俺と同行者は人前では結構ドライなので、農場男は「喧嘩でもしているのか？」と心配する。
「別にしていない。浮気もバレないようにやっている」と言ったら謎に農場男からローキックをもらう。更に母親の命令を受けた７歳児にジャンピングニーを食らった。
令嬢は「良い妻を持てば幸福になれるし、悪い妻を持てば哲学者になれる」というソクラテスの言葉を引用した後、「では悪い夫を持った妻は・・・・」というテーマで７歳児母と話し始めた。

昼間あれだけ寝たというのに、７歳児は食事と風呂と宿題を済ませるとはやくもご就寝。
「そんなに寝て頭が痛くならないか？」と聞いたら、「まゆまゆは丈夫なのだ」と返された。丈夫ならそんなに寝なくても・・・と言う前に７歳児は自室に退去。
急な手術が入ったため、９：００過ぎにようやく帰ってきた７歳児父は、娘の声を聞くことのないまま一日を終える。
 

★
 

鯖氏とまっこう氏が秋風を感じさせる会話をしている。
特に鯖氏センチメンタリズムにドップリ浸っている。センチメンタリズムを振り払うには、やはりＳＭしかない。東京出張の際、時間と金が許すなら鯖氏がＳＭクラブに駆け込むことは確実だ。

そういうわけで（どういうわけだ？）今日は口説きワインの紹介。

シャトー・カロン・セギュール
ラベルにハートのマークが描かれているボルドー地方の赤。１８世紀にラフィット・ロートシルトやラトゥールも所有していたセギュール侯爵が「我、ラフィットとラトゥールを造りしが、我が心、カロンにあり」と言ったのは余りにも有名。
「世の中にはラフィットやらラトゥールのように素晴らしい女性があまたいるけど、僕の心のカロン・セギュールは・・・」という風に使用する。
９３，９５あたりなら値段は５０００円ほどであろう。

サン・タムール
ボージョレの村名ワインの１つ。意味は「聖なる愛」。ボージョレの帝王ジョルジュ・デュブッフなども作っているから比較的簡単に手に入る。値段は２０００円くらいだと思う。
口説き文句は自分で考えるように。

ラクリマ・クリスティ
イタリアのカンパーニャ産の赤。意味は「キリストの涙」。値段は若いものなら２０００円くらい。
「僕たちは今キリストの涙を飲んでいる。もし君が涙を流すことがあったら僕が全部飲んであげよう」などと言ったら、余程のことがないかぎり変な人だと思われることは確実である。

モンラッシェ・ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
ロマネ・コンティが作っている白。世界最高峰の白の１つで値段も相応に高い。また生産量が少ないため滅多にお目にかかることもない。
「三銃士」を書いたアレクサンドル・デュマが「脱帽し、ひれ伏して飲むべし」と語ったほど。つまりＳＭしか道が残されていない鯖氏専用口説きワイン。
女王様にひれ伏しながら飲むといいだろう。

オーパス・ワン
カルフォルニアの嚆矢を担う赤。意味は「作品番号１」。
音楽好きの女性ならすぐに理解してくれるかもしれない。値段は決して安くない。１９９３が１５０００円くらいで売られているのを見た。
使用法は、まず「君は僕のオーパス・ワンだよ」などと意味不明のことを言って相手を混乱させる。赤ワインは誘淫の作用があると古来から言われているので、相手になるべく多く飲ませる。頭が混乱し、酔ってきたら、多少強引にでも連れ込めばいい。武道をやっている鯖氏なら、いざとなれば鳩尾を殴って・・・・と書いたら身も蓋もなくなるのでここらで止める。

シャトー・ラトゥール
説明不要の赤ワイン。ボルドーで最も男性的な赤と言われ、荘厳で力強い。
だが非常に熟成に時間がかかり、令嬢曰く「完全に鼻が擬楽には３０−４０年くらいはかかるんじゃないかしら」ということになる。俺が飲んだ最も古いラトゥールは１９４９。これなどはもの凄い。
一本買って「君と３０年後にでも飲みたいね。それまで一緒にいてくれるかい？」と語るべきワイン、と書きたいところだが、そんな先のことは誰も分からない。

