だそうだ。
７歳児はサンリオショップに行って買ってきたキティちゃんのタオルケットと、ミシンをガタゴトさせて自作したクッションをハムハムに贈呈した。
余分な買い物をしたため、７歳児の財布はフラン研氏並に空っぽになった。夏休みに色々でかけたせいもある。
かくして７歳児は賃上げ闘争を母親に対して展開することなる。

「駄目」
７歳児母はそっけなく先制パンチをかわした。７歳児母は守銭奴ではないが、無駄な出費はしない。
「むぅー」
７歳児はとりあえずいつものように唸った。
母親同様あきらめの悪い７歳児はおこづかい帳の収支を見せて、無駄遣いをしていないことを主張し、再度の賃上げ要求を行う。
結局７歳児母は、今している休日の部屋掃除と週３日の米研ぎに加えて、週３日の夕食片づけを娘に課すことで賃上げ要求を受け入れた。

皿拭きのおかげで７歳児は「HEYHEYHEY」を見損う。
不満が募った７歳児は、居間で茶事について調べていた俺の所にやってきて痛くもかゆくもないローキックを放つ。
「なんだそれは？」
「まゆまゆキック」
「それで？」
「千里の道も一歩からなのだ」
「意味分かって言っているのか？用法も間違っているぞ」
「あんまし」
少し考え込んだ７歳児は辞書を引いて確認した後、風呂に入る。

じゅんさいの良い奴が手に入りそうなので調理法を考える。三杯酢では芸がない。奇天烈なことをやっても仕方ないけど。

犬か猫か。
儂ゃ快楽に生きるし、思想なども楽しむために読むたちじゃけえ、
猫かのう。

まゆまゆです。くわたろです。
　
> つーか、どうしても「当初の脚本ではちびレイは死んでない」
> ってのが頭にあるから･･･（ナオコさんが飛び降りた後、ちびレイ、
> 息を吹き返してあたりをきょろきょろ、とある･･･）
　
あいや、そーなんですか。
ダイ・ハード、レイ。すごいかも……
死なずにそのまま成長して、りっちゃんに会う度に無意識に首筋をさするレイと
怯えるりっちゃん……むー、これはこれで妄想止まらないです。（核爆）
　
・紅い眼鏡
って未見ですが（汗）、藤原カムイ氏による漫画は結構好きです。アオ、ミドリ
紅一も犬だけど、他の登場人物も全員犬or野良犬の味がします。シャープな描線
と描き込みの割に白っぽい印象を与える画面が私には押井的印象であります。
あ、少女は出てきませんです。
　
・犬or猫
愚直／狡猾、で分けると自分は小ずるい人間だと思ってるので猫かも。
縁側にいながら野良犬を羨ましがる飼い猫、って自分で書いてても無茶苦茶ヤな
奴です（爆）
　
・努力を描くこと
とりあえずEoEは置いといて（ぉぃ）。
「大脱走」っていう映画がありますよね。あれって結局ほとんどの捕虜は脱走で
きずに終わります。かなりの人は捕まった後で処刑されちゃうし。
そして、ごく一部の人だけが国境を越える。この運命の差って、その人が脱走計
画にどれだけ努力したかとはあんまり関係ない。一瞬の選択とか、事前に決めた
ルートの違いとかで、逃げ延びたり殺されたり収容所に戻ったりする。
んで、この映画、私は好きなんです。脳天気なラストに救われるせいもあるんで
しょうけど。
感情からいったら受け入れられないような努力の結果が出てしまうのは、よくあ
ることだと思うし、そんなのはウソだと叫ぶストーリーだと私は魅力を感じない
と思う。
それを描いた上で、努力する人の姿を描いた話は、ハッピーエンドじゃなくても
好きです。
　
ばむー、です。

鯖＠アンケート
おりゃー、猫型らしい。
だが、性格判断では、鎖を解いた犬だそうな。
自由に野山をかけまわってるという。
野良犬人生。
協調性のなさは今も昔も相変わらずだがよ。

