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(ろぐ183)


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ここはわたくしフランソワが逃げた兄に代わり仕切っていた(過去形)掲示板ですわ。
大体何でも好きに書き込んで下さって構いませんわ。わたくしが気に入らない書き込みはプチ消しますけれどもね。ぷん。


【名  前】Kirsh
【タイトル】TOPのCGが・・・
  07/08 13:22
Mail:
URL: http://member.nifty.ne.jp/warae/
【メッセージ】
なんかゾクゾク来ました(笑)

【名  前】BLEAD
【タイトル】つまり…
  07/07 20:18
Mail: blead@ky.xaxon.ne.jp
URL: http://www.ky.xaxon.ne.jp/~blead/
【メッセージ】
 他人との距離が判ったら自分の形が見えてくると言う事だろうか?
「自己肯定」について。
 つまりは、自分と他人との距離を測れるようになる、と解釈したら間違いでしょうか。
 曖昧模糊としたものに有る程度の、それでもまだ曖昧なそれに一通りの区分を作る。
 自分が他人の付属品だったり、不要な存在だと思わないように。
 つまりTVエヴァの最終話…は違うか(苦笑)
 違わないな。
 他人から自身を肯定して貰ったり認めて貰う事無いのなら、自己否定…結局自分が不要な存
在なんだ、という考えに終始してしまい、不要な自分は他人と関わる資格すらないのだ等と考
えてしまったりするとか…
 領域の確認が出来ていないから、責任を負うべき範囲が判っていない。
 MEGURUさんの書かれる躁鬱病の人に近いのでは? 碇シンジは。
 事有る毎に「僕は要らない人間なんだ…」というの。
 現代社会は往々にして「自己」と言う物を実は否定している。
 学校はブロイラーの鶏を出荷しようと躍起になっているし、世界の警察は事実上亜米利加と
いう事になっている。
 無論それに反発する人達も存在する。
 でも、それが社会の流れとやらになっている、ヤな事に。
 結局、社会は「個性」を叩きつぶし、ローラーで整地して…平坦な社会を作ろうとしている
ようだ。
 何せ、その方が支配するのに楽だから。

「どうせ何をやっても無駄なんだよ」

 こう言わせる事が彼等の目的だったとしてら……
 その目論見は成功していると言わざるを得ない。
 話が飛んでるな。
 しかもおちてない…えぇけど。

「良い人」
 要するに「有象無象の一般庶民」であり、自らそれを称する無個性を肯定してしまった終わ
ってる人間の事。
 彼等は確かにイノセントなのかもしれない。
 だって、個人じゃなくて集団を指す単語なんだモン。
 つまりは「どうでも良い人間」の集まり。
 群衆、とも称する。
 要するに、大勢に流される人。

 ちなみに、他人から「誰アンタ?」と言われて死にそうになっていくゲームとして「ONE」を挙げる。
 しかも、段々と他人の心から自分の存在が消えていくのだ。
 耐えられん。
 と言う訳で、インターフェースが死にそうにウザイのを理由にやってない。

あむ。


【名  前】MEGURU
【タイトル】”真面目”考
  07/07 12:02
Mail:
URL:
【メッセージ】
色々書いていたのだが、思わず消してしまった。
というわけで書く気が失せた。時差ボケのせいもあり、眠くもなってきた。
出張&学会疲れ。ただ、俺は疲れているときほど活動する人間らしい。


 

自己肯定について話が出ている。
けびん氏の「自分一人の足でしっかりと立つ事が出来ない…そう、自分自身すら支
えられない人間が、どうして、自分以外の多くの他人を精神的に支えたり、まして
や世界を丸ごと背負ったりなど出来るのであろうか。」と鯖氏の「”良い人”ほど
始末に負えないものはない」が気になった。

けびん氏の説は勘違いと誤りを多分に含む。
第1点。
>自立について
完全に自立した人間などいない。
「人間の精神はある種機械的で、外的刺激と反応の結果の集積物・・・・」という
のは何度も書いたので省略。知らない&見ていないから書けという人間は記述する
ように。追記する。
他者からの保証によって自己は保たれる。自分の知り合い全員から「おまえなど知
らない」と言われたら精神は崩壊するであろう。
「自分の足で立つ」という思考は、いわゆるキリスト教的価値観からくる考え方。
「神から理性を与えられたのは人間だけ・・・」という類の説だ。
真剣に思索した結果そう思うのは自由だ。が、「人間は自立するべきだ」風潮を無
意識に受けて「自立しなければならない」と思いこむのは愚かだ。

不完全ではあるが、人類の大半は自立している。大半に入らないのは、発狂者と脳
ができていない7−9歳以下の幼児、それに脳に障害を持ってしまった人々。
極度なマザゴン男性、鯖氏が嫌悪する精神的に制度に寄生する人間も自分の足で立
っている。
マザコン男から母親が離れても発狂することはない。「自分は母親がいないとダメ
」と思いこんでいるだけのことで、いなくなれば代替品を探すだけのことだ。
躁鬱病の人間は「自分のせい」と思いこむことによって、自立していないように錯
覚している。視力良好な人間が、極度の乱視&近視の眼鏡を掛けてフラフラしてい
るのと本質的には変わりはない。

>自己肯定
自己は他者から保証されるものであって、自分で保証するものではない。自分で自
分を肯定するというのは誤った手順だ。
自己は他者からの肯定を受けることによって、結果として肯定されるのであって、
自分で肯定するものではない。
前提として自己肯定すると、往々にして自己は肥大する。いきすぎると誇大妄想症
になることもある。自己を肯定しない他人に憎悪を燃やし、極端な攻撃に走る可能
性も高い。

前にも書いたが「キレる中学生」の典型例。
親とも踏み込んだ領域の確認の確認をしたことがない。>自己が保証されない。自
分がよく分からない。>仕方なく自分で自己肯定。