ソアーヴェ
最も知られているイタリアの白。バリエーションも豊富。
産地はヴェローナで「ロミオとジュリエット」の舞台にもなった町。ジュリエットの墓や二人の家があるとイタリア人の友人は語っていた。
相手の女性と心中したくなったり、悲劇的に別れてみたくなったら飲むといい。
 
 
 

（福井県酒造組合連合会の展示会）
品川、パシフィックホテルにうちもブースを出す事に。

つってもスタッフはあたしと従姉妹（えりではない、念の為）
だけと言う有り様やが（汗）マスコミ関係の対応とかに追われると
碌に売り込みをする閑も無いと言う･･･

折角東京に出る（経費で）と言うのに強行スケジュールで時間もとれん。

遊びに行きたひ･･･（あのな）

まうう。

ＰＳまっこうさん

玉砕だすか（汗）

無理に忘れられるのかなあ･･･その意欲には脱帽っす。

あたしゃ「不覚にも嵌まってしまった」と言う惚れ方しか
出来んのかも。別に「独り」な事自体は「普通」と言うより
「本来の生き方」やから･･･

この風任せな「自由」が好き。（はあ･･･）

何かの間違いで嵌まってしまうと「後を引く」･･･

　いつでもどこでも女性を追いかける……これが男と言うものだよ

　無理に忘れようとしている時ならなおさらね

　ちなみに電話したけど相手にされなかった

まっこうさん、立ち直り速い･･･（未だ数ヶ月しか立ってないやうな気が 汗）

何時までも忘れられん奴が阿呆なのか（はう）

溜め息。

餓鬼の頃「七人の侍」を見て以来、どれほどの影響を受けたか、

数多くの映画人やファン、その他の表現者に与えた影響は計り知れまい。

今は只、その業績を忍ぶのみ。

さらば、黒澤明。有難う･･･

令嬢の来日目的は、俺の茶会に出るわけでも、７歳児をいじめることでもなく、ワインコンサルタントとしての仕事のためだ。
そういうわけで今週の令嬢は、遅れてやってきたスタッフ数名とともに小樽のワイン畑に出かけている。令嬢は精神科医でもあるが、ボルドー大学を出たワインコンサルタントでもあり、当然のことながら美人で毒舌家だ。

話を７歳児に戻す。睡眠は神経を休ませるという意味合いもある。７歳児が爆睡しているのは、令嬢によって神経を消耗させた結果だろうか？
トイレに起き出してきた７歳児に聞いたら「まゆまゆ眠いのだ」と言われた。寝ぼけた７歳児はパジャマの裾を自分で踏んづけてローリングアウトし、ソファに悪態を付いた後また寝た。
 

☆
 

「一番うまいもの」の話。
この話をする時、「一番うまいもの」として規定されるものは大きく分けて２種類ある。まっこう氏のように「一種の飢餓状態である時に口にしたもの」と「フォアグラや大トロ」ように高価で絢爛なもの」だ。

飢餓状態に陥ると味覚は狂う。
補足説明するために話を栄養学的にすると、栄養素には３つの機能がある。血や肉になる構成素としての働き、体温や力の元になる熱量素としての働き、体のバランスをとる保全素としての働きだ。
カロリーメイト等の科学的合成食品を別として、栄養の３機能を完全に満足させる食品は存在しない。よって厚生省が定めているように、少量多品目摂取の食事をとる方が栄養バランスを取れる。

だが、５大栄養素と言われる、タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラルの内、タンパク質だけは微量ながら３機能を満たすことができる。
タンパク質は、主に構成素であり、熱量素でもあるが、保全素としての働きもないことはない。
人は飢餓状態に陥った時、当然の事ながら第一義的栄養素であるタンパク質含有食品を欲する。またその中でも体内合成が不可能な必須アミノ酸８種類（トリプトファン、ロイシン、リジン、イソロイシン、バリン、スレオニン、フェニールアラニン、メチオニン）を含む食品を欲する傾向がある。

