総合
(ろぐ194)


←Prev ↑Home ↑Billboard (Current) ↑Index of the Archive →Next

ここはわたくしフランソワが逃げた兄に代わり仕切っていた(過去形)掲示板ですわ。
大体何でも好きに書き込んで下さって構いませんわ。わたくしが気に入らない書き込みはプチ消しますけれどもね。ぷん。


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】午後三時の魔法
  10/19 00:35
Mail:
URL:
【メッセージ】
垣野内成美氏の漫画だ。アマアマな内容だがたまには良いだろう。
氏の絵はかなり上手い部類に入ると思うのだが、キャラの顔パターン
が少ないのはやはり上手いとは言えない。もっとも顔パターンが3つ
くらいしかない上、読み終えた後、乳の事しか記憶に残らないうるし
原智志氏よりははるかに良い。

それはともかく、いまブランディッシュ4をプレイしている。ヒロイ
ンが悪の道に進むと目が赤くなる。アヤナミストへの挑戦か?

 最近読んだ推理漫画の探偵だ。神父だけあって含蓄の有る事を言う。
 白眉は恋人を死に追いやった人間たちへの復讐を行った犯人を諭す
言葉だろう。
「何故彼女があんな目に会わなければならなかった?!」という問い
かけのへの答え。
 何なのかは秘密だ。


【名  前】前原
【タイトル】お二人へのレスです
  10/18 20:03
Mail: maehara@seafolk.ne.jp
URL:
【メッセージ】
◎ファーストアヤナミストさん
はじめまして。ご活躍はかねがね拝見しておりました。
よろしくお願いします。

>一通り流し読みしたはずなのだが、一向に思い出せない。よって、作
>品に対する感想は割愛する。

ならばファーストアヤナミストさんには二人の補完の話は差し控えます(ごめんなさい)。
私は少なくとも金を貰ってやっている訳でもないネットでは何かに対する「想い」が
発言の原動力であった方が楽しいと考えています。同時に最低限の「スジ」だと思って
います。共感が成り立てばもっと嬉しいです。ただこれはオマケです。
#あくまで、私、の信念に過ぎませんから押し付ける気はないです。
だから興味の対象(考え方ではない)が違う方との議論は避けるようにしています。
好き/嫌いなら話は成り立ちますが...無関心、であれば成り立たなく思えます。

だからファーストアヤナミストさんが言いたいのは私の「言い方」ですね。

>作品のテーマに共感できた人間は文章の良し悪しなど気にしない、
>気にする人間は共感できなかった人、とでも断言したげなのは如何な物
>だろう。

そう聞こえたらごめんなさい。私の言い方が悪かったかも。ただ、それは違います。
違うなぁ、と考えたこと(これも興味の一種です)については聞いてみたくなります。
以上です。「みんなそうだ」と決め付けてはいません。その言い方が気に障った方
がいれば、私はごめんなさい、と謝ると思います。そして他に言いようがないと思えます。

だから今回は「なるほど、ファーストアヤナミストさんは『如何なものか』」と
思ったのだなぁ、と知るに止めておきます。
別に怒ってるわけじゃないですよ。なんか他に言いようがなくって...。
こういうのってなんて言えばいいんでしょうね。やっぱ笑うんでしょうか(^^;;
とりあえず私の心中を文章にして説明するのが誠意だと思いました。
 

◎うらかみさん
一応答えになりました。そうですか、重なるところがあるのですか、...なるほど。
だとしたらうらかみさんは私には想像できないくらい強いこだわりを文章に持って
いるのですね(たぶん)。ゆっくり咀嚼します。ありがとうございました。

ただ出来ればもう少し具体的に例を挙げてこうしたら良い、と言えばもっと面白かったの
かもしれません。「これじゃダメ」だけじゃ読んでも、口調の厳しさとは裏腹に
具体性に欠けて、ホントにこの人そう思っているのかな?、と首を傾げてしまいました。
(隠れた意図を勘ぐってしまいました。ごめんなさい)
強いて言えば勢いあまった感じで批評としての出来が良くなかったのかも(失言かな?(^^;;)

私の発言も段々具体性に欠けてきたし...この辺で離脱します。


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】二人の補完
  10/18 13:29
Mail:
URL:
【メッセージ】
 一通り流し読みしたはずなのだが、一向に思い出せない。よって、作
品に対する感想は割愛する。
 それより気になるのは前原氏の疑問だ。
 氏が本人の嗜好や主観に基づいて作品を評価するのは至極当然の事だ
が、作品のテーマに共感できた人間は文章の良し悪しなど気にしない、
気にする人間は共感できなかった人、とでも断言したげなのは如何な物
だろう。
 もっともエヴァFFに限って言うなら当てはまらなくも無いと思う。
 文章的にはヘボヘボとしか評価しようのない甘LASがやたらもては
やされていたり、イタ物は内容の如何に依らず排斥の対象になっていた
りする現実を見るとそう思う。

 ところで、「あかほりさとる」は字を伏せる事によって「あほさる」
などとも呼ばれているらしい。
 無論、「惣流・アスカ・ラングレー」とは何の関係もない。


【名  前】うらかみ
【タイトル】けびんさん、次回作がんばって下さい。
  10/18 01:39
Mail: plumeria@ss.iij4u.or.jp
URL:
【メッセージ】
>二人の補完について最後のカキコ

えーと、「二人の補完」でけびんさんが書こうとしてることは
共感できる部分いっぱいあるし、面白いとこもたくさんあります。
前半のアスカがシンジをいじめるとこなんて最高だし、後半も
最初のほうまでは面白かったし、学園エヴァでちょっとダレたけど。
「作者の主張<ぼうず?」の話をしろと言われたら、いいんじゃないの?って思います。
っていうか、けっこう私の理想のEOEと重なるとこあります。
ただ、それでも、どうしても、読むのが辛くなってきちゃうんですよ。
最後の方は「がんばって読むけど、でもクルシイ」って感じ?
だから、もっと上手く書いて欲しかったな、って思ってるんです。
「もっと小説という浪漫の力を最大限使って」見せてほしかったな、て。

けびんさんも言ってるように、ただ論述を読んでも「こういう考えか、フムフム」
てことが、「よく出来た嘘(小説)」という浪漫になると、「そうかもしれない、
いやきっとそうなんだ」って騙されるわけですから。
二人の補完は、まだ作者の考えそのままっていうのが随所に見られるんで。
(特に一人称モノローグと最後の方かな)

で、これ以上書いても以前のカキコの繰り返しになるのでやめますね。

けびんさんの次回作を楽しみにしております。
 

>前原さん
疑問の答えになりましたか?

それでは


【名  前】一握の灰
【タイトル】いわゆる麺とつゆ
  10/17 12:35
Mail: fwiy0146@mb.infoweb.ne.jp
URL:
【メッセージ】
けびんさんへ

>田中芳樹
田中芳樹の作品はジャンルによっては文体に若干の違いが見られる。

その根底にある詩、短歌、俳句など古典文学の豊富な知識から来ると思われるのだが、歴史小説、時代小説などでの表現の壮麗さは他に類を見ないほどであり、しかも決して作品から浮遊することなく、作品に重厚さをもたらし、否応なしに読者を没頭させる。

一方、いわゆるファンタジーやアクションなどのジャンルの作品では、上記のジャンルほど文章に壮麗さはないものの、軽快で躍動感に溢れた文章で、こちらも読者を没頭させる。

厳粛な脚本には重厚な文体で、大衆娯楽性の高い脚本には軽快な文体で。

おそらく、けびんさんの作品には田中芳樹のような文体は合わないのではないだろうか?そんなことを思いました。

技巧的なことは僕は素人なので適切な助言など出来ませんが、ようはその脚本にあった文体を選択することが重要なのだと思います。

たとえば僕が好きな瀬戸秀明や鈴木光司の作品などは確かに文章に緊張感といいますか、そういったものがあったように思います。

一方、氷室冴子であるとか村山由佳などは文体が口語体などであるせいか、全体を通して「ゆとり」のようなものがありました。

司馬遼太郎などではその語り口調が、実にゆっくりしていてまるで講演か、講義を受けているような愉しさがありました。

続編がどのような脚本のものかは判りませんが、同じようなジャンルのものをちょっとばっかし見てみればどうでしょうか?