仲良くしなければいけないプレッシャーに悩まされている。>同一性に介入してく
る異分子への排除欲求。

自己肯定しない(自分に批判的な)人間への敵意。

そして関係性を示す言葉の不足。敵意は無視か攻撃となって現れる。

>人間は1人分の重荷しか背負うことができない。
道徳論を言っているわけではない。学問的な話だ。例えば自分の操作ミスで原発を
爆発させ数百万の人間を殺傷したとする。
数百万人分悲しむことができるか?
否、である。厳密には数値化できないが、人間の精神的キャパシティはそれほど変
わりない。平均を100とすると上限でも150くらいであろう。

傷を乗り越えるというのは、傷を圧縮&他のことを重ね塗りで矮小化させていくこ
とに等しい。
告白というのは、他者に相対化してもらうことによって、傷を縮小する行為である

それまで100/100を占めていたことを、他者の視点を取り入れることによっ
て50/100などにすることである。急に心のキャパシティが500になって・
・・ということではない。

>「良い人は・・・」
良い人と聞いて真面目な人を思い浮かべた。
真面目な人というのは、躁鬱病にかかりやすい。つまり失敗の責任を全て自分でし
ょいこんでしまうわけだ。踏み込んで言うと、物事を多角的に見ることができず、
対象の多面性を捉えられない。
ここでの書き込みを見ていると、けびん氏と関氏などは生真面目による躁鬱病2歩
手前くらいに見える。フラン研氏はVB1不足による無気力症かもしれないだろう
と思う。鯖氏は勿論、嫁無し30男・女性不信症候群(勝手な用語)。


【名  前】鯖@まとめ(恒例?)
【タイトル】自分の運命(さだめ)は背中に背負って行くしかない。
  07/07 02:10
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
久々に関さんの咆哮を聴いた(佳きかな佳きかな。)

しかしまぁ、結局そーゆー事だろう(上記)
仮に主人公の糞餓鬼が「女一人に好きだと言うのに一々理屈を
付けて、『僕は悪くないよね?』と皆に言ってもらわなければ
気持ちを言葉にも行動にも出来ない」とか、「受け入れられる
と言うお墨付きが無ければ何も出来ない」とか「周りに尻拭い
してもらう事を待ってるか、行動しても『理想的と皆に認められる
レールがなければ何一つ出来ない』」とか「それを恋愛と呼ぶなら
御免被る」とか、「それって本当に『好き』なのか?」とか、
「要は「そんな男でも手順を踏めば受け入れてくれる女は居るんだ」
と言う話じゃないの?」とか、「そんなら俺は興味無い」とか、
色々な感想はあるのか無いのか良く解りませんが・・・
(なんなんだ&もうちっとマシな譬を選べ!)

注釈(上記は感想の一部ではありますが単にそれで終わっている訳では
ありません。そーゆー不満を超えて十分に価値あり、な作品も在ると言う
事です。)

自己肯定、それが無関係な人間には無意味な事であっても、その人には
「みずから欲した事」であると言う事も在る。あたしはアスカ嬢には「見様に
よっては良い娘やね」程度の感想しか抱いてはおらんが、「評価されたい」
と感じている人にはとても共感が涌く娘なのだろうし、(自分が生きている
内は「兎に角勝利だ」と思っているあたしには理解は出来ても『大変だ
ねぇ・・・』としか思えないのは事実だが)「好きじゃぁぁぁぁ」と言う人も
沢山居る訳だから「そんならそういう人は素直に『好きだぁぁぁ!』とやれば
良い」(小理屈付けずにその気持ちを肯定できる自信があるなら)とも思う。

恋愛は幻想の最たるもの。故に「疑い出せばきりがない」し、「裏付けが
無ければ成立しない」ものならば初めから「終わっている」とは思う。他人に
保証してもらって始めて何とかなるようなものならば・・・釣り合いだの共犯者意識?
だのは「きっかけ」であってそれを「保証の為の材料」にしなければならないと
すればその程度のものなんじゃないか、とも思う事も在る。結局「逆境やハンディ
キャップの前にはなす術も無いもの」だと言う事だろうから。(最大の障害は精々が
『ドメスティクバイオレンスな痴話喧嘩』・・・だもの。致命的でありつつ、結局
逆風や運命どころか『自ら撒いた種』だけで悩んで終わり。考え様によっては
自業自得・・・女に手を上げた時点で。周りの力で形にしてもらってなんとかもって
居ると言う事になりかねないかもね。其処に拘るならば)好きな所は何処?と
問うて「こことここが好き、だから一緒に居る」位言える、なんてのが感じられ
ないのね・・・そう言われれば「ふぅん・・・あたしとは違うね。でも、納得した。」
と言えるんじゃなかろうか(笑)

理想恋愛と言う「形」幻想の中に逃げ込む為の物語なら、あまり興味や説得力は
感じないかもしれない。全てが「主人公の自己を安定させる為だけの物語」ならば。

それ同様に・・・関さんのハウリング。何とかしたい、決着を付けたい、
自分自身の手が出せない所での物語において、彼に責任を全うさせたい・・・
それを想う人は多いです。彼女をほっぽっておいて、彼女の為に一滴の
血も汗も涙も流さず「終れる」筈が無い・・・全ては彼女の為に。

「それをなすことも無く安逸を貪る全ての存在よ、呪われよ!」と言う
のも又無理からぬ事。彼女が全ての犠牲にならなければならない謂れは
何処にも無かった・・・それを忘れる世界であればその「忘恩」に一矢報い
なければならない。みずからを哀れむだけでそれに想い至らぬもの達に・・・
僅かでもあの少年に彼女への愛惜の念が在るならば、それを果たすのは彼の
役目・・・そうも思う。

しかして、結局それを背負うのも又「我」のみ。

背中に背負って行くしかない・・・のでしょう。

電波。


【名  前】鯖@さぼり
【タイトル】なんて事が・・・
  07/07 00:55
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
「自己肯定」云々に関して「余計なお世話」と言う人が
居る事の所以なんじゃないでせうか?