マラソン完走直後に「トリュフとフォアグラのパイケース詰め」を「うまい」と感じることはない。体がマラソンによって失われている体液補給を求めているのだ。当然、ポカリスエットなんかがうまく感じる。
飢餓状態に近い状態での味覚は、体が必要としている栄養素を「うまい」と感じる。また、胃は空っぽだから消化に時間がかかるものも当然駄目だ。

「うまいもの」の話をする時に、「飢餓状態で口にしたもの」を入れると収拾がつかなくなる。話は調理技術でも素材でもなく、栄養学と自己保存本能の分野になるからだ。
栄養学的に見るなら、腕の悪い農家が手を抜いて作ったまずいワインも、良心的な作り手が一本一本虫を駆除し精魂傾けて作ったワインも大して変わらない。
アラン・パッサールが細心の注意を払って焼き上げた仔羊の２００分焼きも、適当に火を通しただけのマトンも栄養学的には大差ない。

まっこう氏の体験に視点を当てれば、別に「ホットコーヒー」でなくても「インスタントラーメン」でなくても良かったのだ。熱い紅茶でも、最高の茶葉を使ったウヴァ茶でも、固形スープを溶かしただけのコンソメでも、８時間アクを取りながら丁寧に作ったコンソメでも、その時のまっこう氏には「一番うまいもの」として感じられただろう。

「うまいもの」の話に栄養学や飢餓状態を持ち込むのは、優れた料理人や生産者に対する冒涜だ。
味ではなく栄養を欲している状態の前では、卓越した技術も優れた素材も生産者の苦労も意味がなくなる。「優れた料理人が卓越した技術をもって質の良い素材を調理したもの」は飢餓状態で食べても勿論うまい。
しかし、飢餓に至る状況を考えると事実上難しい。
これがまっこう氏をアホと断じた１つ目の理由である。
 

２つ目の理由。
「視覚８７％、聴覚・・・・・」
以前書き込みしたこの数値は、シカゴ大学のある研究グループが出した値だ。元々このグループは人間の攻撃性についての研究をしており、人間の攻撃性に刺激を与える感覚は何かということも調べていた。
彼らは攻撃性だけではなく、性欲＆食欲中枢神経に刺激を与える感覚の伝達経路を数値化し、「視覚８７％・・・」というのをはじき出した。
研究はまだ初期段階でもあり、完全ではない。T・OKA氏が指摘したようにいかにもアメリカ的だ。

レストランで食事を注文し、口に入れる直前までのことを考えてみる。
メニューを一見しただけでは料理の全容は分からない。待っている間に色々と創造を膨らませる。
そして例えばステーキが運ばれてきたとする。肉の焼け具合、かすかに聞こえる肉汁が対流する音、香ばしい香り、ナイフを入れた時の肉の柔らかさ。
実はこの時点で決着がついている事が多い。開高健のところでも触れたように味覚とは総合的な感覚である。舌だけではなく、目も鼻も耳も喉も消化具合も合わさって判断されるのが味覚なのだ。

味覚とは総合的な感覚であり、その他様々な要因に影響を受ける。精神状態、その日の体調、コースならば前に食べた物と後に来る物のバランス、場所の雰囲気によっても感じる味覚は違う。
またさっぱりとした蕎麦とフォアグラのソテー・・・・、どちらがう「うまいもの」か比べるだけ無駄だ。「うまいもの」はいつの頂点を有するピラミッドではなく、いくつもの山が連なった連山なのだ。
クリュグとロマネ・コンティを比べても、合わせる料理、順番によっても感じ方は違う。

味覚のチャートというのを最近よく出している。これは異なった山に属する料理に優劣をつけるためのものではない。
天才的な味覚の持ち主は別として、通常の人間は比較によってしか判断がつかない。だが、ジャンルが違うものも含めて判断をするには、相当の経験と知識が必要である。
そういう人間は「一番うまいもの・・・・」という言い方は余りしない。比べる難しさを知っているからだ。