うっ、めちゃ偉そう(汗)


【名  前】フランソワ
【タイトル】2行レス(ところで書いてから間違えた!と思ったのですけど厳密には「第3新東京市」なんですのよね。三でなく。)
  10/17 10:15
Mail: francoise@nerv.office.ne.jp
URL: http://start.at/404/
【メッセージ】
>「もう誰も愛さない」
1991年放送のフジテレビのドラマですわ。
http://www.slis.keio.ac.jp/~poko_q/mou.html

【名  前】けびん
【タイトル】レスの続き
  10/17 01:42
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】
☆ Thrkさんへ

こんばんは。

>>現在鬱状態でして、まあ色々と…。(苦笑)
>あまり無理をしないでくださいね。
>まあ、そう言われて無理をしないで済むようなら、話しは簡単なんですけど(苦笑)

そうですね。
言いたいことは大体総て主張したし、作品が書けないのに、掲示板上をうろうろして
いてもしょうがないので、しばらく数ヶ月単位で、完全にネットから離れてみるのも手
かな…などとも一応考えていたりもします。(実行するかは未定)

ここから先のレスはメールの部分と被るのでメールの方で…。
 
 

☆ フランソワさんへ

こんばんは。
決して催促したわけじゃなかったのですが、(していたのかな?)わざわざ拙作を読んで
いただけて感謝です。

>…キャラ対談後書き(って「キャラコメ」と言うんですの? キャラメルコーンに似て
>蝶ですわね。)って、本田様が最初、ではないかもしれませんけれど、広めた、という
>感じが致しますわね。色々ありますけれどやっぱり才能/センスのある方なのですわ。

キャラコメだけでなく長編作品の実力も確かなヒトだと思いました。
(砂漠谷さんがよく呱々で主張する、本田さんの思想活動は良く知らないので保留)
だた、本田さんの長編作品は、『すごい』としか僕には言い様がないですが(あのケイオス
な創造性パワーは到底真似できない)ラストへの繋げ方が少し“う〜む”でした。
無限回廊のように何度も似たような修羅場シーンをループし続けて、突然何の脈絡もなく、
唐突に比較的穏便なラストシーンに辿りつくあたりが…。(少なくとも自分にはそう感じた)

>御兄様によると、掲示板に自作のキャラの方(特に御婦人)が御書き込みを始めるよう
>になると、もはやその作者の方の羞恥心は「限りなく皆無に等しい」ので、その方の
>作品の後書きにキャラが出ても全く不思議ではなくなるそうですわよ。わたくしには
>イマイチ理屈が分からないのですけれど。

あははははっ…。
ホリビーの方をご覧でしたか。(汗)
けど、これでフランソワさんがこの掲示板を仕切っている理由が分かりました。(意味不明)

>誤解していたら申し訳御座いませんけれど…それは意訳すると、「オラ、読め!」と
>御兄様の臀部を蹴りあえげていらっしゃると言うことですわよね? (^^)

いえ、決してそのような御無礼な意図は……(少しはあったかも(大汗))

>前半は、ちょくちょく誤字脱字がありますわね。それから「、」が少ないので少し読み
>にくかったりもしましたわ。…後「第三新東京都市」とは、多分意図的なのでしょうけど、
>何なのかしら…(^^; 都 or 市?

誤字脱字と前半の「、」は本編中よく指摘されました。
(いずれ続編を書く前に、本編の文法を完全修復したいと思っていますが。)
ところで「第三新東京都市?」
…………………………………。(エヴァのLDの設定資料集を確認中。)
ガーン!!「第三新東京市」が正解か。(汗)
今まで指摘はなかったので全然気づかなかったのですが、これも完全な勘違いです。(大汗)
フランソワさんのチェックは鋭いですね。(敬服)

>「AはBと思った」という内容を書かれる際に、本当に
>「Bだ!」
>Aはその時、Bと思ったのだった。
>みたいにダイレクトに書かれてらっしゃるのは、味といえば味ですし、それの凄みも
>あると思うのですけど、ま、御下手と言えば御下手なんですのよね。(^^; 「勿体無い」
>部分ではありますわ。

う〜ん。
上手いヒトはBを情景描写だけで表現して、読者に想像されせてBという解答を
読者自身に導かせるわけですね。
(ただ、読解力の無い読者(自分とか)は、作者が想定したBではなく、C、D、Eと
いう見当違いな解答に辿りつく場合も多々ありそうですが。<「ある神話」)

>上と繋がりますけれど、とにかく全ての登場人物が常に理詰め(説明的)、というか、
>クロシロの教条主義というのかしら。あるいは真面目過ぎ? やや息苦しいものはありますわ。

この辺りは、やっぱり自作に否定的なヒトが一番感じ易い、自作の欠点みたいですね。
クロシロの教条主義というよりは、『言いたいことは曖昧にせず作中内でハッキリと
主張する』というスタンスのつもりなのですが、自分の主張に共感できないヒトには
かなり反発を呼びそうです。

>全体として、
>・ギャグ物ではない
>・(わたくし的には)泣けない
>・かと言って戦闘ドッカーンカタルシスズドーンでもない
>・さりとてワビサビも(わたくし的に)ない
>・最後が分かっている
>・ペンペン様が活躍しない!
>等々わたくしの好みに合わない部分は色々ありますわ。

ギャグと、戦闘シーンと、ペンペンの活躍(^^)はとりあえず置いておいて、
最後が分かっているはちょっと、後書きや論文ででしゃばりすぎですね。
(確かに作中内で伝わえらなかったコトを、作品の外で伝えようとするのは
かなり往生際が悪いです。)
ワビサビがないのは自分も感じたことで、ちょっと一本調子すぎたと思います。
あと、結局「二人の補完」のシンジとアスカは、一見深刻そうに見えて(本人達に
とっては深刻だろうけど)実は前原さんが言ったようにモラトリアルなガキ共の
『乳繰り合い』が総てですから、シンジ・アスカ属性がないヒトには、やっぱり
泣くのはきついです。(あってもきついとは思いますが)

>「小説」としても、技術的に問題は多分色々あるのでしょうね。

これは自分も十二分に分かっています。(続編の最重要課題です)

>では、全体としてダメだったのかと言うと、そんな事は全く御座いませんでしたわ。
>実際わたくし、徹夜で最後まで一気読みしてしまいましたもの。

ありがとうございます。(^^)
正直、『少し最初の方を読んでみたのですが、申し訳ないですが、わたくしには…』
みたいで終わるかな…と思っていたので、意外でもあり嬉しくもあります。

>とにかくこれだけ王道(少なくとも最後がLASという点で)で、なおかつ毎回ハラハラ
>させながら波瀾万丈の長編を(ちゃんとオチ(シンジ様がアスカ様に恐怖心を抱く理由
>の説明)もつけて)真正面から完結させるというのは、中々出来ない事なのだと思いま
>すわよ。
>泣くまではいきませんでしたけれどちょっとウルっとくるシーンあり、笑えるシーンあ
>り(例:後半のマヤ様)(笑うシーン…ですわよね?(^^;)。わたくしの好みとは若干
>異なる傾向の作品ですけれど、エンターテイメントとして、とても完成度が高いと思い
>ましたわ。これなら、話題作になるのも頷けるのですわ。

大変恐縮です。
それにしてもマヤちゃんはギャグに感じましたか。(^^;
後半はLAS人の反感を一身に背負っていたみたいだったのですが。
(確かにラストのオチはギャグそのものだったけど(汗))

>という訳でわたくしの感想を一言で言うと、「もう誰も愛さない」(吉田栄作様主演の
>「ジェットコースタードラマ」)エヴァ小説版、という感じですわ。個人的10点評価
>で6、7点。

それはどうもです。
ところで「もう誰も愛さない」ってどんなお話しですか。(知らないので一度読んでみたい)

>あ…いや、誉めてるんですのよ。(^^; (ちなみにわたくしから見て御兄様のシリアス
>物は…4、位あげておきますわ。贔屓目で。)

フラン研さんのシリアスモノといえば『キーホルダー』ですが、本編も確かに良いのですが、
僕の場合それと同等程度に『おまけ』(キャラコメ)の評価がかなり高いです。
というわけなので、もし自分が『キーホルダー』を10点評価すると
本編(5点)+おまけ(3点)=トータル(8点)になります。(汗)
どこか作品を読む基準が歪んでいますかね。(大汗)

>あ、まあ無理して投稿なさる必要は無いんですのよ、勿論ですけれど。(^^; でも一応、>「ジャンル問わず投稿募集中。」という事は皆様に御連絡しておきますわね。

続編は出来ればめぞんでやりたいとは思ってますが、確実にめぞんで出来そうにないネタ
が一回は出てきそうなので、(それでも総合クラスのツワモノから見たら『修羅場ごっこ』
に映るとは思いますが、そう感じないヒトもけっこういるもので)その時、条件が合ったら、
よろしくお願いしますね。
 

ではまた。
 
 


【名  前】けびん
【タイトル】大変失礼しました。m(__)m<前原さん
  10/16 11:49
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】
ま・・・前原さんって、あの前原さん(イニシャルK.M)だったのですか!?
た…大変失礼しました。(平伏)