別に「強制」してる訳じゃなくても、そう感じた人は
居ると言う事なんでせう。その手紙の方とか・・・

「〜にはこうでなければならない」とは誰も言えない。
〜に自分自身が入る場合を除けば。自分ならばこうしたい、
としか言う事は出来ない・・・と言う事でしょうか。矢張り・・・

誰一人「貴方の考えは絶対だ」と保証する事が出来る人間は
居ないように。それは「自分自身で決めるしかない」事。

それが貴方の選んだ道ならば・・・としか結局言う事は出来ないと
言う事でせう。

まうー。


【名  前】鯖@さぼり
【タイトル】うみゃ。(真面目に書け)
  07/07 00:42
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
ほんの少量アルコールを取られては?>猫様

食欲が出ます。たぶん。油ものと糖分だけだとだるくなって
しまふのでご注意を・・・ちーかまとかコンビーフとか蛋白質、
あと飲み物含む野菜系。落ち着きます(人様の迷惑省みず余計な
節介を・・・<あたし)

最後に、お茶は温めて。(暑いですが体力維持には)

余計な気を回す暇があったら手前の事を片づけろ、と言われそーだ
(わはは)しかし・・・いや、ハードな御食事だなー、と思ったらつい
(汗)すんまへん(平伏)

節介or「善人」考(前振りかい!)

「良い人」ほど始末に負えないものはない、と昔ある男が言っていた。
奴が言うには・・・「俺は『善良な人間』と言うものが嫌いだ。連中と
来たら世の中の事全てを自分に都合の良い様に楽観的に解釈し、人の
都合などお構い無しだ。自分の考えの通りにすれば世の中全て上手く
行く、と信じこんでいやがる」と言う事になるらしい。

「それは善人ってんじゃないんと違うか?(汗)」とは思ったが・・・

確かに「良い人」なんだろーな、と言う人にも時に「大きなお世話だ」
とか「関係ないね」と言うのが通じない人は居る様な気もする。
「君は疲れているだけなんだ、僕の言う通りにすれば上手く行くから」
と言う徹底した「善意」と「理想」の前には時に「さっさと逃げる」
以外の対応策が無い場合も・・・ある。

彼の前に全ての他人は「迷える子羊」だったり「善導すべき未開人」
だったりするのかもしれない。メシアかしらん。時にそれは「世界の
警察官」とかだったりして「善意の名の元に強制力を持って世界を
善導」したりするらしい。まぁね・・・利害の駆け引きに「力」を使う
のは今に始まった事じゃ無いし、自然の成り行きだろうけど・・・
「悪意ある侵略」は不快なものだが「善意に満ち、悪意の欠片
もない侵略」は・・・これほど恐ろしいものはあるまい。

低劣な悪党は蹴っ飛ばしとけばそれで済むが・・・理想に燃える
人に「頼むからほっといてくれ」と言った所で通じはしない。
「まあまあ」は「唾棄すべき妥協」、「落ち着いて話そうよ」
は「反革命分子の詭弁」と取り合ってもらえない事もある。
例えば、一人一人は「話せる人」であったとしても・・・

彼の生き方は彼一人のものではなく「万人が学ぶべきもの」
だと言う考えは、一人の時には頭を擡げる事は無いんだろうけど。
同じ言葉が通じる人が居るのは良い事だ。だが・・・世界は彼らを
中心にして廻っているのではない事を人は往々にして忘れがちである。

所謂「教条主義」と言うものには・・・常にその匂いが付きまとって
いるのかもしれない。善意と言う奴は時に「一方通行」であり、
相手に対する注意深い観察の無い善意や理想は「凶器」にも
なったりする。慎重さが必要だ。ごり押しの「理想」と「善良さ」
は「暴力」そのものと何ら変わる事は無い。

まうー(電波)


【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】黒夢が「アスピリンをうんたら〜」と歌っていた頃が懐かしい今日この頃でございます。
  07/06 19:29
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】

 ちょっと関係のない話から入ってみます。

◇頭痛

 頭痛がする。
 たぶん風邪なので、それ自体に問題はあまりない。

 頭痛レベルでいうと4〜5程度の痛みである。

 ここでいう頭痛レベルとは、頭痛の程度を表すAoi流の基準のことで、9段階(実質8段階)
に分かれている。

 ちなみに、

 レベル1が苦痛無し。
 レベル2が無視できる範囲の苦痛(軽度)、レベル3は2と同じだがより重度。
 レベル4が一般に言われる頭痛の程度。
 レベル5が自制が難しくなるほどの苦痛(寝ていれば問題ない)、レベル6も5と同様だ
が、これは寝ていても収まらない。
 レベル7が立って歩くことの出来ないほどの(一歩踏み出すごとに脳天を突き抜けるよう
な痛みが走る)苦痛。
 レベル8が寝返りを打つことも躊躇われるような(トイレに行く場合も這っていくことに
なる。また、ひとたび激しい頭痛が始まると、シーツを噛んでじっと耐えることしかできな
い)苦痛。
 レベル9が「それ以上の苦痛」。

 ということになっている。ただ、頭痛レベル9は「一生に一度」レベルの経験までとって
おくつもりではあるが。

 同様に、吐き気レベルも9段階ある。
 ただ、睡眠不足レベルは未だ上手く分けることが出来ていない。

 さらにどうでも良いことだが、私自身は、頭痛レベル8と吐き気レベル7を既に経験済み
である。吐き気レベル7の時は、一晩に5回〜7回ばかり戻す羽目になった(判断が甘かっ
たせいで、白湯を何度も戻す羽目になった。固形物は4回未満である)。

 #吐き気レベルについては、一段階ずらす方法も考えている。それによると、胃液が7で、
吐血が8になるが……(現状では、胃液8・吐血9のつもり)。

 ところで、食事中の方にはそろそろ謝っておきます。すみません。

◇で、何を言いたいかというと。

 私はこんな風に、あれやこれやを数値化するのが好きなタイプの人間なのですね。

 一握の灰さんは、完成度や新奇性について、『我々が作品に接するとき、それを意識する
ことはあまりないように思う』とおっしゃられましたが、私は(特に最近は)そうではない
のです。

 私の場合、作品を読み終えた後に二つの観点に従って、つい点付けをしてしまいます。

 一つの観点は既に述べた完成度で、これは結構容易です。
 で、もう一つの観点ですが……実はこれは新奇性ではなくて、それも含んだグレードとで
も呼ぶべきもの――未だに、これだ、という表現方法がないのですが――です。