俺は味覚チャートを作るために、異なった店の同じような料理を食べ続けたことがあるし、今でもしている。
フレンチでは仔羊・コンソメ・オマール・頬肉の煮込み・フォアグラ・ジビエ、イタリアンではポモドーロ・ラグー・オーソブック・トリッパー、中華なら北京ダック・フカヒレ・麻婆豆腐・・・・といった具合に「今月は鴨」、「来月は鮎」と決めて食べ歩く。

ラーメンでも蕎麦でもいいのだが、同じ系統の物を食べ続けることによって培われる感覚というのは確かにある。
ジャンルが同じなら比較もできるし、ある程度味覚チャートがあれば「今日食べた料理はこのジャンルのこの辺に属しているな。でも少し塩がきつく、素材も地味が足りない・・・・・」といったことも判断できるようになる。

味覚のチャートの第二段階としてジャンルの区分けを変えてみるというのがある。例えば発酵食品（チーズ、味噌、腐乳etc）、乾燥型海産物（乾しアワビ、カラスミ、ボッタルカetc・・・）というジャンル分けをした後比較してみるというのもおもしろい。
俺はまだ第二段階には進んでいないのだが、発酵食品については少し手を着けている。

味覚を判断する基盤には素麻ざまな条件があり、ジャンルの違う物を比較するのは困難だ。以上の点を無視、あるいは軽視していることにより「一番うまいものは・・・・」を短絡的に言う奴はアホである。
 

長くなって疲れたのでこのへんで止める。

　大体ここは口と態度が悪くてどこのＢＢＳでもはじき出された人が来る所でしょ（フラ
ンソワ嬢すまん）いちいち気にする程ではないと思う。

　大体そんな事より昨日の宴会で出逢った妙齢の女性に電話をかける方が大問題。

　だからこそ、私もあの「凶悪な（笑）」な鯖氏にさえ「噛み付いている」と言われる書き込みを
してしまったのでしょう。

　要点はただ一つ。良く知っている人相手ならばともかく、簡単に他人の事を「アホ」呼ばわりは、
おかしいのではないかと思うからです。
　確かに、掲示板に書き込まれた特定の内容がMEGURU氏の基準からして、間違っていることはある
かも知れない。（これとて、私の基準からすれば間違っていないことが多々あります。例えば、
まっこうさんの美味いもの。）
　が、その一点だけを持って、全人格を否定するような「アホ」という言葉を使うのは、まさに、
自分が「アホ」であることを証明していると思います。ちなみに、この「アホ」は、たった一つの
発言ではなく、これまでの発言を踏まえてのことです。
　しかし、その「アホ」も、管理人のフランソワさん、常連の鯖さん、Bleadさん、のりさんと私の
ように慣れている人に向けられれば、ギャグ或いは修辞上の問題(或いは、長い付き合いから得た
結論？）で片づけることが出来ると思います。
　が、今回のまっこうさんへの発言は、かなり行き過ぎです。
　限度を知らないのは、やっぱり「アホ」だからではないでしょうか？

　ただ、尾崎さんの態度も頂けない面はあります。

　まず、MEGURU氏を良識派に分類するなど、ソ連が嘘をつくとは思わなかったと言ったカーター
大統領のようです。この掲示板の人は、皆、そうでないことを知っています。
　だから、良識派の行動をとってくれると期待するのは間違いです。

　それから、わざわざ「総合」で文句を書いておきながら、勝手に撤退し、文句があるならば、
自分のところでどうぞ。という主張。ちょっと身勝手です。

　最後に、何時も思うのですが、言わなければ良い「捨てぜりふ」を必ず残していく点。
　御自分では格好が良いつもりなのかも知れませんが、チンピラと同じ印象を与えてしまいます。
　折角良いことを行っているのだから、そんな情けないことを言って自分を貶めず、正々堂々と
MEGURU氏を議論で粉砕すれば良いのに。と思います。