いつのまにやら８月も終わりが近づいている。大学院は学部と違い授業が殆ど無いた
め長期休暇はあるんだかないのだかよくわからんのだがそれでも休みが終わるという
のはちょいと寂しい。もっとも休みといっても寝るだけなので大したことはしていな
いのだが。
お盆休み中(大学自体が閉まる為行っても無駄)に読もうと思っていたＦＦは半分どこ
ろか２割ほどしか読み切れていない。評判の良い「海辺」も印刷済みなのだが当分先
の話になりそうだ。ちなみに常連の作品ですら殆ど読んでいない。MEGURU氏のはやた
ら字が多く印刷に時間が掛かるため後回し。ちなみに縦書きで印刷して読みたいNo1
でもあったりする。No2はBLEAD氏の作品。鯖氏の作品は言わずもがな。10年後に期待
だ。それまではヒットマンに襲われないように気を付けるべし。そこまで自分が生き
ているかという問題もあるが。
 

努力の肯定／否定。努力をしない奴は論外だが努力が実らない奴もアホである。確か
に恵まれた奴が勝者になるのだがそれはその努力目標での話。別の目標では自分が勝
者、までは行かなくとも敗者になることは無いかもしれない。努力したからといって
結果が出るとは限らない等と言っているのは余程特殊な目標を掲げている場合だけ。
仕事などでは業務が上手く行かなくても本人の資質向上という隠れた目標があるため
それが評価されている。別に努力そのものを評価している訳ではない。「出来なかっ
た」からと言って何も無理矢理過程を評価しなくても仮定を変えればいいだけのこと。
努力のリスク分散である。変えられないのは視野が狭いのかあまりに狭い分野のどち
らか。
 

○BLEAD氏
今回から「BLEAD」と書いて「HIROSHI氏の愛妻」と読むことにする。
 

○鯖氏
＞紅い眼鏡

この間から部屋中を探しているのだが未だ見つからず。サントラも見つからない。押
井氏の言は知らないが「少女＝飼い主」は少女が紅一の常に一歩先にいることからな
んとなく理解出来るが、飼い主と言うよりストーリーテラーのようでトランクの中の
多量のサングラスの方が飼い主のように感じる。自分の側にあって内に無い物が鯖氏
のいう失った物と言うことか。それに気付いた紅一は殺される為に帰国と解釈。まあ
もう一度見てみないことには始まらないな。しかしこのネタ何人分かるのだろうか？
 

＞犬と猫

犬は飼い主が一番で猫は自分が一番という比較なのか？猫は自分自身が飼い主とも受
け取れるのでなんとも言い難いがまあ猫か。自分が絶対にかなわない様な相手ならば
犬。それ以外は犬の振りした猫。身勝手なのがオタクなんだから猫が多いのは当たり
前のような気がするが。
 

ほむー

・あんけーと「犬か猫か？」
　初めは「狂犬病にかかった野犬」とか答えようかと思ったんですが…実際の所は気まぐれだし、機嫌が悪いと牙を向く「野良猫」が俺にはお似合いのやうです。
　目つきも悪いことだし（笑）

・努力と根性（なんかちゃう）
　努力をしたからと言って「必ず」結果がついてくる訳ではない、が、努力をした方が良い結果が出る「可能性が高くなる」と俺は思います。
　まぁ、この辺は幻想みたいなもんですが、俺自身に努力をさせる言い訳みたいなもんでもあります。無駄だとは思いたくないけど結果はついてこなかった、それならば「可能性を高くしたけど失敗した」という…言い方悪いですがＴＲＰＧのダイスによるロールに失敗した、んな風な考え方をするという…いや、正に言い訳。
　その場合は「努力が足りなかった」か「天賦の才の問題」と考える、前者はとにかくもっと努力してれば成功してた「かもしれない」という含みがあり、後者は元来の成功確率が低かったからもっと努力してれば成功してた「かもしれない」…正に「言い訳大魔王」の名に相応しい言い訳（笑）
　あとは「的外れな努力」だったという可能性…その時は単に俺が馬鹿だったって事で。