 #何故だか、私はこういう表現しづらいことを外来語に頼る傾向があります。多分、その
包括性というか、(日本語との関係で生じる)曖昧さに期待してのものだとは思うのですが。

 なお、この評価の際には後のほうの評価を先にします。今までは主にこれをABCの三段階で
評価してました(これは再考の余地があると思っているのですが)。で、もう一つのほうは
100点満点の形式です。

 そしてこれは、一つの物語の中で、一部を切り取って(つまり、続き物作品の中から一巻だ
けを抜き出して、など)評価することも可能です。

 実例を挙げてみようかとも思いましたが、今よりもさらにとりとめもなく伸ばしても仕方が
ないので……そろそろまとめますね。

 まず第一に、これは「読者の手による、主観に基づいた客観的な評価」なのです。批評とい
うものとは少し違うのです。

 批評の場合は、「その物語がどのような経緯で発生して、それがその後に続く物語にどのよ
うな影響を与えたか――」なんてことも判断の基準になるわけですが、一読者としてはそのよ
うな事柄とはもちろん無縁ですから。

 そしてまた、これは感想でもありません。

 これが感想であるなら、自分の心情にダイレクトにコミットする作品に対しての評価は格段
に上がるものですが、この評価方法では、グレードの部分を左右することはあっても、完成度
の部分を左右することは少ないと思われますので。

 つまりといいますか、何と言いますか、「感想をば」と書き出しておきながら、つい評価を
してしまったのは私のミスですが、一握の灰さんの指摘および意見に関して、どうもずれた場
所に立っている気がしてならないわけです、私自身が。

 というわけでありますので、残念ながら私はそう言う意味でもって、一握の灰さんの論敵足
り得ないでしょう。少なくともこの場面では。

 それから、最後に付け加えておきますが、私にとっての完成度とは、「世界観に従じる形で
文体・ストーリーが構築されているか」「ストーリーの構成上、余計な遅滞や拙速すぎる展開
がないか」あたりを主な判断基準としています。
 

◇そして…

 人の世は流転する。この話もまた然り。

 というわけで(?)、さらに関係のない話ですが、マダラの天使編は打ち切りだそうですな。
 何でも、出版社サイドの意向とあわなかった(良く聞く話だ…)そうで。

 文体とか、世界観が好きだっただけに残念。
 まあ、転生編が始まったから良しとするか……。

 しかし、この文体の不一致具合はどうにかならないものですかね〜。>自分

◇さらに付け加え

 ナロンエースは効きますねえ。
 もう頭痛がとれました。

 やはり、西洋医学の薬品は漢方などの体質改善薬と比べて、即効性はあるようですな。

 しかし……頭痛がするのでSS書きは休む、と思った途端に……難儀なことです。


【名  前】笑い猫
【タイトル】追伸
  07/06 18:42
Mail: cheshire_cat@geocities.co.jp
URL: http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/1986/index.html
【メッセージ】
 先ほどの書き込みを読み返すと、今の話題が嫌とかそういう風に読めないことも無い
ですな。
 そういう意味はあまりないのであしからずです。私的に読み書きが苦手な方面ってだ
けでありますです。EOEな話題も私内では落ち着いちゃってたりしますし。
 それなら沈んでろ>私、って気もしますですが…まぁ、何はともあれ。

 夕食はポテチとウーロン茶です。笑うしか。


【名  前】笑い猫
【タイトル】1日3食ポテチ&ペプシは凶
  07/06 13:09
Mail: cheshire_cat@geocities.co.jp
URL: http://www.geocities.co.jp/Playtown-Denei/1986/index.html
【メッセージ】
 色々あるんですよ。ともあれ、よい子はマネしちゃいけないらしいです。
 って事で、ちょっとだけ笑い猫でありますです。

 私も実のところ不真面目っていうか実もふたも無いわるものなので、わりと今のお題
のような方面が苦手だったりするような。
 そもそもが「読めない理由」ってな感じでネガティブっぽい次第でしたし。
 蛇足ですけど、EOE絡みでチルドレン責めるのは筋違いでは?って考えですし。
 っていうか、こっちの方面に踏み込むと話書くネタ出すことになるのが凶って塩梅な
貧乏性というあたりがもう…急いでお話仕上げよっと。

 根本的なところで「何であんたがここにいるの?」と思われてるっぽい書き込みして
たしってあたりからしてダメっぽかったりする私でありました。

 ウケ狙いって事なら日常の盗作でもすればそれなりな内容になるんでしょうけど…そ
れはちょっとアレですしねぇ。

 あいかわらず何が何だか状態なお昼休みの串チェック並行。
 それでは。


【名  前】鯖@さぼり
【タイトル】腹減った。
  07/06 12:38
Mail: hemmi6@land.hokuriku.or.jp
URL:
【メッセージ】
なんか縁遠いぞ、総合(笑)

ノリが遠ざけるのね、多分。あたしみたく不真面目なのには
どーも座りが悪い(あはは)何故に「引いて」しまうのかは
実の所良くは解らんが。

少なくとも「馬鹿話」の出来る場所では無いと言う事なんでせう(ふむ)
既に。魔王閣下も最近来ないしね。

白河の、清きに魚も・・・って処か(笑)
それが一種のセフティになっているのかもしれない。

まうー。
 


【名  前】関 犬輔
【タイトル】メッチャ久しぶり・・・つーか、書かずにはいられない・・・
  07/06 04:24
Mail: aag22190@pop02.odn.ne.jp
URL:
【メッセージ】
『ブタでも母親の胎内のぬくもりを知っているのに』

嘗て読んだマンガにこんな台詞があった。
遺伝子改造を受け超人として生まれた男が失った過去を探して戦いを重ねる、という実にありがちな話だったが主人公が人の母ならぬものから生まれてきた試験管ベビーであるということを暴露した悪役の一人が驚愕する主人公に向かって吐いた哀れみと軽蔑の台詞だ。
この後にもなにか続く台詞があったと思うが全く覚えていない。だって昔の話だし。