　MEGURU氏も、MEGURU氏流の論理で反論していますので、尾崎さんにもそれを正面から突破して
頂くことを期待しております。

以上、現在のところ傍観者。でも、何時でも当事者になる用意があるT.OKAでした。

それでは。

　とか書いている間に（いや、アキハバラ電脳組を初めて見たとかそんなんはどうでも…それよりも続きが気になる終わり方………ハッ！）MEGURUさんが書き込みをしている。……そういや根拠を先に書いた上で「アホ」と書かれていたな……

王子
>それはともかく総合に於いて良識派なるものは存在しない。居るのは悪党だけである。

　俺に至っては「電波なオタク」だし、確かに色んな意味で「魔窟」ですわ。
　逆に「どんなのが良識派なのか？」と聞かれたら誰がどんな風に答えるのかを知りたい。

あむ。

最近ライフワークとしていることに、食の研究とマラソンと７歳児観察とイブン・ハルドゥーンの「世界史序説」の読解がある。
「全てを疑うことは出来ない」ヴィトゲンシュタインの言葉だ。考察をするに当たっては、完璧とはいかないまでのそれなりの基盤が必要になる。俺の根底にある物は大きく分けて３つある。

１，人は理解し合うことはできない。
２，「はじめに相対主義ありき」からは何も生まれない。
３，個人の判断は不完全さをはらんだ絶対である。

＜１について＞
例え親子であっても、人間は他人と理解し合うことは出来ない。法律、慣習、道徳、貨幣などは争いを回避するためにあるという側面も持っている。
俺は性悪説支持論者ではないが（勿論性善説論者でもない）、人間は自分の心理状態すら完全に把握することは出来ないし、例えできたとしても表現して伝えることは不可能だ。

どうでもいい奴に関してはそれこそどうでもいいが、俺は自分が好きな人間、興味がある人間と相互理解を深めることは必要だと思う。
それには自分の主義主張をはっきりと表明しなければ駄目だ。なまぬるいつき合いでは「知り合い」は増えても、「友人＆理解者」は増えない。
俺にはアジア人の友人が多くいる。時には罵倒合戦をしながらも、戦争問題について話し合った結果だ。仲間内には最初結構な数の日本人がいたが、半分以上は途中で逃げた。感情のぶつかり合いに耐えきれないか、主張するものが自分の中に何もないからだ。
主義主張をはっきりさせるとは、何を否定し、何を肯定し、何をまだ分からない物でるかを明確にすることでもある。
「否定しなくても主義主張の表明は出来る」嘘だ。そんな虫のいい話はない。世界には様々な人間がおり、様々な利害や意志が絡み合っている。何かを主張すれば何かを否定している。

＜２について＞
相対主義とは結果として生まれるものだ。
「文化価値などは比べられない」という言葉にも語弊がある。時には理論的に話を詰め、時には感情的に罵し合った結果、「突き詰めていく極限において、比較がカオス状態になってしまう」というところまでいって、仕方なく相対主義が登場するわけだ。

「それは個人の趣味だ」「個人的嗜好を問題にしても始まらない」「俺の考えに口出しするな」
話の前提条件としてそんな言葉を持ってくる奴は、実は誰も理解する気がないのだ。自己を維持するために、自分を肯定してくれる人、厳密には否定しない人の間に浮遊しているにすぎない。

＜３について＞
個人の判断は絶対だ。これだけだと上の記述と矛盾しているように聞こえるかもしれないが。
人間は主に脳で物事を判断する。そして脳は脳のことしか知らない。客観的に判断しているつもりでも、「客観的なもの」として脳が判断し、脳に記憶させたものを取り出しているにすぎない。
自分の判断というのは、自分の内部では絶対だ。１人でいくら考えてみても、判断が自分という檻から抜け出すことはない。

自分の判断を絶対化とまではいかなくても、多少なりとも向上させたいのなら、それを外部に表現することだ。自分が「アホな奴」と思った奴はアホとし、「無能」と思った人間を無能と発表する。
それに対して不満がある人は反論を帰してくるだろう。反論に理があると思えば、自分の判断に訂正を加えれば良い。