のりさん
>・偽物防止
>T.OKA氏の場合、「寒いギャグがあれば本人」の公式が成り立つので問題なし。

　個人的には「お惚気」も付け加えたいところですが…最近無い。
　お惚気は子猫ですることになったんでしょうか。

>・排他主義
>ってオタクの本質ではないのか？

　まず先に現実を一面で否定した、夢が現実に取って代わればいいのに…そんな事を考えた、自分の外側に殻を作った、その殻を現実というものが攻撃してくる、排他的になる。
　ってのは、まぁ経験が無いと言えば俺の場合嘘になりますが。最近は折り合い付ける方法が分かってきたから問題なし。
　共有幻想を持たない者は敵だ。という考えは持ったことはないですが…共有幻想で無くとも、その人にはその人の幻想を持っていると言うことを糞ガキながらに「理解」していたつもりでしたから。んで結局「人は人」で「俺とは違う」となって…これは「自閉的排他」といえる、これも問題だが「攻撃的排他」ってのも問題、これが共有幻想を持たない者は敵で間違っている、という盲信宗教に近い考え。
　俺が何を指したいのかは分かってもらえるとは思う。

鯖さん
>仕掛けを見るのが普通なんですよ（笑）その先、電波だけを便りに
>あろうことか「迷い家」だのの夢幻郷に出ちまうのが弩阿呆と天才（笑）

　そうきましたか（笑）
　俺は阿呆ですが、どうも…マニュアル世代ってのがそれ以上を探すのの妨げになっているようですな。電波は彼女に関しては既に尽きている、多分加地さんの「レイ四部作」と自分のエデンへの投稿作品で彼女の定義が俺の中で出来上がってしまったのが立ち止まった原因でしょう。
　しかしまぁ、彼女に関するコメントをしている時の鯖さんは正に「電波光臨」状態ですな（笑）一種神がかっている部分が…
　気のせいだけではおそらくあるまいて。

力つきたのでこれまで
あむ。

　お盆が開けて、仕事が忙しく、へろへろなのであーる。
　余計なことを喋る元気がない。きっと次回は、かなり間が開くと思う。

　ところで、最近、ジャンル分けして欲しいという要望が多い。
　掲示板でもメールでも連続してきている。
　更新記録にも書いているように私もしたい。でも、確認が大変なのよ。
作者名から先に確認したいとか考えているし・・・
　こっちの方が先の方が良いのかな？
　それに、下手にジャンル分けしたら、作者とか読者とかから一杯
苦情が来そうな気もするし・・・
　そんなわけで、遅れて済みません。

【応援歌】　・・・　新作の紹介＆感想　ネタばらしはしない方針
１　座敷わらしレイ第５話Int:c　at　NeoN2Points　メ済
　けなげで一生懸命なレイたんと意地っ張りながら優しいアスカが超ラブリー。
　ところで、第５話全体が、練ゲンチックな雰囲気があります。そして、bとかは、
まさに練ゲン的文体です。ところが、c。今回は、七つ目玉的文体。
　変なところで、なかなかにおもしろく感じてしまいました。

２　逃亡者　at　くわたろの書庫空間　メ済
　マナ視点のかなり珍しい設定の話。かなりシリアス＆ハードです。
　それに、数あるＦＦのなかでも、ゲンドウのこんな姿はちょっと拝めるものでは
ありません。The Day After（全体としてもかなり珍しい設定です）の中の一話らしい
ですが、これを前後とどう繋げるのか非常に興味津々であります。

３　贋作新世紀エヴァンゲリオン　at　Holy Beast　メ済
　かわのさんの作品。アラエルからの後半分岐なのであるが、かなり緻密に作ってあって、
本編に無い謎がいろいろ散りばめられています。
　残念ながら、中抜けしている部分があり、完結もしていないが、こつこつ書いている
ということなので、先が楽しみです。

４　THE END OF INCOMPLETE EVANGELION　at　Overflow Visual Core　メ済
　第２９話を機に、第一話から読み直しました。ＥＯＥを受けて、その続編なんだと思います。
　ネルフ以外の組織の動向、ゲンドウの生死、赤木博士の処遇等の非常に凝った設定と
なっており、かなり楽しめます。
　反面、加持の居場所のようなちょっと安易な設定とが入り混じり、バランスが悪い面も
多少あります。
　とても、先が楽しみな作品ではあります。