いえ、覚えてます。思いっきり覚えてます。
(常連読者を忘れるなんて失礼な真似だけは絶対にしないです)
ただ、まさかクリギルで「もう頬杖はつかない」とかで有名な
前原さんと同一人物だとは全く思っていなかったもので。(大汗)
いえ、同じネット作家のヒトからメールを戴くこともよくあるの
ですが、その場合大抵は自分のHPとかをヘッダでつけていたり、
自分はXXに投稿してます…という風に所在を明らかにしている
ヒトが多いので、全く気づきませんでした。(言い訳)
(良く見れば確かにメールアドが同じだ。何時も返信で返すから、
あまり気にしなかったけど。(汗))

本当に失礼しました。m(__)m

で、久しぶりにお話できて嬉しいです。(^^)←立ち直り早すぎ(汗)
 

その他のレスはまた後ほど。

では。
 
 
 


【名  前】フランソワ
【タイトル】これでわたくしも評論家なのですわ(ギコ)。
  10/16 08:44
Mail: francoise@nerv.office.ne.jp
URL: http://start.at/404/
【メッセージ】
=けびん様

>今まで管理人の方にご挨拶抜きで失礼しました。

わたくしビズネス多忙の関係上ここの御挨拶等一切やっておりませんので、気にされますとむしろ困るのですわ。(^^;

>キャラコメ

お誉め有り難うございますわ。御兄様に代わり以下略ですわ。
…キャラ対談後書き(って「キャラコメ」と言うんですの? キャラメルコーンに似て蝶ですわね。)って、本田様が最初、ではないかもしれませんけれど、広めた、という感じが致しますわね。色々ありますけれどやっぱり才能/センスのある方なのですわ。

>最も、僕自身はキャラと自分を会話させるなど相当気恥ずかしい限りなので、自分には書けそうにない

御兄様によると、掲示板に自作のキャラの方(特に御婦人)が御書き込みを始めるようになると、もはやその作者の方の羞恥心は「限りなく皆無に等しい」ので、その方の作品の後書きにキャラが出ても全く不思議ではなくなるそうですわよ。わたくしにはイマイチ理屈が分からないのですけれど。

>もし、フラン研さんが最初の五話ぐらいまで読んでみて、(前章はかなり短いです)
>辛くなかったら考えてみます。
>(“イタイ”という意味での辛さは、フラン研さんは絶対に感じないと思いますが、
>多分、別な意味で辛くなって途中で読むのを挫折すると思います。)

誤解していたら申し訳御座いませんけれど…それは意訳すると、「オラ、読め!」と御兄様の臀部を蹴りあえげていらっしゃると言うことですわよね? (^^)
生憎現在御兄様は電動カー(子供用)に乗ったまま消息不明なんですの。ですけれど、有名作家御本人の方からのそのようなリクエストは、昔エヴァ小説の1ミーハーファンであった御兄様なら、決して断れない物であろうと思いますの…で、今回は、御兄様の代わりにわたくしが読まさせて頂きましたわ。フタホカ。
 

…えっと、まあわたくしエヴァ小説は詳しくないので詳細な事は言えないのですけれど(そして勿論、御兄様の昔書かれていた作文の御出来の悪さは以下一切棚に上げていくのですけれど)、折角ですからいくつかわたくしの雑感想を勝手に書かさせて頂きますわ。

前半は、ちょくちょく誤字脱字がありますわね。それから「、」が少ないので少し読みにくかったりもしましたわ。…後「第三新東京都市」とは、多分意図的なのでしょうけど、何なのかしら…(^^; 都 or 市?

「AはBと思った」という内容を書かれる際に、本当に

「Bだ!」
Aはその時、Bと思ったのだった。

みたいにダイレクトに書かれてらっしゃるのは、味といえば味ですし、それの凄みもあると思うのですけど、ま、御下手と言えば御下手なんですのよね。(^^; 「勿体無い」部分ではありますわ。

上と繋がりますけれど、とにかく全ての登場人物が常に理詰め(説明的)、というか、クロシロの教条主義というのかしら。あるいは真面目過ぎ? やや息苦しいものはありますわ。

全体として、
・ギャグ物ではない
・(わたくし的には)泣けない
・かと言って戦闘ドッカーンカタルシスズドーンでもない
・さりとてワビサビも(わたくし的に)ない
・最後が分かっている
・ペンペン様が活躍しない!
等々わたくしの好みに合わない部分は色々ありますわ。

「小説」としても、技術的に問題は多分色々あるのでしょうね。
 

では、全体としてダメだったのかと言うと、そんな事は全く御座いませんでしたわ。実際わたくし、徹夜で最後まで一気読みしてしまいましたもの。
とにかくこれだけ王道(少なくとも最後がLASという点で)で、なおかつ毎回ハラハラさせながら波瀾万丈の長編を(ちゃんとオチ(シンジ様がアスカ様に恐怖心を抱く理由の説明)もつけて)真正面から完結させるというのは、中々出来ない事なのだと思いますわよ。
泣くまではいきませんでしたけれどちょっとウルっとくるシーンあり、笑えるシーンあり(例:後半のマヤ様)(笑うシーン…ですわよね?(^^;)。わたくしの好みとは若干異なる傾向の作品ですけれど、エンターテイメントとして、とても完成度が高いと思いましたわ。これなら、話題作になるのも頷けるのですわ。
先程弱点で挙げさせて頂いた所が、同時に長所でもあると思うのですけど、簡潔な文体が、特に後半(作者様が慣れたか読者が慣れたか)物語のスピーディーな展開に一役買っているのですわね。

(一読者のわたくしは作者の方自身の作品等への思い入れとかまでは分かりませんので、その辺の事はここではくっちゃべりませんわ。)

という訳でわたくしの感想を一言で言うと、「もう誰も愛さない」(吉田栄作様主演の「ジェットコースタードラマ」)エヴァ小説版、という感じですわ。個人的10点評価で6、7点。
あ…いや、誉めてるんですのよ。(^^; (ちなみにわたくしから見て御兄様のシリアス物は…4、位あげておきますわ。贔屓目で。)

>辛さ

ですからまあ「辛い」ゼロとは申しませんけれど(そうなんだ(^^;)、「辛い」3「おもろい」7位でしたので全然グーでしたわ。全くエヴァ小説を読まないわたくしでこのデイタは凄いと思うんですの。
 

後、前回書き忘れましたけれど投稿規程(本音)に追加で

・あんまり「…」な質のはパス。

というのがあるのですわ。で、この場合の「…」は御兄様の個人的10点評価で1点以下の物だそうですわ。つまりそれ以上なら問題ありませんのよ。

あ、まあ無理して投稿なさる必要は無いんですのよ、勿論ですけれど。(^^; でも一応、「ジャンル問わず投稿募集中。」という事は皆様に御連絡しておきますわね。


【名  前】Thrk
【タイトル】無事
  10/16 04:39
Mail: thrk@mte.biglobe.ne.jp
URL: http://www2s.biglobe.ne.jp/~Thrk/
【メッセージ】
けびん さん、こんにちは。

>現在鬱状態でして、まあ色々と…。(苦笑)

あまり無理をしないでくださいね。
まあ、そう言われて無理をしないで済むようなら、話しは簡単なんですけど(苦笑)

>対象読者は今も昔も同じだと思います。
>とにかく、自分と同じように『EOEを見てシンジとアスカは絶対に一緒になれない。』
>とショックを受けたヒトで、そういう読者が“クレイジーな遣り方だけど、EOEから、
>シンジとアスカの関係性を修復するのにこういう物語の作り方もあるんだ“…と感じて
>もらえれば作者としては大成功です。

この対象読者だと、その中に、けびん さんが入ってないですよね。
それでは、けびん さんが癒されないのは、ある意味仕方ないと思います。

>いえ、初耳です。(汗)
>自分どうも教養がないもので、そっち方面の知識は皆無でして。(苦笑)

「無」は、参禅して最初に与えられる公案の一つで、有無の無という意味ではなく、
そういう二元的なものを断ち切った境地を象徴します。


【名  前】前原
【タイトル】それじゃあんまり...
  10/16 00:49
Mail: maehara@seafolk.ne.jp
URL:
【メッセージ】
>けびんさん

>はじめまして。

ガ〜ン。...そ、そうきましたか(T_T)
連載中は感想メール一杯書いたのに...。
お忘れですか? ちょっと悲しかったりして。

(でも別に怒っている訳じゃないので、念のため♪)


【名  前】けびん
【タイトル】何やら賑わっているな。
  10/15 22:55
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】

☆ Thrkさんへ

こんばんわ。

>翻って、けびん さんが「二人の補完」を書いた意図は、「ある神話」を読んで受けた
>トラウマからの開放ですけど、この論述をしているということから分かるように、
>その意図は達成されていません。