俺は他人のことを「アホ・バカ」呼ばわりするが、自分に対する非難・反論を抑制したことはない。無意識にやったことはあるかもしれないが、意識的にはしない。
俺の判断に対して、「おまえ、それはアホやわ」と思うのなら根拠を添えて表明すればいい。
 

尾崎氏の不快表明に対して答えるなら、自分のことを下賎呼ばわりする人間を俺は嫌いだし、泥水を啜るような生活を送った人間のことなど理解できない。

自分のことを妙に卑下する人間は、自分と他人の自己に対する評価がかみ合っていない人間であることが多い。具体的には２つのケースがある。
１つは自分で自分のことを高く評価しているが、他人には大して評価されていない場合。つまり、自分を低く見せかけることによって、他者の評価が低いという事実から背を向けている。
もう１つは自分の能力に気づいていない場合。前者とは全く逆のケースだ。他人には高く評価されるが、自分には自信がないので必要以上に謙虚に振る舞ってしまう。

俺はサラエボの郊外に行った時、友人の車が盗まれて移動できなくなり、車に所持金のいくらかや食料を入れていたため、１０日ほど雑草に近い香草を食べ、雪を溶かしながら過ごした経験がある。
だが、基本的に俺は金銭的に苦労した経験はない。学部生の時も高額なバイトばかりしていたので、親からの仕送りがなくとも金には余り困らなかった。
現在は、国の区分によれば最も高率な税金を払わなければならない階層に属する。
泥水を啜った経験がないので、そんな人の心情を理解できるわけがない。俺は心理学をやっているので、分析したり把握したりすることはできるが、それは理解することじゃない。
俺は「タチの悪い人間」だが、自分の経験がないことに「理解」を示して見せるほど厚顔無恥ではない。

最後にもう１つ言うと、俺のことを罵倒・非難するのは決して失礼なことではない。勝手にやってくれ。
 

★
 

撤退宣言をした尾崎氏には、以上の文章をメールに張り付けて送った。返事は「総合」にするようにも書いて置いた。尾崎氏が再来訪するかは不明だが。
 

食についての話。
「一番うまいもの・・・」についてだが。
アホと分類しているのには２つの理由がある。

と書こうと思ったが、長くなりすぎるので書き込みを分けることにする。少し間が空くかもしれない。
 

　まゆまゆっ！　どーも、Aoi Ryuでございます。
 

○今まで食べた一番旨いものが存在する訳

　・それは「以前に」食べたものである。
　・それを食べたときは「特別な」状況であることが多い。

　上記二つのどちらかに当てはまる場合、それは「既に理想化された」食べ物で、その食べ物の
「実際の味」ではない。

　その理由は「これは今までで一番旨い」と思えるものを食べ終えたときから「理想化」が始ま
り、時間が経過するにつれて「幻想的な旨さ」だけが取り残され、その純度は上がる。

　注・・・ここで『「特別な」状況だった』という事実は純化を促進する働きをする。
 

　そして、この状況はその「一番旨かったもの」を上回るだけのものが登場するまで続く。
　
　つまり「一番旨かったもの」というのは「神格化（ヲイヲイ）」されているだけの代物にすぎ
ず、それは（往々にして）「特別な」状況がつくりだした偽物である。

　これを指してMEGURUさんはアホだと言っているような気が・・・。＜私もアホ呼ばわり決定か？
 

●尾崎貞夫さん

　あまりお話ししたわけではないのですが、正直『残念』というのが私の気持ちです。

　出来れば撤退の前に、

　>泥水を啜るような人生を送った人間の言う事など、理解出来ないかも知れませんけどね。

　これを叩きつけて、議論の上で判断していただければ、と思いましたが。

　それでは、また機会がありましたら、お会いしたいものです。
 

●トールギスさん

　はじめまして、最近ここに出入りさせていただくようになりました、Aoi Ryuと申
します。

　>反省すると共に、皆様に深くお詫び申し上げます。

　いえいえ、ご自身の勘違いと非を認めきっちりと対処なさるというトールギスさんのお取りに
なられた態度は、私にとって非常に美しいものであると感じました（偉そうですみませんが）。