【応援メモ】　・・・　感想発信状況（メール＆掲示板）
・赤になれ！アスカ・インパクト　at　ブルドッグ・ハウス　メ済　バスターランチャー
・プライド第９話　at　Crow - Fear Of The Dark　メ済　ケンスケ偉い！
・二人の補完外伝３　at　めぞん　メ済　マヤちょむ、again.
・マナ第８話　at　Mu's Index　メ済　加持・・・！
・その他　お友達ページの更新作品に掲示板やらメールやらでたくさん感想を書いた。

【鎮魂歌】　完結作品或いは再読作品の感想など・・・ネタばらし要注意！
１　All begun from the Third Impact　at　ＥＶＡＮＧＥＬＩＯＮ〜other storys〜 　メ済
　いやー、この作品も二度目です。一度目読んだとき、かなり感動したのに何故に、
思い浮かばなかったんやろー。・・・ちょっと、ラストが中途半端だからか？
　でも、如何にもありそうな救いのない設定にはぐっと来ちゃいました。
　それに、無駄な心理描写を極力省き、会話文と乾いた情景描写で進む物語も、
雰囲気も重く、シリアスな展開にマッチしています。
　特に、説明調のセリフが少ないのがなかなかに良い雰囲気なのです。

【三途の川の渡し場】　印刷済みのなのに、時間が無くて順番待ちしている作品
　未読リストからも、ちょぼちょぼ印刷しているのですが・・・
　【初見】
・Ｂｒｉｄｇｅ　at　ばーやんの小説の部屋
・他にも、いくつかありますが、掲載されなかったときに申し訳ないので割愛。

　【再読（必須・緊急又は未評価）】
・雪山に消える面影　at　四国の参愚者
・Evangelion Real　at　Genesis Q'

　【再読（任意・ゆっくり＆評価済）】
・エヴァトレ　第９話以降〜最新話まで　at　めぞん
・機動新世紀エヴァンゲリオン　at　機動新世紀

それでは。

　ま、何とか、狐になるよう努力中です（笑）。

＞ファーストアヤナミストさん
　それは違います！
　って、何が？
　＞元々ＦＦと言う物は自分の好きな話をもっと観てみたい、好きなキャラの活躍を観てみたい、
　＞という願いが多いに込められている物だと思いますが、今、新しい流れが生まれてきているの
　＞かもしれません。膾炙されたキャラと設定を用いて「自分の物語」を紡ぐ・・・・。ある意味
　＞では卑怯極まりないのですが、どこか収束、閉塞を向かえつつあるエヴァＦＦ界の再生と存続
　＞を成さしめてくれるかもしれません。
　「作者の言いたいことが見えすぎてしまっている」だけであり、
　「膾炙されたキャラと設定を用いて「自分の物語」を紡ぐ」点に疑問を持ちかけることは、
　お門違いです。
　だって、たいていのエヴァＳＳは、膾炙されたキャラと設定を用いて「自分の物語」
　を紡いでいるじゃないですか。
　「どうかそうではありませんように」は、数あるエヴァＳＳの中でも、
　むしろ現実味があり、より自然な姿で描かれ、私の好きな作品の一つです。
　（上記の欠点を含んでも）

了解です。なんか随分違う解釈をしてしまった･･･（汗）

そういう意味だったのですな（笑）成る程、納得しました。

それなら解かります。（いゃ、あそこまでニヒルに割り切る、つーのも
なんか凄いと思ったんですけど･･･）

失礼しました。

犬猫あんけーとも答えて欲しかったんですけど、駄目？
（あつかましひ）

頂いた御返事は･･･「企図していた意味ではないけれど、情報量と論旨が
充実しているためそこから必要な回答を得たのと同じ」と言う所ですね。

整理

MEGURUさん「努力そのものに意味はない、しかし成功する人間は大抵努力している」
故に「努力の肯定・否定など下らないだけでなく有害である」

（「努力」ニアリーイコール「成功の必要条件」、しかしその一つに過ぎないので
それだけでは評価できない、とも読める）

Aoi Ryuさん「実生活では努力は評価しない」
（「結果のでない」努力をする人間が多いが結局は努力だけでは何も出来ない･･･
読み替えれば「勝者は初めから決まっているのだから「無駄」な努力をする人間は
愚か、気休めを求めているだけである、結局「恵まれている・最初から優秀な人間」
が勝つのだ、と読めない事もない）