まったくもってその通りです。
本来なら、けんけんZさんが主張していたように『作家よ語るな物語れ』の通り、
意味不明な論述を書く暇があったら、さっさと執筆体制に入った方がいいのですけど、
現在鬱状態でして、まあ色々と…。(苦笑)

>そして、その線で考えると、けびんさんは、「二人の補完」を誰のために書いたのか、
>を考える必要があります。けびんさんの意図からすると、“けびんさん”のために
>書いたはずなんですけど、意図が達成されていないところを見ると、それができていな
>いように見えます。その理由は、例えば、思わず、しのぱさんのために書いてしまった
>とか、“けびんさん”という人をよく分かっていなかったとか、よく考えずに沸き上が
>るものをそのまま書いてしまったとか、色々あると思います。

しのぱさんの為ということはないですが(ただ、しのぱさんはこれほど御自身の作品
を目の敵にした作品を楽しんで読んでしまえる仙人みたいな度量の持ち主ですが(汗))
“けびん”(自分自身)のことを良く分かっていなかった…というのは確かにあった
と思います。
最も、僕の個人的な持論では、人間は他人のコト(長所・短所も含めて)は
分かっても、自分のコト(特に短所)は分からない生物だと思っているので、難しい
とは思いますが。

>けびんさんは、その辺りを、まず、よく観察、把握する必要があると思います。そうし
>て、対象読者が決まれば、例えば、政治的な描写は不得意だけれども、どうしても
>必要だから、調査するとか、文章技術が足りないから、読んだり調べたり練習したり
>しなくてはいけないとか、トラウマを癒す文章というのは、どういうものなのかとか、
>色々対策を立てられるわけです。そういう順序を踏むほうがいいかな、というのが
>Thrkの意図で、そういう対応をしてきました。

対象読者は今も昔も同じだと思います。
とにかく、自分と同じように『EOEを見てシンジとアスカは絶対に一緒になれない。』
とショックを受けたヒトで、そういう読者が“クレイジーな遣り方だけど、EOEから、
シンジとアスカの関係性を修復するのにこういう物語の作り方もあるんだ“…と感じて
もらえれば作者としては大成功です。

政治的な描写に関しては、僕個人に“知識”“興味”“やる気”の三拍子が物の見事に
欠落しているので、多分最後まで“当たり障りの無い”描写に徹すると思います。
(僕がこの作品で“拘りたい”のは、そっちの方向ではないので。)

文章に関しては、技術論にはそれほど拘るつもりはないですが、“トラウマを癒す文章”というのは研究してみる価値がありそうですね。
何にしても色々御気遣いいただけて大変恐縮です。

>ちなみに、「無」というのは、ご存知だと思いますけど、茶席の掛け軸にも、
>よく使われる禅語です。

いえ、初耳です。(汗)
自分どうも教養がないもので、そっち方面の知識は皆無でして。(苦笑)
 
 

☆ フランソワさんへ

こんばんわ。
どこの掲示板でやっても、思いっきり引かれそうな論述を公開する“場”を提供して
もらっておきながら、今まで管理人の方にご挨拶抜きで失礼しました。m(__)m

>投稿規程
>雰囲気ブチ壊しの無意味な後書きが付きます。これを拒否することは出来ません。

最近、後書きのキャラコメに凝っているのですが、フラン研さんのキャラコメ(主にめぞん)は本田さんや砂漠谷さん(作品そのものより巻末のキャラコメの方が断然面白かった(汗))
と並んで、エヴァネット界でもトップクラスの面白さだと個人的には思っています。
(やっぱりキャラコメは性格の悪いエゴキャラ同士によるギャグ漫才が最高。
作者自身を肴に出来るだけの甲斐性があれば尚良し…。)
最も、僕自身はキャラと自分を会話させるなど相当気恥ずかしい限りなので、自分には
書けそうにないですが、他人の面白いキャラコメを読むのは大好きだったりします。(笑)

>>自作はフラン研さんにとっては、大家さんとはまったく正反対の意味で、読んでて
>>辛い作品だと思うので…。
>御兄様を勘違いしていらっしゃいますわ。(^^; 御兄様は普段ここで行われている御議論
>等に、「よくわからないけど、なんだかむづかしいことおかたりあっているなー」と
>感心していらっしゃるようなインテリジェンスチャレンジドな方ですのよ。

フラン研さんの作品と、過去ログの初っ端の頃の議論を読むとそうは思えないですが。
(何にしても、自作の評価はヒトによって極端すぎて、なかなか中間的な評価が得られ
ない作品みたいですので…。(汗))

>え、じゃあ「二人の補完」の感想はどうだったか? え゛、ええっと…ガタメキラ!
>(ホントは、フタホカが始まった頃はもう既にエヴァ小説を全く読まなくなっていた
>ので未だに御兄様は読んだ事がない、等とバラしたら御兄様に刺されるのですわ…) 

もし、フラン研さんが最初の五話ぐらいまで読んでみて、(前章はかなり短いです)
辛くなかったら考えてみます。
(“イタイ”という意味での辛さは、フラン研さんは絶対に感じないと思いますが、
多分、別な意味で辛くなって途中で読むのを挫折すると思います。)
 
 

☆ くわたろさんへ

こんばんわ。

>さらに別の掲示板での話がとーとつに終わってしまった訳を得心。
>とうりゅうもん? 
>ほんとにそう思ってる人いる?

自分が主張した意見に対して、“馴れ合い”でない、“本音”の意見が聞ける
という意味ではエヴァネット界で最も貴重な掲示板だと思っています。
ただ、中途半端な理論武装でこの掲示板に乗り込むと、かなり手痛いしっぺ返し
を食らうことになりそうですが…。(汗)
(むしろ此処では単純な“好き”“嫌い”の嗜好レベルでお話しした方が良さそうですね)

>いえいえ、私にも刺激になりました。

また何かお話したいことがあればよろしくお願いしますね。

>ところで「……」と「──」
>「──」(ダッシュ)も会話の余韻とか間の表現に使えます。
>だけど「────────」とか長くのばしても、時間的心理的に長い余韻の表現に
>なるわけじゃないです。多分。
>あと、英文の翻訳で、関係代名詞の代わりに使われることがあったり。
>#そーゆー翻訳家はキライ(笑)

なるほど。(ふむふむ)
わざわざご教示いただき恐縮です。
 
 

☆ 狩野さんへ

はじめまして。

>【タイトル】哲学者は
正直、哲学は苦手な分野ですが、(哲学に限らず、政治・経済・宗教・芸術・科学・心理
全部苦手ですが(汗)<無教養人)狩野さんの御主張はなかなか面白かったです。

>先にこちらを読んだらもう一つは読む必要皆無です。
>もしあちらを先に読まれたら今すぐ忘却して下さい。ぷりーず!(爆)
とのことですが、かなり興味深いコトが書かれていたので、簡単にレス。

ソクラテスの「無知の知」については、ソクラテスは知ってますが、実際
に彼の哲学書を読んだことはないので、僕が『無知は究極の知恵に通じる』
と言ったのは、多分別な出典(忘れたけど(爆))だと思います。

僕が言いたかったのは、
“彼は本当のコトを何も知らなかったが故に、無謀にも戦うことが出来た。”
みたいに真実も知らなかったからこそ、かえって出来ることもあった…という類
の出来事でしょうか。(現実にはあまりないケースかも知れないですが)
具体例で言うと、
“竜退治の御触れを見た、町の若者は、ドラゴンがどれほど強く恐ろしい生物か、
まったく知らなかった。それ故、彼は無謀な冒険の旅に旅立つことが出来た。
もし、彼がドラゴンの凄さを理解していたら、決して町から離れようとはしな
かっただろう…。“
みたいな感じですかね。(全然具体例になっていない。(汗))
ようするに逆説的に言うなら“知ってしまうと、かえって出来ないこともある”
というケースも稀にはあるのではないかなと…。
(勿論、自分がやろうとしているコトの困難さを理解した上で、あえて自らの意志で、
その壁を乗りこえる…というのも、また素晴らしいことではありますけど。)

だから
>けびんさんの文章を読み違えていたら申し訳ありませんが、「知らない」
>場所で安住されているのなら、そして故人の言葉をそういう立場の免罪
>符にしているのなら「それは違うのでは?」と一言云いたく、他人の言
>葉の受け売りで恥ずかしながらも提言させて頂いた次第です。

というのとはニュアンスが違いますが、正直自分は“無知”であることや、
“文章が下手”であることに、かなり開き直っている所も確かにあるので、
御忠告の方は有り難く受け取っておきます。

う〜む。
結局簡単にまとまらなかった。(汗)
じゃ、次は本題(?)の方へ…。

>えーと、けびんさんの一連の書き込みを読んでいて私が感じたのは、けびんさんの
>「自然状態への愛着」と言いましょうか。
(省略失礼)
>と思っているように感じられたのですが、いかがでしょう?