　今度、機会がありましたら色々とお話ししたいものです。
 

　>でも、ふと来た道を振り返り、その道が正しいのかどうかを考える事が出来る
　>方って、素晴らしいと思います。

　私も全くもって同感です。
 

●T.OKAさん

>>　もしよろしければ、私のサーバー領域に置いて、少しずつ追加していくという形態をとらせてい
>>ただけませんでしょうか。
>
>　直接リンクと言うことですね。構いません。現に、やっていますし。

　ありがとうございました。後ほどアドレスをここにてお伝えいたします。＜少々修正の必要があり
ますので。
 

>>T.OKAさんの場合、ランキング追加一作につき何作ぐらい「これは載せない」と思う作品がある
>（中略）
>なんか、役に立たない回答で申し訳ないです。

　いえいえ、それだけで十分です。私があまりに読んでないようでしたら止めておこうかな、と
思っただけですので。m(_ _)m
 

　----現在メルマガ登録者数は５９のAoi Ryuでした。

さて、何から書こうかな？
と語り口調で書いてみるがなんだか疲れそうなのでヤメ。普段の口調で進める。まあ慣
れの問題だろうが普段の方が楽なのである。

まずは食い物の話。
前にも書いたが自分は食べる事が出来る事がありがたいと思っている人間なのであまり
こだわりはない。もちろん旨い物を食べたいという欲求はあるがその序列は低い。生き
ていく為に必要なこと、食事・睡眠・排便…等、に対しては中身さえしっかりしていれ
ばあとはどうでもいい。序列を付けるなら睡眠が一番か。それはともかく無くてはなら
ないものには基本的に文句は言わない。文句を付けることは生きることを否定すること
だからだ。そうでなくても偏食王子のため、食べられる食材が少ないし。
まあ食の話は飽きたというのもある。その点、まゆまゆの話は毎回楽しく読ませて貰っ
ている。自分にとってMEGURU氏はまゆまゆの代理人でしかないようだ。
話は変わるがMEGURU氏の論はときどき新たな視点が加わることが多い。食の話だと、食
べ手・作り手、と来て今回は経営者か。後から出されるとちょいと分かりにくいし、論
旨が広がりすぎる。
 

「硬派な九州男児めりけんエグゼクティブ風味」とはT.OKA氏への評だが言い得て妙だ。
ただし、「硬派な九州男児」と「めりけんエグゼクティブ」の良いところを相殺したも
のというのが自分の感。どのへんが？言わぬが華であろう。
 

「MEGURU氏が良識派」…これは貴族魔王MEGURU氏に対する冒涜である。魔王だぞ、魔王。
大地真央ではないのだ。その魔王に対して良識派だぁ？おとといきやがれってんだ！
それはともかく総合に於いて良識派なるものは存在しない。居るのは悪党だけである。
あるのは大が付くか小が付くかの違いだけだ。気が付かないのは見る眼が無い証拠だ。
 

逆上させるのはMEGURU氏の得意技のようだ。過去の書き込みを見るとよく御学友達が逆上
なされている。自分は面白おかしく読んでいるのが、逆上する方そうもいくまい。と言っ
ても彼らに対しては「アホ？」としか言いようがない。逆上するのは図星だからであろう。
それを認められないと相手に噛みつく、勝てないと思えば捨て台詞を吐いて消える。あち
こちでよく見かける光景だな。MEGURU氏の価値観が認められないのは単に料簡が狭いから。
都合のいいことも悪いことも見つめてこそその先があるのに結局は自分に都合のいい場所
に居たいだけ。だいたい自分の価値観だけが全てなど総合の住人は誰も思っていない。他
人の価値観という刺激が欲しいからこそここにいる意味がある。その刺激を毒と思うなら
所詮その程度だ。ここにいる意味はない。