生きとし生ける者は皆その記憶のもっとも奥に母の記憶を抱えている。
苦悩のない子宮の海の中で安らかに漂っていた頃の記憶を。
だが、そんな当たり前のことからも見放されて生まれてきた一人の少女を私、いや、我々は知っている。

この世に寄る辺も無く、存在の拠り所とするべき父も母も持たずにこの世に現れた彼女。
TV版OP(私は未だにビデオもLDも一瞥だにしたことがない)のあの暗闇の中に裸で蹲った姿、側に置かれたビーカー。
あれが自らの生まれた地の底深くで日の光を拝むこともなく暮らしてきた彼女のそれまでの姿なのか?
実験、訓練、命令、そしてオレンジ色の水槽に浮かぶ自分と同じ顔、同じ姿の姉妹たち。
そんな環境で幼年期を過ごす事自体が我々の想像を絶している。理解を超えている。
『悲しみに満ち満ちたココロ』
我々の使う意味での「悲しみ」などとは既に比較さえ出来ないのかもしれない。
『無へ、還りたいの』
『欲しい物は、絶望』
『その日を願っていた筈なのに、今は、怖いの』
この世に生きる場所など見いだせなかったのか。
苦悶しか生まない生に執着する理由など無かったのか。
スペアのある肉体、バックアップされた精神。自分自身に未練など無かったのか。
それでも、そんな自分でも、消えるのが怖いのか。
行き場も救いもない。あまりにも。

『ほら、あなたの中に暗くて何も見えない、何も解らない心が有るでしょ?』
『見たくないから、知らないうちに避けているだけ』
『今までの私がいなくなるかもしれないから』
『みんなの心の中から消えるのが、恐いのよ』

人ならぬ者として生まれ、祝福されることなく生き、ただ苦悩だけを背負わされ、消えることもままならずに彼女は今も私の心の中で、宙ぶらりんのまま彷徨っている。

彼女は、生まれてきてはいけなかったのだろうか?
誰に省みられることもなく、闇の中へ永遠に消えて行くべきなのだろうか?
皆の心の中から消え、嘗て彼女が生き、戦い、涙したことさえも忘れられるべきなのか?

何も知らないままならよかったかもしれない。
白い胸の内にひそやかに息づく寂しさと悲しみに気付くことなく、ただ造り主の命じるままに働き、いずれ闇に還る日を待ち望んでいればそれで日々は過ぎて行ったのだから。

ここに大罪人が登場する。
一人の少年である。
少女の閉ざされた心を押し開き、その間隙を付いて泣き落としなどという卑劣極まる手段で彼女の心の隙間に潜り込んだのだ。
彼女の背負った荷物の一欠片でもこいつが持てば1mどころか1cm進む前に地面にめり込んでそのまま永遠に起き上がれないんじゃねえか、と思わせるほどに脆弱な精神。
彼女は男を見る目は無かったらしい。
しかし。
こいつがキーポイントな筈なのだ。
この小僧と彼女はなにやら不思議な縁で結ばれている。
全てが始まる瞬間、少女と小僧はほんの一瞬、確かに出会った。
そして小僧が知るべき事、為すべき事、父の事、母の事、そしてこの世界全てのこと。
彼女は全ての中心に位置しているのだから。
そして十重二十重に彼女を覆う閉塞の闇、そこに光が指すならそれは(不本意な気もするが)小僧を置いて他には無い筈なのだ。
二人が本当に出会った瞬間にこそ全ての秘密は暴かれ、小僧は畏れていた父と消えた筈の母の真の心を、少女はこの世に生まれ、戦ってきた日々と生きる事の本当の意味を見出す、私はそう信じている。
始まりと終わりを司り、大地の祝福を受け、月と共に歩む者。
汝の名は女なり。
そのことに彼女が気付く時、小僧は二本の足で大地に立ち、挑むような眼差しをまだ見ぬ明日に向けるだろう。
そして碇シンジは綾波レイに心からの笑顔を向けるだろう。
TV版OPの最後を飾るあの輝くような微笑みを。
 

以上雑文。
頭の中身をそのまま吐き出しただけなのでまとまってないのは勘弁。
話題と全然関係ないしむしろ浮いてる気もするがそれは気にしてない。
いーもん。どーせポックンは綾波の事しか興味がない男だモン。
『二人の補完』は読んだ事無いし(読む予定も無いし…)『ある神話』は読んだけどすぐにどーでも良くなって『シンジがムショでカマ掘られる話』ぐらいにしか印象無いし(けしてけびんさんとしのぱさんに悪気があるわけでは在りません。ただ、上の文章を見ての通り私は綾波が絡んでいない話に興味を持てない質ですのでtoお二方)。

自己肯定・・・思うに、シンジの自己に対する不安は「絶対者である父親に捨てられた」のから始まってその先の「先生」の所でも自分の存在そのものに対する積極的な肯定(いわゆるラブ)を受けられなかったためにそれを引きずっているのだと言うのが私の意見。
とりあえず方策として思いつくのはオヤジとサシで向き合って徹底的に話してみる事以外には無いと思うのだが。
父はなぜ自分を捨てたのか。
彼がそれを問うことは取りも直さず『エヴァ』の謎の中へ踏み込んでいく行為に他ならないのだが。
取り敢えず楽な方に楽な方に流れていく「逃げ癖」を何とかしないと・・・あとコイツ余計なこと考えすぎて雁字搦めになる傾向があるので「走り出してから行き先を考える」ぐらいの思い切り(アホさとも言う)が欲しいところ。
最も、本編でコイツが思い切り良く何かすると大抵失敗してたので「何やってもムダ」という事を学習したのかもしれんが・・・。

アスカもまた突き詰めていくと「愛されなかった子供」という点に落ち着く。
しかしアスカさんの問題は自己肯定云々よりもむしろ終盤のハデなヘコみ方にあるのではないだろうか?
好きな男は同居人のサービスなお姉さんに盗られ、人生捧げてきたパイロット業は馘首の危機、おまけにトラウマ総浚いの精神攻撃!戦士として死ぬことさえ出来なかったのだから、心神喪失も無理はないでしょう。
しかし、それから立ち直りさえすれば結構早いのでは?とも思わせるのが彼女。
何たって若いし強いし美人だし頭いいし。
生まれからしてエヴァに呪われたレイちゃんとも世界を巻き込んだ負の家族ドラマにつきあわされてるシンジとも違って日の当たる世界で仕合わせになる方法はいくらでもある筈。