Ｔ．ＯＫＡさん「努力が必ずしも成功に結びつくとは限らないが、努力すれば確実に
成功する確率は上がる。方向性を間違っていなければ努力は「確実に成功に至る道」では
なくても十分な意義を持っているといえる」「逆に「努力を放棄」されたら確率は限りなく
ゼロに近づく、故に「即、生死に関わらないレベル」においては、努力すると言う傾向は
評価すべきである」（特に補足の必用なし）

と、勝手に整理してみました。

つまり･･･「努力すれば報われる」と言うのはある程度までは虚構ではなく現実なのだから
「逃避」の手段とは思わない、と取っても良いですか？

MEGURUさんの御意見は「努力する事そのものに意義がある訳ではない、そう自分に失敗した時
言い聞かせるのは自己欺瞞だ。努力はした方が良いだろうが現実はシビアに認識した方が良い」

と言う取り方もできる。Aoi Ryuさんの御意見は「結局社会にはもともと幸運な奴や優秀な奴が
居て、その連中が勝者になる。駄目な奴は努力したって駄目だ」と結構否定的･･･ゆえに「現実逃避」
と言うものもあってしかるべき、との御意見か･･･結構ニヒル。

まぁ･･･シチュエーションの程度等を定めてないから曖昧ではあるが･･･

あたし的には･･･「努力」を「労力を注ぎ込む」と言う意味に捉えれば「スポーツや
学校教育における成績、てな個人的レベルでは燃費の良い人間も悪い人間も居るので
差が出るが･･･もっと大きなレベルの行為では「長距離走行」なのだから「それ相当の
燃料（労力）を注ぎ込まなければ何も出来る筈はない」と言う事だとおもう。

労力は人間の行為のガソリンだ。タンクが空なら何も始まらない。燃費やエンジンの
性能に関わらず･･･しかし、単に目的地に着くことが目標ではなく、レースに出るなら･･･
「燃料がたっぷり在った所で勝てるわけではない」。しかし、無ければ「もともと出場する
事すら出来ない」ので･･･「少なくとも何かやるつもりなら努力は必要」。

「試合放棄？それで満足なら構わんが･･･欲しいんでしょ？トロフィー（笑）無欲な振りして
やせ我慢したって無駄ですがな。あんたそんな聖人君子じゃない、欲と煩悩の塊なんだから。」

それでも走らない奴は「負け犬」に過ぎん。生きてる価値もないかもね。
（ねぇ、庵野君？）

勝てないレースに出る奴は馬鹿？なら、まず「勝てそうな」所から始めりゃええやろ？
そんなせこいのは嫌？贅沢いわない！

「努力」を「自分にとってキツイレベルの労力を用いる意志」と言う「精神的価値」
と捕らえた場合も･･･「その意義が見えてくるステージのレベルは高くなる」が概ね
同じと思う。只、「その人にとってのキツイレベル」ってのは主観ゆえ能力差以上に
ギャップが在り、「結果には結びつきにくくなる」･･･しかし、状況が困難になれば
成る程「無しでは乗り切れなくなる」･･･

結論の一「努力はして当たり前、肯定否定以前の生物として生きるための基本的部分である」
「自分より能力が在りそうな奴に勝ちたきゃ、先ず努力、そして頭を使えば勝てる確率は上がる」
と言う事。

んで･･･庵野の言う「やっても無駄」なレベルってのは在る。「どう考えても初めから勝負は見えている」
と言う場合。だからやらない、と言うのは普通かも。しかし･･･「そんなのは選択・放棄できると言う幸運に
恵まれた奴だけが言える事」だと言う事も忘れるべきではないのでは？