上で書いた通り、完全に正解というわけじゃないですが、かなり本質に近いところを
ついています。

>で、もし上の推測で当たってるとすれば、ある意味勿体無いかな、と思うのですよ。
(省略失礼)
>道具に使われさえしなければ、個性が消される、という事は無いと思います。

「文章技術」や「知識」は単なる道具ですか。
この発想はなかなか面白いです。(というか、自分に合っている気がする。)
さらに言うなら、うらかみさんの主張もそうでしたが、あまりに分かり易くて、かつ説得力
に富んでいるので、個人的にはちょっと反論のしようがないです。(苦笑)
ただ、まだ技術論は図りかねている…というのが正直なところです。
前のカキコで自分の記憶を消して読んでみたい…と考えた理由の一つは、作者は
基本的に文章を読む前から、そのシーンを自分の頭の中でリアルにイメージ出来るので、
(それは、その作品を書いた作者にしか出来ないことですが)どんな乏しい表現力でも、
自分の中ではしっかりと情景がイメージされて物語が作られちゃうと思うんですよね。
だから、本当に記憶を消した状態の自分が読めば、その時はじめて自分の文章上の不備も
目に付くのかな…というような気がします。
何か意味不明なレスになってきたので(汗)、このぐらいにします。
 
 

☆ 前原さんへ

はじめまして。
最近、クリギルの実力者達と連続でお話しが出来て嬉しいです。

>久しぶりに見たら「二人の補完」の話になっているのでちょっと横から。
>「二人の補完」は連載中は更新を心待ちにしていた作品でした。
>完全に私のツボに入りました。短いですけどそんな感じです。

ありがとうございます。(^^)
総合では“受け”専門(怪しい意味ではない(爆))で、そういう意見を聞くのは
無理だろうな…と思っていただけに正直意外でもあり、嬉しくもあります。

>>文章
>文章が練られていることが即作品の面白さに繋がるとは思えません。
>繊細・的確な描写、情緒とドラマに富んでいて、モチーフもプロットも申し分ないのに
>ちっとも面白くない作品だって存在します。

その意見は全く同感です。
ただ、そうでない下手な作品より、上記のよく練れた上手な作品の方が、
読んでて面白い作品が多い可能性が高いのは、自分にも否定出来ないところです。
だから逆に、“下手=詰らない”という、統計データを狂わせる“突然変異体”
みたいな例外的な作品もあってもいいかな…などと不埒なコトを考えています。(笑)

>一見大上段に構えていますが、描かれていることは非常
>にパーソナルであったり、些細なことです(身も蓋もない言い方をすればシンジ
>とアスカが喧嘩したあと仲直りしてチチクリあってるだけです)。そしてそこが
>良いと思いました。しかもそれを大マジメに論じているのが好きでした。

この前原さんの表現が一番気に入りました。
(あまりに作者の書きたいこと…というか作品の本質を捕らえているもので…。)
EOEを見て、このガキ共(シンジとアスカ)はどう間違っても世界を背負えるような
器じゃない…と勝手に確信してしまったので、世界を絡めた大河ドラマではなく、極めて
個人レベル(パーソナル)の恋愛(チチクリあい)に終始した次第です。

>最後に繰り返しますけど、私はホントに「二人の補完」が好きでした。

どうもです。(ところでこれは過去形かしら)

>#ただ掲示板のカキコが長過ぎるのは読んでいてちょっと疲れます(ごめんなさい(^^ゞ)

自分の無意味に長いだけのカキコが原因ですね。m(__)m
(もう少し、分かり易く簡潔に纏めたいと思っているのですが)

で、二つ目のカキコの方も簡単に…。

>>はっきり言えばけびんさんは文章が、下手。
>>「二人の補完」が読んでいて辛かった、という人のほとんどは、
>>「文章のつたなさ」についていけないだけだった、ってことでは?
>と言われるとファンとしては何か違うと思ってしまう。確かにけびんさんの
>文章は一生懸命なことは判るけれど、あまり上手くはないです(その点弁護しません、
>ごめんなさい)。しかし私はこの作品について思い入れるところがあったので
>特に辛くはなかったです。文章だけが原因なら誰だって辛かったはずです。

ありがとうございます。
自分からこういう濃い掲示板に顔を出して、ああいう自作の意味不明な長論文
を掲載したのだから、ある程度、技術論も含めた反論を受けるのは当たり前の話し
ですが、たまにはそう感じてもらえるヒトがいるだけで、砂漠の中でオアシス
を見つけたような浮かれた気分になれます。(爆)
あと、文章に関しては本人が120%自覚しているので気にしないで下さい。
むしろ“あれ”を上手ですねとおべっかを使われる方がかえって気色悪いです。
“下手なモノは下手”けど、自作を“最高として読んでくれた読者はけっこういる”
どちらも動かせない事実ですから、僕にはそれで十分ですので。

>これは邪推というより別の場所で加古いくさんのRemembraceの
>話をした際にほぼ全く同じ議論になったためそれを思い出したためです。
>当時は「う〜ん、なんとなく納得できないけどそうかなぁ」と思ったまま上手く
>言葉にできずに終わらせてしまったのですが...。

ふむふむ…。
以前しのぱさんから自作の感想を戴いた時に、しのぱさんは
自作を『エヴァ小説批評』の題材にしたくない…みたいなことを言ってましたけど、
(別にする気もなかったけど。…というより「ある神話」こそ題材にして欲しかった。)
そういう経緯があったわけですか。(大納得)
おかげで長い間抱えていた疑問(という程大袈裟なモノでもないが)が氷解しました。
 
 

☆ AoiRyuさんへ

こんばんわ。

>>というか、『こことここはどうやって繋げよう?』と場面を切りかえる時の一時的
>>な接続の為の描写をどうするか何時も悩んでいたような気がします。(汗)
>私の場合は、一時期ですが「接続詞がなきゃ文章が上手く繋がらないよぉ……」って
>な感じで、殆どの文に接続詞がついてたことがありました(^^;

そういう時は会話主体で文章を組み立てるのも手かもしれないですね。

>ところで、今日図書館で見つけた『日本の文体(著・中村明、岩波セミナーブックス)』
>と言う本によれば、文章間をぶつ切りにするのを嫌うのは、日本的な感覚だとか。
>そういえば、
>翻訳ものでは日本の小説より比較的切れてるような(とはいえ、翻訳された時点で
>日本的感覚に少しは影響されるのでしょうけど)気もして、納得してみたり(^^;

翻訳と言えば、シドニーシェルダンの小説の日本語訳版に“超訳”という二重翻訳手法
(確か一度純粋に英語から日本語に翻訳した文章を、さらに別のヒトが“読んでて面白い
日本語文章に翻訳する二段構えの翻訳方法だったかな)が用いられているみたいですけど、
効果的には、どんなもんでしょうかね。
(自分的にはシェルダンの“超訳”シリーズはかなり面白かったけど、スティーブン・
キングの“IT”の日本語訳版は文章が読んでて辛くて途中で断念した記憶があります。
あと、翻訳じゃないけど個人的には最高にうまい文章を書くのは、やっぱり田中芳樹かな。
あれだけの長文なのに、すらすらと文章が頭の中に溶け込んでくるというか…。)

>>「…………」はともかく「――」ってどういう時に使うのですか?
>>(自分は使った経験がないモノで(汗))
> 本来は、「僕は、その白い扉――塗装が半分剥げかかってはいたが――を開けた」
>のように、括弧と同様に語句の説明をする場合に使われるようですが
(省略失礼)
> のような感じで。まあ、「……」が秒単位で「――」は刹那ってところですかね。

なるほど。
同じ技法の説明でもくわたろさんとAoiRyuさんで、それぞれ微妙にニュアンスが異な
っているので、その違いが面白いです。

あと、二回目のカキコに少し横レスを入れると

>実際のところ、私としましては、現在の読み込み度合いで「二人の補完」の『坊主』
>の部分に対して論評できるとは思っていません。
>#「二人の補完」が「ある神話」のアンチテーゼとして存在するのなら、「ある神話」
>のほうも熟読する必要があるでしょうが、こちらは未読ですし(^^;

これに関しては、基本的に読者は作者の意図など気にせず、作品として描かれたモノのみ
を読んで、純粋に作品の出来そのものを判断すればいいと思います。
長論文を書いたり、後書きで往生際悪く作中内の解釈などを入れたりしてますが、これは
完全に僕個人の趣味なので、そこで語られた意図を読者が総て汲み入れて作品を読まなけ
ればならない理由はないですので、論文の最後で宣言したように、自分の好きなように
読んで、有りの侭に感じたことを伝えてもらえたらそれで十分です。
(尚、「ある神話」は悲しいお話に耐性のあるヒトなら間違い無く“名作”足り得る作品
だと個人的には思ってます。(あの作品の魅力が理解出来無いのは僕だけです。(苦笑)))