しかしミサトも手に負えないと判ってんなら引き取るなよ、出来もしない保護者ヅラが事態の悪化に二役ぐらい買ってたと思うぞー・・・まあEOEの対シンジ説得→キスのヒロイン専用最終コンボが効かなかったのはシンジが犬なせいだと思うけどさ。
ただただ責任と宿命から逃げて目も耳もふさいでるだけの負け犬なら死んだ方がよかったのにねー。
 

久しぶりの書き込みに疲れて小休止・・・だと思う・・・多分。


【名  前】なか
【タイトル】おはつです・・。
  07/06 02:53
Mail:
URL:
【メッセージ】
えっと。通りすがりのエヴァ好きです。
みなさん、はじめまして〜
けびん(ここでは、けびんなんだよね?(^^:)から
半ば強引に、ここのアドレスを教えてもらって来ました(笑)
難しくて何を言っているのか理解できない新参者ですが何卒〜。

【名  前】一握の灰
【タイトル】完成度と新奇性
  07/06 00:55
Mail: fwiy0146@mb.infoweb.ne.jp
URL: http://village.infoweb.ne.jp/~fwiy0146/index.htm
【メッセージ】
確かにそれもあるが我々が作品に接するとき、それを意識することはあまりないように思う。

エヴァンゲリオンがヒットしたのは新奇性というよりも話題性ではなかったか。おりしも未成年者の犯罪が社会問題となっていた時期である。そう考えてみると作品への評価というものはそれ自体もだが、社会状況にたぶんに影響を受けると言うことだろう。

しかし、どのような作品であれ、評価される作品には共通するものが何かあるのではないかと考えてしまうのは、仕方のないことだ

ではそれは何か?それは一種の情念のようなものではないだろうか。其れは時に魔力とさえ呼ばれるものかもしれない。

新奇性もなく話題性もないにも関わらず人々を魅了して離さない、言葉では言い尽くせない魅力−−−それこそが傑作と呼ばれるものに、必要不可欠なものであろう。

例えば「燃えよドラゴン」
この作品に新奇性はあるのだろうか?脚本、演出の完成度は?観客は誰もそんなことは気にしない。そこにあるのは溢れんばかりの情熱だ。


【名  前】しのぱ
【タイトル】週末来れなかったので・・・
  07/06 00:49
Mail: shinobo@leo.bekkoame.ne.jp
URL:
【メッセージ】
だからどうだ、ということもありませんけど。

> けびんさん
 あれ、まだ本論開始してなかったんだ。
 エイリアン2と3の話、ああな〜るほど、と思ってしまいました。
 お察しのとおり、私は2より3の方が好きな口です。
 
 >「ある神話」に対して、かなり辛辣な表現を多々使うことになると思うので、
 >“問題と思える発言”が見られたら、容赦なく“斬って”下さい。

 作者は了解しているので、少々のことは問題ないと思ってください(爆)>All

 正直、けびんさんはあまり遠慮しないで書いたほうが面白い(笑)。

 >EOEからの“世界感”だけを忠実に受け継いだ“シンジ”と“アスカ”という
 >名前のエヴァ本編のシンジとアスカとはまったく別人の物語…というのが、

 これも酷い発言ではありません。以前のメールでも書いてますが、
 意図的に変えている部分があります。
 その点は事実認識なので、あんまり「酷い」とか遠慮しないように。
 私は、ここでは原則反論等はしないつもりです。
 #単に物臭なんかしれんが(爆)。
 それよりも、ご自身の論考を進めることに注力してくだされ。

 しかし・・・子猫でもやってたの?(笑)。
 ここんとこ、あそこご無沙汰してたけど。

> せつこさん
 すいません、妙な気を遣わせるような言い方をしまして。
 ただし、先にも書きましたように、けびんさんとの議論では、しのぱの
 嫌いな論法だからと遠慮なさることはありません。

> うらかみさ〜ん(笑)
 げんこー終わったよ〜。
 ちょっと一息。
 #また私信だ。


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】女神転生
  07/06 00:11
Mail: CZN01522@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
> 「デジタルデビルストーリー」
> 要するに「女神転生シリーズ」という言い方自体が結構気に入らな
>くもある。
> 俺としては。

 女神様は全然転生してくれてないし。
 それを言ったら、続編がたくさんある、「ファイナルファンタジー」
とか、ドラゴンがちょっと強いザコになっているドラゴンクエストとか
いろいろありますけど。
 とりあえず世紀末なので、真女神転生3の発売を期待したい。
 リリスの扱いがやたら大きくなっていたり、電脳神「レイン」なんて
出て来るとなお良し。


【名  前】BLEAD
【タイトル】愛ほど俺に似合わぬ言葉無し
  07/05 23:13
Mail: blead@ky.xaxon.ne.jp
URL: http://www.ky.xaxon.ne.jp/~blead/
【メッセージ】
 しかし…日曜日に東京で痕中心の同人誌即売会イベントに友人の売り子として参加して、そ
の日の内に俺を連れていった友人を馬車馬のように車を走らせて帰ってきて、次の日は早朝の
5時半起きで出社……お陰で仕事中にちょっと空白が出来ると眠かったです、ハイ。
 しかし…一番目的としていた本が買えなかったのは……痛い。
 その代わり、そこのサークルの再販本は買えたから良しとする…か。まぁアレはアレで凄く
良かったし。しかし……もうあれも全国的に売り切れてるからなぁ……手に入らないか(嘆)

 等と、同人誌で一喜一憂できる自分が最近好きです。
 えぇ物書く人は、ホンマにえぇし。
 でも、同人誌(主に漫画の場合)は、シリアスよりもエロよりもパロの方が良い。
 ……しかし、支離滅裂かもしれんなぁ>俺って。