（例えば、部下の身体生命を預かる･･･自分以外の人間に関する責任を負ってしまった時は･･･
泣き言を言う余裕さえなくなる事が結構多い。自分の身体や精神状態なぞ気にしている
場合ではなくなるから。酷くなると「トランス状態」になって、全て終わってからどっと
来る･･･自分の事だけ考えるなんて事が出来る状況に居る人間はある意味非常に恵まれている）

「僕は、駄目だ･･･」泣き言を言っていじけていれば済むのは余裕が在るから。
その段階では相当余力が残っていると見て良い。人間は計算高い生き物だ。我々が自分で
思っているより遥かに･･･もう少しさらに追いつめてやれば･･･泣き喚きながらでも動き出す。
泣き喚きながらでもやるしかないと言う段階になって･･･そこを通り過ぎると人間は
「機械的反応」しか示さなくなって、さらに追いつめると･･･倒れたり死んだりする。

死に至る病？実際、絶望だけでは簡単には人は死ねない。それで死ぬには余程の思い込み
が必要だろう。それはそれでかなりのエネルギーを使う事なのだが。
（楽になりたい、と言う所まで行くか、それとも死ぬより怖い事があるか･･･）

「追いつめられていないから出来る、努力の否定」。

上昇志向にせよ、落ちる所まで落ちるにせよ、結局あがくしか無いっす。

まう。

　まゆまゆっ！　どーも、Aoi Ryuでございます。
 

　鯖さんの追加レスを読んで、まとめなおし（爆）。

　まずは、現実でも努力を全否定するわけじゃなくて、「上手くいかないこともある」
という認識なのです。

　でもって、私にとってエヴァ本編というのは「上手くいかない例だけを集積したもの」に見
えたというわけで、ジュブナイルとしての一面を最後まで見ようとしていた（爆。思いっきり
見当はずれ）私にとって「なんか違うぞ」と言うことになったわけです。

　例に挙げたように、「十五少年漂流記（「蠅の王」の作中であげられているように「珊瑚島
」を挙げた方がよいのかもしれませんが、読んでいないもので）」を見ていたつもりだったの
に、実は「蠅の王」だったという（笑）。

　そこで思ったわけです。じゃあこのあと（ＥＯＥ）に続けて「十五少年漂流記」に書き換え
てやろう、と（注。当時は具体的には理解していなくてアンチテーゼを、ぐらいにしか思って
いませんでしたが）。

　・・・「書き換えてやろう」なんですね、「もう一つの形を描こう」ではなくて。

　話を戻しますと、書き出してから気がついたんです。「努力したら、きっと何か良いことが
あるはずだ」ということが書きたいんだな、と。

　ここに「努力の肯定」と書いたときには、まだいまいち消化し切れていなかったようです。
色々、お聞きしたり、書き込んでいる内にようやく自分の言いたいことが分かってきました。

　書きたいのは「努力して、上手くいった例」なんです。「努力して、上手くいくこともいか
ないこともある。でも、努力すること自体は悪いことじゃないし、こんな風に上手くいくこと
もあるんだよ」というのを描いて、出来ることならば、エヴァ本編を「結果的に上手くいった
例」にしてしまおうというのが目標なんです。もちろん、現実逃避してることは変わらないの
ですが、現実から完全に遊離しようとするのではなくて、「良い現実」だけを取得すると言っ
た感じでしょうか。

　一度目、二度目の書き込みで惑わせてしまって申し訳ありません。これが私の本当のテーマ
のはずです。突っ込みやその他ありましたら、どうぞ。お待ちしておりますので。
 

それを踏まえて、レスです。

●鯖さん

>ううむ･･･それをあの暗黒電波（糞尼）映画の「補完」でやると･･･（汗）
>確信犯的に？
>
>最初「ついていけん感覚」と申し上げてしまいましたが･･･（汗）

　上記で述べましたように、「暗黒電波」を「良性電波」にしたいのです。どうやら、あの「暗
黒電波」に毒されてしまったようですので、自己救済を（笑）。
 

>と言う「前向き風」思考に一見見えるけど･･･そうじゃない訳なんですよね？

　ここから下の部分も、庵野監督を全面的に認めるのではなくて、「わざわざ最悪の例を持ち
出すことはない」という感じです。「あり得るけど、滅多にないだろ？」みたいな。やっぱり
後ろ向きですね（爆）。
 