といわけなので
>「『坊主』に関しては世間の人気を鑑み、とりあえず良いものであると判断した上で、
>『袈裟』について着目してみよう」
別に、『坊主』『袈裟』でも興味のある方で自由に論評してもらって構わないです。
 
 

ではまた。
 


【名  前】前原
【タイトル】私も混乱してきたりして(^^;;
  10/14 23:33
Mail: maehara@seafolk.ne.jp
URL:
【メッセージ】
>Aoi Ryuさん
なんだか私のカキコのタイミングが悪かったようでごめんなさい。
元々Aoi Ryuさんを意識して書いたものではなかったのですが、折角なのでレスです。

>次に作品内での文章表現の重要性について書きますが、私の考えでは「表現手段を文
>章に依っている限り、結局のところ文章をないがしろにすることは出来ないだろう」と
>いうことになります。

全く同意見です。その通りだと思います。
私も人に読んでもらう以上、何かを表現する以上、その方法論を学ぶのは
当然だと思います。ついでにいうと私は文章表現について考えたりするのは
結構好きです。例えばですけど

> 話は変わりますが、直接心理描写といえば、「シンジは○○○○と思った」みたいなのが
>実例でしょうけど、私の場合は、奇しくも(というほどのことではない(^^;)例に挙がった
>「真剣な表情」や、或いは「哀しげな素振り」といった説明表現(造語ですけど(^^;)を減
>らそうとしてます。

というのは私も全く同じことを考えていました。そして昔はかなり厳密にそれを
守って、直接的な形容詞を極力避けていた時期がありました。
が...最近自分で書くようになって書き手としての視点でプロの人の作品を読んで
非常にシンプルな表現(例えば『悲しかった』とか『素晴らしい』という単純な形容、
『僕は「×××」と言った』というちょっと棒読み状の表現)が時には逆に深い味
わいを出すことがあるんだなと思うようになりました。

繊細な描写ばかりでは人は飽きるし、時にはシンプルで淡々とした説明調が良い時も
あるみたいです。その辺の"間"はまだうまく方法論として言葉で説明できない部分です。
私自身悩みながら書いてますし。ただ最終的には文章はあくまでツールで、書きたいという
信念と自分の中の書きたいものをいかに練るかが全てだと思います。
これはかなり根深くそう思っているのでなんとなく動かないように思います。
Aoi Ryuさんのおっしゃることはどちらかというとかなり納得していますが。

 
しかし...です。
うらかみさんの言うように

>はっきり言えばけびんさんは文章が、下手。
>「二人の補完」が読んでいて辛かった、という人のほとんどは、
>「文章のつたなさ」についていけないだけだった、ってことでは?

と言われるとファンとしては何か違うと思ってしまう。確かにけびんさんの
文章は一生懸命なことは判るけれど、あまり上手くはないです(その点弁護しません、
ごめんなさい)。しかし私はこの作品について思い入れるところがあったので
特に辛くはなかったです。文章だけが原因なら誰だって辛かったはずです。

だから「文章が悪いからバツ」の前に「内容が合わなくて、文章も悪いからバツ」
「なのに何故みんなこんな作品を誉めるのか?」ということではなかろうかと
読めてしまいました。これは邪推というより別の場所で加古いくさんのRemembraceの
話をした際にほぼ全く同じ議論になったためそれを思い出したためです。
当時は「う〜ん、なんとなく納得できないけどそうかなぁ」と思ったまま上手く
言葉にできずに終わらせてしまったのですが...。

まあ私にとっては反論というより素朴な疑問といったところです。

では


【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】ええと、先ほどの書き込みはちょっと訂正しました。結果、前原さんと順番が前後してます(^^;<事情が解らない方に
  10/14 22:19
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】
 
 今回は、前原さんの書き込みに対する返答に当たる内容から書きます。

 って……はうあっ。まあ、書いてしまったので、そのまま掲載しますね。どちらにせよ、
書いておきたかったことですし(この段落は、掲示板を見てから加筆しました)。
 

○前原さんへ

 まず明らかにおきますが、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」というわけではないのです。

 実際のところ、私としましては、現在の読み込み度合いで「二人の補完」の『坊主』
の部分に対して論評できるとは思っていません。

 #「二人の補完」が「ある神話」のアンチテーゼとして存在するのなら、「ある神話」
のほうも熟読する必要があるでしょうが、こちらは未読ですし(^^;

 というわけで、

「『坊主』に関しては世間の人気を鑑み、とりあえず良いものであると判断した上で、
『袈裟』について着目してみよう」

 という考えで今回の一連の書き込みをしているわけです。
 

○文章表現の重要性

 次に作品内での文章表現の重要性について書きますが、私の考えでは「表現手段を文
章に依っている限り、結局のところ文章をないがしろにすることは出来ないだろう」と
いうことになります。

 SSというものは、いわゆる小説(特に、その中でも純文学的作品)に比べて、文章の
占めるウェイトが少ない(Web上であるということに付随する諸条件がそうさせるのでし
ょう)とは思います。しかしながら、あくまでも文章――日本語と呼んでも良いかも知
れませんが――で語られているのですから、文章の表現上の制約ないし限界によって、
語っているものが制限されることは避けようがありません。

 趣味であれ、なんであれ、卑しくも表現媒体として文章を使用する者にはあるまじき
言葉かも知れませんが、この世の中には文章では容易に表現しきれないことが少なから
ず存在します(単純な例ですが、鉄の棒を熱が伝わる様子はどのように描写できるでし
ょうか。また、その状況での非常な高熱と人肌ほどの熱の違いはどう表現しますか)。

 そして、その限界までの幅は、文章表現が鍛えられている場合といない場合で明確に
違います(再び単純な例ですが「雪が静かに降る」「雪がしんしんと降る」では、ほぼ
同じ状況を説明していますが、湧いてくるイメージには大きな差があるでしょう)。

 思いますに、文章上の技巧というものは、そのような「文章(日本語)に拠って立つ
が為の制限」を可能な限り回避するために存在するのではないでしょうか。

 少し視点を変えれば、

「表現したいことを余すことなく、そしてより明確に伝えるためには、それ相応の文章
表現力が求められる」

 ということにもなるのではないかと思います。

(……ところで、以前にもこういうこと書いたっけ(汗)?)

 
○蛇足

 と、すみません(^^;<いきなりかい
 どうも、良い例が思いつきませんでした。

「鉄の棒を熱が伝わる様子? そんなの、○○って一瞬で思いつくよ」

 なんて突っ込まれたらどーしましょ(汗)。
 

 さらに、すみません(^^;<まだあるんかい
 私的良い文章について、のほうが全く書けませんでした。

 書くことはある程度はっきりしているんですけど……とっかかりだけ書くなら、「表
現しようとすることによって、良い文章の在り方も変わってくる」といったところです。

 出来れば、どういう物語にはどういう文章、みたいな実例も挙げて見たいものですが。

 それから、先ほどの書き込みにあった本を読む前に纏める予定です。アレを先に見ち
ゃうと、受け売りになってしまいそうですんで(^^;

 ではまた。


【名  前】前原
【タイトル】いつのまにか
  10/14 20:13
Mail: maehara@seafolk.ne.jp
URL:
【メッセージ】
すみません。追記です。

私の直前に何時の間にかAoi Ryuさんが書き込んでいらっしゃるので誤解されない
よう念のため説明すると、私のカキコは主にうらかみさんを対象に書いたものでした
(書いときゃ良かった...)

では


【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】はう。一晩寝過ごしたせいで、くわたろさんに解説されてしまってる(^^;
  10/14 20:05
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】
 というわけで、どうもです(^^;>くわたろさん

 実は、「自分にとって(心地)良い文章」についてつらつらと考えていたせいで、直接的な
レス部分が上がっていたにもかかわらず、レスが遅くなってしまったんですよね……失敗。

 とはいえ、書いたのを削除するのも勿体ない気がするし、一部重複してないところもあるの
で、その点も含めたレスをば。

 あ、それから、文章の件に関しては後ほど(^^;

○けびんさんへ

>>強いて言うなら、私自身も今練習しているところなんですけど、文章と文章の繋がり
>>というか、流れがぎくしゃくしているところがある気はします。
>(中略)
>というか、『こことここはどうやって繋げよう?』と場面を切りかえる時の一時的な接続
>の為の描写をどうするか何時も悩んでいたような気がします。(汗)

 私の場合は、一時期ですが「接続詞がなきゃ文章が上手く繋がらないよぉ……」ってな感
じで、殆どの文に接続詞がついてたことがありました(^^;

 ところで、今日図書館で見つけた『日本の文体(著・中村明、岩波セミナーブックス)』と
言う本によれば、文章間をぶつ切りにするのを嫌うのは、日本的な感覚だとか。そういえば、
翻訳ものでは日本の小説より比較的切れてるような(とはいえ、翻訳された時点で日本的感
覚に少しは影響されるのでしょうけど)気もして、納得してみたり(^^;

 しかし、この本は(同じ著者の本で、文体関連の本は幾つか出ているのでそちらもきっと)
凄く勉強になるけど……2000円以上するのよね(T^T)

>「…………」はともかく「――」ってどういう時に使うのですか?
>(自分は使った経験がないモノで(汗))

 本来は、「僕は、その白い扉――塗装が半分剥げかかってはいたが――を開けた」のよう
に、括弧と同様に語句の説明をする場合に使われるようですが(はう。くわたろさんが嫌い
って言っておられるような……翻訳文限定ですよね(爆)?)、私は「……」より短い経過
時間を示すものとして利用してます。

「――待って」<どことなく綾波ライク(爆)?