 それはともかく「デュアル!」
 色々考えていたのだが…親父が遺跡の一部を持ち帰った世界が主人公の生まれた世界で、持
ち帰らなかった世界が、遺跡の稼働している世界じゃないだろうか?
 さしあたって、そういう結論に達した。どうでも良いのだが。
 色々言いたいことは有るのだが、ギャグとシリアスの比率というかバランスというか…それ
の配合が間違っている様に感じたから「脱力」らしい、愛を語ること自体は構わないのだが…
全13話という性質からして「唐突」な感…もあったし、急速というよりも駆け足だったとい
えよう。
 しかし、ミツキってギャグ物で空回りするラブコメアスカみたい。
 つまり「寒い」
 全体的に寒さが漂っているのも、俺から見た敗因の一つだろう。
 ただまぁ、エヴァ見た人間に見せたらその人によって反応が違って面白い最終話では有った
…とは思う。

 「デジタルデビルストーリー」
 要するに「女神転生シリーズ」という言い方自体が結構気に入らなくもある。
 俺としては。
 

鯖さん
 需要がないから供給するつもりも無いですが(笑)
 ところで、また見合いでも薦められたんですか?
 なんとなく、これ関連の書き込みがそんな感じなんですが。
 ……気のせいだけではあるまい。

 ん? 沈静化している?
 ……無言の圧力に切り替えてみたとか(オイ)
 ま、それはともかくとして…娑婆娑婆って……監獄に棲んでる訳でもあるまいに……
 

けびんさん
>そういえば、BLEADさんは反LASの急先鋒とお聞きしましたが、その辺りで是非
>色々お話を伺いたいです。(面白そうなので。(笑))

 総合では既に語り尽くした感が……過去ログ読むと面白いかも(笑)
 ちなみに、一番嫌いなタイプが…あの時期にけびんさんへ攻撃した類の攻撃性と衝動性を持
ってる人達…っていうかむしろ連中(苦笑)なんで。
 とりあえず、ページはまだ残っているはずなので…探してみます?

>う〜ん。本当かしら。(やや疑問)

 多分。
 鯖さんがシンジに求めている事の大半がなされていましたから。

>(そういえば総合でも村上龍とか京極とかの作家論は出てるのに、芳樹の名前が
>全然でないのはやや不思議だった。)

 ん〜、ペルソナとかお薦めの本とか言うので話題になってから、そういう作家論が出てきて
いたってのが趣旨ですから…田中芳樹氏の本は話題に上らなかったもんで…多分。
 実際、俺はまったく読んでいませんし。
 友人曰く「彼はロリコンに違いない」(夏の魔術というシリーズを読んで)というのが偉く
脳味噌にこびり付いて離れない…という以上の印象は余り無いです。
 ま、言いがかりなんですが、でも実際それくさい話らしいし。

 江戸川乱歩は俺も好き。
 怪人20面相とか。
 でも、そう言う意味で最も好きなのは…未だに横溝正史氏、金田一耕助シリーズ。
 その次が西村寿行で、次が不定(苦笑)適当に変わるんですよね、京極夏彦だとか皆川ゆか
だとか冴木忍だとか光瀬龍だとか、村上龍だとか玉沢円……ん? まぁ兎に角落差が激しいで
すね、第三位は。
 最近、皆川ゆかのティーパーティシリーズの会長が、京極堂に似ている気がしてきたという
……末期症状(笑)

であ


【名  前】Thrk
【タイトル】RE:自己肯定について…。
  07/05 22:32
Mail: thrk@mte.biglobe.ne.jp
URL: http://www2s.biglobe.ne.jp/~Thrk/
【メッセージ】
けびん さん、こんにちは。

>というような流れでよかったでしょうか?>Thrkさん。
>(自分この当時のログを持っていないので、ややうろ覚えで書きましたので(汗))

よく再現されていると思います。素晴らしい記憶力ですね(笑)

>まあ、お話の前提として、そういう類のコトを言っちゃたらお終いなんですけどね。
>「二人の補完」にしたって、前章はともかく、後章のシンジとアスカは“別人だ”…と
>言われたら全然反論できないですし。(汗)

まあ、ある程度仕方ないんでしょうね。

>確かにその質問は思いっきり、これから纏める予定の論文のネタばれになっちゃいます。
(中略ごめんなさい)
>というわけで、近日公開予定です。

いえ、Thrkは、別に気にしませんので。
ネタばれになると思ったので、Thrkの解釈を書きませんでしたし。
けびん さんの本来の目的のために待たせていただきます。


【名  前】けびん
【タイトル】自己肯定について…。
  07/05 20:33
Mail: itirokai@gol.com
URL:
【メッセージ】
「“自己肯定”が出来るなんてのはそんなに大したコトじゃない。
出来る奴は何の根拠もなく出来るし、出来ない奴はただ出来ないだけ。
たった、それだけの話だ。」

上記の文は、とある読者からメールで指摘されたコトで、この“事実”
を最初に突き付けられた時、自分の足元がやや崩れ落ちるような錯覚を
覚えたりしました。(苦笑)

僕が“自己肯定”に拘る理由は、「それが一応の正しい順序ではないのか?」
と考えているからだと思います。

ハイハイしか出来ない赤ん坊に、よちよち歩きを覚えさせたい場合、
それなりに「正しい手順」というものが存在するのではないでしょうか。
まずは、手を貸してでもいいから自分の足でしっかりと立たせるコト。
実際に歩かせるのは、その次の手順に当たると思います。
まだ自分の足で立つ事すら出来ない赤ん坊の手を引いて、無理矢理歩かせよう
とすれば、結果がどうなるかは容易に想像がつくでしょう。

“自己肯定”とは、“自分の足でしっかりと大地に立たせるコト“に置き換え
られるかもしれません。
自分一人の足でしっかりと立つ事が出来ない…そう、自分自身すら支えられない
人間が、どうして、自分以外の多くの他人を精神的に支えたり、ましてや世界を
丸ごと背負ったりなど出来るのであろうか。

EOE後のシンジとアスカががいきなり地獄のような環境に放り込まれて、
その修羅場の中で自力で這い上がって強くなる…という類のお話から
常に自分が感じてきた疑問でもあります。