それと悪意を込めて一つだけ言う。
弱者であることを武器に同情や哀れみを乞う奴はすでに弱者ではない。こういう奴等がい
るだけで反吐が出る。
 

ほむー

あたしゃてっきり･･･（だって･･･でかだん君･･･）

関係ないけど

すのーろーどさんと手打ちに至る。意図が解ってもらえたんなら
もう含む所はない（笑）頑張って欲しいもんだす。うん･･･

（しかし、それを持って某山口県人や「性Ｏ破Ｏ者」と言う栄誉を
くれた某君を容認するもんじゃ無いが。それと此れとは話が別。）

まうい。

まぁMEGURUさんの反応は取りつく島もない事が予想されるが。

「全ての人間は表現者であり、某かの事項に対して主張を
持ちながらそれを表現しないのは敗北である」ってのが持論やものね。

アホ、馬鹿と言うのは修飾語･･･（？？？）あの響きを失ったららしくない
と思うけどなあ。MEGURUさんの基準が絶対であろうがなかろうが、それを
不愉快に思う尾崎さんやIGAさんの価値観も又、同様に「不確実」なもんで
あって、「自分と違う価値観に興味を持って色々学ぶ」のは楽しいと思うんや
けど。実際、その膨大な知識に（時にハッタリが絡むとしても）よって受ける
刺激は貴重な楽しみ、総合の味なんやけど･･･

その辺、王子あたりの毒舌な解説が又あるかな？

何にせよ･･･「自分と違う」ものに興味を持つことは重要かつ人生のしげき。
（だから余計な事に首をつっこむのか？）

尾崎さん

へ？「凶悪」の見本？あたし？（自覚が無かったのか？今まで･･･）

まう。

そういう人もいるから世の中楽しい。
ふーんと、思ってたらいいじゃ〜ん。

他人の価値観がすべて間違ってると思おうが別にねえ。

まあ、下の方を知らないかあいそうなひとだとおもえばぁ。

すんごく失礼な事言いますが……ＭＥＧＵＲＵさん　あなた鯖氏よりタチ悪いです。
鯖氏は堂々と喧嘩を売ってるので、ある意味すがすがしいですが、一見良識派を気どって、
他人の価値観を全て一笑に付して、アホ呼ばわりするあなたと同じ空気は吸いたく無いです。

と言う訳で撤退宣言です。
気にいらないなら、私のページの掲示板に何でも書いて下さい　消しませんから。
いつでも門戸は開けておきます。
まぁ、私みたいな下賎な輩の掲示板なんか見たくも無いでしょうけどね。

これ以上こんなやり取り見てると血圧が上がります。

もう一言だけ（あんたはコロンボかい）仮にあなたの住む所に直下型の大地震が起きて、
濁った泥のような水と腐りかけたパンしか無い時にも、一説ぶってから食べずに去りますか？

泥水を啜るような人生を送った人間の言う事など、理解出来ないかも知れませんけどね。
 

さよなら

フランソワ様、鯖様＞
失礼しました。
お２人のご意見、ご尤もでございます。
思えば私もそういう人達とやってることは一緒でした。
反省すると共に、皆様に深くお詫び申し上げます。

＞言論の自由
うーん・・・これも言葉で言うのは難しいものですね。
ただ、多少なりとも発言力のある方が、何を言ってもいいのだと誤解した
時が恐ろしいと思うのです。
そんな人間に何か言われた方も、ムキになって好き放題反論し、それに対して
もっと嫌な反論が・・・。
結局泥沼化、本当の目的がどっかに行っちゃいますから。

余所に行って恫喝＞
うーん・・・何か、見てたら「どっちもどっち」という感が。
双方とも、やはり自分の信ずる道があるはずですから、「それだけ」を
突っ走るのは仕方ないですかね？

でも、ふと来た道を振り返り、その道が正しいのかどうかを考える事が出来る
方って、素晴らしいと思います。