 や、

「えっ。どうしてそんな――」

 のような感じで。まあ、「……」が秒単位で「――」は刹那ってところですかね。

 ***

 話は変わりますが、直接心理描写といえば、「シンジは○○○○と思った」みたいなのが
実例でしょうけど、私の場合は、奇しくも(というほどのことではない(^^;)例に挙がった
「真剣な表情」や、或いは「哀しげな素振り」といった説明表現(造語ですけど(^^;)を減
らそうとしてます。

 説明表現を使うと、どういう状況なのかは分かり易いんですけど、キャラクタに無味乾燥
なイメージ(まあ、エヴァなら元が映像メディアなのである程度誤魔化しが利くようですが)
しか持てなくなってしまうようですから。
 
 

 くわたろさんの書き込みを見て、修正した部分はオン書きですので、改行文字数が一定
してないのはご勘弁を(^^; 


【名  前】前原
【タイトル】二人の補完好きでした
  10/14 20:01
Mail: maehara@seafolk.ne.jp
URL:
【メッセージ】
はじめまして。
久しぶりに見たら「二人の補完」の話になっているのでちょっと横から。
「二人の補完」は連載中は更新を心待ちにしていた作品でした。
完全に私のツボに入りました。短いですけどそんな感じです。
 

>文章
話は変わりますが...
文章を作ることはある種の「仕事」だから、ゴールイメージと、方法論の吟味と
あとは根性、つまり単純作業に思えます。だから私ならたかが文章にあまり力を
入れたくないし、文章で誉められようとは指向しないし。ただ作品を内容と
文章とに二分できるかと聞かれたらそうは思いません。内容と文章と、更に作者
の人間性は良く一致しています。能天気な人は能天気なものを書くし、冷静な人
は冷静なものを書くし、狡猾な人間は隙の無いものを書きます。

文章が練られていることが即作品の面白さに繋がるとは思えません。繊細・的確
な描写、情緒とドラマに富んでいて、モチーフもプロットも申し分ないのに
ちっとも面白くない作品だって存在します。それは多分、文章に表れた作者の
人間性に共感できないからだと思います。そしてそれはそれで構わないと思います。
そもそも全ての人間と友達になる必要はないですし。

確かに「二人の補完」には「これが判らなきゃダメだ!」という万人向け作品
ではありません。だけど「おお、これを待っていた!」というものは私的に
ビリビリ感じました。一見大上段に構えていますが、描かれていることは非常
にパーソナルであったり、些細なことです(身も蓋もない言い方をすればシンジ
とアスカが喧嘩したあと仲直りしてチチクリあってるだけです)。そしてそこが
良いと思いました。しかもそれを大マジメに論じているのが好きでした。
逆にそこに共感できない人だっているかもしれませんし、いて当然だと思います。

私の感じたことは一握の灰さんが既に書いてますが以下のようなことでした。
>その点、けびんさんの直情的な姿勢は僕から見れば好ましいものであり、
>その無我夢中ぶりは滑稽であるがゆえに愛らしくもある。
>僕は以前にけびんさんの作品を絶賛しているが、今にして思えば、
>僕は作品そのものよりも作品からに地味でてくるけびんさんのその人となりに
>惚れ込んだのかもしれない。

だからそれを文章の良し悪しという視点から語るのはちょっと違うなぁと思います。
多分そういう方はそもそも最初から作品とけびんさんに共感できなかったのでは、
と思うのですが(邪推ですか?)。

以上は文章について議論してもしょうがないよ、ということを言いたいのでは
なくて、もし嫌いな作品についての批評を文章に絡めて行っているのであれば
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」状態ではないかと思いました。袈裟なんかどうでも
いいから坊主を素直に批判したものを私は読んでみたいです(批評文として)。
最後に繰り返しますけど、私はホントに「二人の補完」が好きでした。

#ただ掲示板のカキコが長過ぎるのは読んでいてちょっと疲れます(ごめんなさい(^^ゞ)


【名  前】狩野
【タイトル】昨日の自分のカキコを見て
  10/14 19:29
Mail: gumaguma@iris.dti.ne.jp
URL:
【メッセージ】
なんでこんな不必要なまでに刺々しいのだろう?
……と疑問に思う。
で、書き込みの時間を見て理解。

なるほど……睡眠とは生物にとって欠くべからざるものなのだな……と(爆)
いや、早い話が夕べは妙に寝付けなくてイライラしてたようなのです。
自分では冷静だと思ってたのですが……(汗)
ふらんそわさんに「消して下さい」とお願いしようにも一握の灰さんが
レスをつけてくれてるし、もはや戻れぬわんうぇいちけっと…(T-T)
(あ、一握の灰さんがレスを付けて下さったこと自体は純粋に嬉しかった
 です、誤解しないで下さいね)

というわけで、けびんさん宛てをちょっと書き直します。
先にこちらを読んだらもう一つは読む必要皆無です。
もしあちらを先に読まれたら今すぐ忘却して下さい。ぷりーず!(爆)
 

●けびんさんへ
……というわけで、けびんさん初めまして。
狩野と言うものです。よろしくどうぞ(今更?(汗))

えーと、けびんさんの一連の書き込みを読んでいて私が感じたのは、けびんさんの
「自然状態への愛着」と言いましょうか。つまり「技術を身につけるよりも自然な
状態の方が自分の心の“ありのまま”を表現できる(なぜなら、技術を身につけれ
ば技術の巧拙に目がいってしまい、肝心の中身に100%の心を注げなくなるから)」
「下手に知識を身につけるよりは知識を余り持たない方がいい(なぜなら知識によ
って自分の従来持つ心性の方向性が捻じ曲げられる可能性があるから)」
※()内は100%私の推測に過ぎません。けびんさんがそのような発言をどこかで
 されているという訳ではありませんので念のため
と思っているように感じられたのですが、いかがでしょう?

ここまでの推測が違っていたら、以下は意味をなさないので飛ばして下さい。

で、もし上の推測で当たってるとすれば、ある意味勿体無いかな、と思うのですよ。
「描写技術」とか「知識」って、ようは道具だと思うのです。本来、それ自体はそれ程
意味をなさない。使う者が職人とか賢人とかであれば工の技で素晴らしいモノが
仕上がるし、使う人間が幼児であればおもちゃにしかならない。道具自体が如何に
素晴らしいものだとしてもです。一方で、どんなに素晴らしい職人に道具を渡さず
「モノを作ってね」と言っても、果たして満足のいく品が仕上がるとは思えません。

さて、この場合「職人の腕」もしくは「道具」の二者択一、という問題提起自体
果たしてありえるでしょうか?

結局、心性(職人としての本来の腕・技)も、描写技術(職人の使う道具)も
どちらも欠かすべからざるもの、では無いのでしょうか?
無論、心性を生かす描写技術を磨く(職人としての特製を生かしきるための
道具を選ぶ)という事は前提条件でしょうが。

けびんさんが恐れているのは、「技術の向上が統一性に向かわせるのでは」
というトラウマのようです。でも、ある意味道具(=描写技術)というのはシロウトが
使ってもそれなりのモノが作れるようにするためのものなわけであって、道具を
使えば全体のレベルが底上げされる訳ですから使い始めの出来が同じなのはある意味
自然の理ではないでしょうか?(逆に、それを使って底上げできるもので
なければ道具(描写技術)の意味が無いかも(笑))
しかし、その最初の境を越えれば(越えられれば、と言った方が正しいのでしょうか?)
むしろ職人が本来持ってる腕・創作の方向性(=心性)を伸ばし、引き立たせる方向に
道具(=描写技術)は進むはずです。道具と一言にいっても、一つの道具だって
色んな使い方があるでしょうし、また道具自体の種類も沢山あるはずです。
創り出すモノのどこに、どのような道具(=描写技術)を、どのように用いるか。
素材が同じであっても、創り手によって出来上がるものは全く異なるモノに仕上がるの
では無いでしょうか?