>もする･･･そういうレベルの「業」に関わる「努力と言うより悪あがき」が可愛いから人間って
>魅力的だと思うんですよね（さでぃすと）

　これは私も魅力的だと思います。というより、「最後の悪あがき」も私にとっては「努力」
に近い感じがするんですよね。「何をしても無駄だから、何もしないよ」っていう態度以外は
まだ「努力」。
 

　----「努力」には質があるから難しい・・・の、Aoi Ryuでした。

包丁の腕というのは半分は包丁の切れ味で決まる。切れない包丁は余分な力を必要とし、余計な力は素材の切断面を乱す。
そういうわけで包丁研ぎ。薄刃と柳刃と小出刃を研ぎ終わるのに１時間以上かかった。週に一度は軽く研いではいたのだが、万全と言うにはほど遠い。

まずは薄刃でかつら剥き。基本である。
しばらくぶりなのでうまくいかない。薄さは問題ないが、５０cm余りで途切れる。集中力の不足が原因だ。
大根丸々一本を無駄にしてようやく２mくらい続くようになる。薄さは「新聞が透けて読めるくらいの厚さ」というのが目安だが、大根は透明なので実はそれほど苦労はない。

柳刃でこんにゃくを切る。刺身引きの練習だ。
これはまずまずうまくいった。包丁が研げていれば問題はない。飾り包丁の本を見ながらいくつか試していると７歳児来襲。かつら剥きをしてみたと要求する。
「包丁が重いからまだ無理だ」
そう言ったのだが、好奇心旺盛な７歳児は大根と薄刃を手に取った。ま、案の定失敗。薄さも一定ではなく２０cmと続かない。
むくれていたので梨をペティナイフで剥かせる。こちらは７歳児でもできる。うまく剥けた梨を持って７歳児は父親の所に行く。毎度のことだが、些細なことを褒めるのは父親の仕事だ。
 

人間は自分を確認するのがとても難しい。人間は何にでもなれるからだ。犬に催眠術をかけた物好きな学者がいるが、犬は犬にしかなれかったと言う。
人間は催眠術にかけると何でもなる。様々な可能性を持つ人間が、拡散していく自己を確認し損なうと精神病と言われるものにかかる。
確認は他者によって行われる。幼年期なら親が中心になる。地域社会全体による確認などはほとんど消滅したので、基礎教育は親の双肩にかかる。
バカな親はバカな子供を育てる。バカの永遠連鎖にはまった子供の救済は難しい。

確認を拒否する人間もいる。一般に自閉症と言われる人間のことを連想するだろうが、発狂者んども含まれる。発狂とは現実からの逃走である。
誰によって自己を確認して貰っているか？親、恋人、友人、兄弟、人によって様々だ。
７歳児はとりあえず、父親に褒めて貰うことによって自己確認を行っていた。半年後に忌もうとか弟が生まれた場合、状況変化が７歳児の自己確認にどういう影響を与えるだろうか？今から楽しみだ、というのは勿論真っ赤な嘘だ。現段階では全く興味はない。

７歳児母に令嬢から電話が入る。来月来日予定の令嬢だが、「茶会に出たい」と言いだした。２，３日後には来るらしい。
あーちゃん祖父に連絡を取ったところ、「美人か？」と訊かれた。事実なので仕方なく「極上です」と答えたら「是が非でも招待しなさい」と言われた。

今のところ客としての出席予定者は同行者、令嬢、あーちゃん祖父、あーちゃんママの４名。謎の茶会まで一週間を切った。
素材の取り寄せを頼んだ寿司屋のオヤジ（といっても３０そこそこだが・・・）にハモを貰った。骨切りに挑戦する。「１cmに７つ切り込みを入れる」と載っているが無論できるわけはない。
まあ、それでも４つ位ははいれられた。身質も崩れていない。碗にする。
しかし、夏の札幌にハモは似合わない。茶会に出すことはないだろう。

それでは。