「何をどのように創ろうと作者が思うのか」が個性・心性であり
「そのためにどこにどのような道具をどんな形で使おうか」と考えるのもまた個性・心性。
道具に使われさえしなければ、個性が消される、という事は無いと思います。

前の書き込みとはやや言わんとしてることがズレたように思いますが(爆)、
とりあえず「技術」に対してそれほど身構えることは無いのでは?…というのが
今回私が言いたかったことです。
 

…などと長々と書いてみましたが自分でもイマイチわかりづらいような…。
(自分でも実際、途中から若干混乱ぎみ(汗))
どなたか、私の書き込みを読んでピンとくる方がいらっしゃったら要約してくれませんか(爆)
 
 

…ふぅ。
なんか長々書き込んで疲れました。
書いてる方も疲れたんですから、読んで下さった方はもっと疲れたでしょうし(爆)、
一握の灰さんへのレスは次回。
すいません、せっかくレスをつけて下さったのに。<一握の灰さん

では、また。


【名  前】一握の灰
【タイトル】ありゃ、言いたいことはほとんど狩野さんんに
  10/14 18:12
Mail:
URL:
【メッセージ】
MEGURUさんは、実に面白う人じゃ。小坊主相手に問答をなさる。まあ、生真面目な人っちゅうのはわかっとるけんどんね。まあ、井戸端での他愛のない小坊主の戯れ言くらいにきいといてくだりゃんせ。

わっちは死後の世界なんぞには、興味はないけれども、ただ死と言うのには興味を引かれることがありますな。前にも言うたとおり、死はもっとも身近な現象じゃけんど、これほど人間の心に影響を与える現象というのも他にはないもんですやろ。死をこれから迎える人、死に逝き人を見送る人の心の変わり様というのはあんまりにも凄いもんじゃけ。

せやから文学なんかでも「死」というもんは「恋愛」や「戦争」なんかとならんで主題にされるんでしょうけどね。

特に死を見据えた人間の残した創作物っちゅうのは、やっぱり他のもんとは何処か違う澄んだ威圧感というか、なんかとほうもないもんがあったりしますし。

でも、今わっちらが死を身近に感じることはあまりないように思いますな。時には人間が死ぬっちゅうごく当たり前のことすら忘れとることがある。死が薄れるっちゅうことは、生が薄れるっちゅうことにもなる。そう考えると、死について考えるっちゅうことは、生きとることを実感するためかもしれませんな。

生者の生者による生者のための考察とMEGURUさんは仰るが、そりゃあ当たり前のことじゃが。人間が一番興味を持つのは人間じゃから。

祭りっちゅうたんは、ちかくの御坊様の説法を聞いたときにえろう印象に残った言葉だったんで使ってみたまで。意味としたら「フィナーレ」と同じようなもんじゃと思うとうてください。

いまわの際については、本当に受け売りにすぎませんから、偉そうなことはなにもいえんけんど、尊厳死や安楽死ちゅうもんがあるなら、快楽死もまたありかなと。

まあその程度のことでありやんす。

ちなみに「一握の灰」っちゅうのは、遺灰のことだったりします。気づいた人はいらっしゃるでしょうか?石川啄木の「一握の砂」をもじった訳じゃありませんよ(笑)


【名  前】くわたろ
【タイトル】子猫のログを読んで
  10/14 07:41
Mail: kuwataro@speed.co.jp
URL: http://www.speed.co.jp/kuwataro/junk/index.html
【メッセージ】
 さらに別の掲示板での話がとーとつに終わってしまった訳を得心。

 とうりゅうもん? 
 ほんとにそう思ってる人いる?

>死

 について話しててどうも噛み合わず、苛々しながら話を進めてようやくこっちが“一生の終端”、相手が“死後の世界”について話していたが判ったということがありまして、死には死というコトバの意味を違えてしまうほど生きている人間にとってはインパクトがあるのだなーとズレたところで感心した記憶があります。
 

けびんさんへ

 いえいえ、私にも刺激になりました。

 ところで「……」と「──」

 「──」(ダッシュ)も会話の余韻とか間の表現に使えます。
 だけど「────────」とか長くのばしても、時間的心理的に長い余韻の表現になるわけじゃないです。多分。
 あと、英文の翻訳で、関係代名詞の代わりに使われることがあったり。
#そーゆー翻訳家はキライ(笑)


【名  前】狩野
【タイトル】哲学者は
  10/14 06:05
Mail: gumaguma@iris.dti.ne.jp
URL:
【メッセージ】
全知者と無知者の中間者である、とはプラトンの言…らしいです(爆)

覚えておいでの方、どうもお久し振りです。
忘れてらっしゃる方、初めての方、初めまして。
狩野と言うものです。
不真面目な書き手/読み手ですので、不定期に出たり出なかったりする
かと思いますが、気長によろしくお願いします。

●けびんさんへ

表題はけびんさん宛です(笑)
いや、前の論述で「無知は知に通ずる」というような事をおっしゃって
いたので、ちょっとばかり。
ソクラテスの「無知の知」について。
「無知」とは本当の「無知」ではなく、ある事物について一面の真実を
示す「知」と、異なる面の真実を示す「知」が矛盾(コンフリクト)し、
統合した全体知として捉えられなくなった状態を「無知」という……ら
しいですよ。
そのような働きによって「知」を「無知」へと転換した上で、更なる知
を求めていく…その働きに終わりはない…それこそが「無知の知」の本
当の意味では無いか、と私は思うのですが。

本当に「無知」ならば、そも「知らない者」が「知らない」事それ自体
を知り得るでしょうか?(言葉遊びのようですが)
「知る者」はそれ以上知る事を欲するでしょうか?(これは、人間が全
能者で無い以上心配する必要の無い事象でしょうが)

けびんさんの文章を読み違えていたら申し訳ありませんが、「知らない」
場所で安住されているのなら、そして故人の言葉をそういう立場の免罪
符にしているのなら「それは違うのでは?」と一言云いたく、他人の言
葉の受け売りで恥ずかしながらも提言させて頂いた次第です。
 

●MEGURUさんへ

「死」が「けがれ」である、ということ自体、それ自体が今見えにくく
なっているからこそ「死」について考えることは意味がある、とは言え
ませんか?

自分自身の経験で言えば、まず「死」を理屈以前で受け取るような年齢
の時分に「死」に遭遇したことはありませんでした。
また、ものごころついてからも、身内・親しい人間またはその身内の葬
儀にしか出たことはありません。
まして、死化粧を綺麗に施され、火葬によってお骨になりさえすれ、
腐敗臭を嗅いだという記憶はありません。

それは人間に限っての話だ、とも言えます。
確かに、動物の死骸などは見たことがあります。
内臓中にヒルが吸い付いていたカエル、頭を鉈でぶったぎられた蛇(切
ったのはウチの祖父祖母だったりしますが(笑))、道路に転がり、何に
啄ばまれたのか内臓が露出してた鼠…確かにこれらは「けがれ」を想像
させます。ですが、自らの死とこれらをリンクさせて考えられないのが
現代ではないでしょうか。何故って、人間の死を見る殆どの場面が前述
したような「綺麗な死化粧、“けがれ”を飛ばす火葬、土に返るお骨」
というプロセスを辿るのですから。

結局それは平和な国の平和な環境に君がいる証しだよ、と言われればそ
こまでです。しかし、私のようなスタンスでしか死を見てない人間が殊
更にマイノリティだとも思えません。むしろ、日本とフィールドを限定
すれば、死を(しかも人間の死を)「けがれ」を伴ったものとして見る
人の方がむしろマイノリティなのでは?と思うのです。
(これは私が世間知らずなだけでしょうか?)

「生は幻想であり、死は現実である」
確かそんな言葉を三木清が言っていました。「我、夢で胡蝶となるか、
胡蝶、夢で我となるか」の言葉を借りるまでもなく、生きているという
事は夢幻のようであるわけです。そして、やがてその幻想に冷たく帳を
降ろす「死」が万物に降りてくる。
それが何者にも逃れがたい運命だからこそ、死を考えることは逆に生を
考える事に繋がり、いつか逃れがたい「現実」が己に降ってくる事を知
る事によっていっそう幻想を彩らせよう(生を際立たせよう)と考える
……そんなことがあるのではないでしょうか?

そうであるとすれば、まさしくMEGURUさんがご指摘された通り「死を考
える」ことはすなわち「生者の、生者による、生者のための」考察であ
り、むしろそうであるからこそ価値があるのではないか、と私は思うの
ですが、いかがでしょうか。