ようするに、自分はEOE直後のシンジとアスカのプロパティを相当低く
見積もっています。
なにしろよちよち歩きの赤ん坊と同等扱いですから。(苦笑)
“正常”とか“病んでいる”とかいう、それ以前の問題でないか…とさえ思って
いたりします。
そういう意味では、自分が嫌悪しているEOEも“自分自身さえ支えられない
ひ弱な子供達に世界を背負わせたらどういう結果になるか“…というニュアンズなら
至極納得がいく結末だったのかもしれないです。
(尚、これはあくまで僕個人の主観なので、EOEの体験からシンジとアスカはそれに
相応しい強さを身につけられた…と感じられる人がいるなら、そのヒト個人の考えに
口を挟むつもりはないということを予め断っておきます。)

まずは自分の足でしっかりと大地に根を立たせるコト…。
EOEで植え付けられた“業”に二人が立ち向かうのは、まずはそれ(自己肯定)が
しっかりと出来るようになってからの話しではないか…。
そうした手順を踏まずに、いきなり二人を修羅場へ叩き落とすのは、“よちよち
歩きの赤ん坊“に全力疾走を要求するような”暴挙“ではないのか…。

自分はそんな甘いコトを考えながら「二人の補完」という作品を描いてきました。
 

☆ ファーストアヤナミストさんへ

はじめまして(ぺこり)
自分は一般の区分で言えば“LAS人”に当てはまりますが、アヤナミスト
をはじめとした別趣味の方に一切含む所はありませんので、これからも
隔意なくお話してもらえたら幸いです。

>(子猫でやった「MindClosed」の“死前笑顔”の問題に近いでね。)
> これ、ちょっと興味があります。過去ログ読んでみたいので、何時頃
>の話なのか教えて下さると嬉しいです。 

これなんですが、Thrkさんから回答が出ているように、
>今年の4/18とか4/25あたりだと思います。
でいいのですが、小猫の過去ログは現在、ログ113(98/9/10)で
止まった状態で、その当時のログは閲覧不可だと思うので簡単に粗筋を説明します。

「MildClosed」のお話自体に対する感想は読者の好みに大幅に左右されると
思いますが、気になったのは最終話の作者の後書きで
「作者(いちもんさん)が、自分が偏愛しているアスカを殺したのは、エヴァ本編
で一度も見る事が出来なかった、“アスカの心からの本当の笑顔”が見たかったから」
というような主旨が書かれていたコトでした。
僕としては、叶さんのように“悲しみ”を表現したいのなら、“不幸なお話”を描く
のも分かるのですが、“最高の笑顔”が見たいのなら、「殺さずとも他に方法がある
のでは…。」とその表現方法に対して、少なからぬ疑問を持たざるえませんでした。
というのも、そもそも自分が「二人の補完」という作品を描いた動機は「EOEから
のアスカの心からの本当の笑顔が見たかった。」というモノであり、“最高の笑顔
が見たい“という動機だけを取れば、自分もいちもんさんと変わるところはなかった
からです。(その為の手段と表現方法は本当に対極でしたが…。)
尚、僕の持論での“最高の笑顔”の定義は、本作「二人の補完」の最終話「希望」の
Vサインのイラストで表現されたように、「幸福を手に入れた人生の最良の瞬間(とき)」
だと考えています。
(余談ですが他に、日常の中で、ふとした切っ掛けで見せるさりげない笑顔を
“最高の笑顔”と定義する人もいました。)
で、最終的には、“最高の笑顔”の定義は、各々の感性に基づく問題だから「正しい
ただ一つの回答」など存在せず、その人が“そう感じた笑顔”こそがそのヒトにとって
の“最高の笑顔”なのだ…というような当たり障りの無い回答に落ち着いたと思います。

というような流れでよかったでしょうか?>Thrkさん。
(自分この当時のログを持っていないので、ややうろ覚えで書きましたので(汗))
 
 

☆ Thrkさんへ

Thrkさん。こんばんわ。

>「ヒトならざるヒロイン」論は総合と子猫のどちらで書くべきか・・・
>まあ、けびん さんのしたいことによるような気がしますけど。

こちらの方は単純な御遊び企画なので、小猫にしますかね。

>ちなみに、Thrkの個人的な感覚では、あのラストのように気持ちを切り替える
>のは、相当、人間が出来ていないと無理だと思います。まあ、あの二人はできて
>いるかもしれませんけど(笑)

僕個人の感覚では、「ある神話」の二人に関してはファーストアヤナミストさん
の感想にやや近かったりします。
EOEからの“世界感”だけを忠実に受け継いだ“シンジ”と“アスカ”という
名前のエヴァ本編のシンジとアスカとはまったく別人の物語…というのが、
自分の神話に対する偽らざる正直な感想です。
(けっこう酷いこと言ってますね、自分。しのぱさん、本当にすいません。 m(__)m )
まあ、お話の前提として、そういう類のコトを言っちゃたらお終いなんですけどね。
「二人の補完」にしたって、前章はともかく、後章のシンジとアスカは“別人だ”…と
言われたら全然反論できないですし。(汗)
(少なくとも、前章や外伝を読まずに、自作を後章から読み始めたら、あの前向きな
シンジとアスカをEOE後の未来の姿だと信じられるヒトはまずいないと思いますし。(大汗))
本当に天に唾するモノは、自分自身に振り返ってくるものですね。(大納得)

>ところで、子猫のログを軽く読みなおして思ったんですけど、けびん さんは、
>結局、「二人の補完」よりも「ある神話」の方が納得がいく、という感じなんですよね?
>ただ、エンディングは許せない。
>ちょっと、聞きたくなったんですけど、けびん さんは、「ある神話」で二人が生きて
>いる間会わないのは、何の為なのだと解釈されていますか?
>纏める予定の理屈のネタばれになるようなら待ちますので。

う〜ん。
確かにその質問は思いっきり、これから纏める予定の論文のネタばれになっちゃいます。
けど、すでに「神話」のネタはかなり総合に出回っちゃいましたから、今更ネタばれ防止
と言っても無意味な気がしますので、まだ本来の目的は達していませんが、そろそろ始めることにします。
(砂漠谷さんなら、他人の戯言(僕の勝手な主観文)に惑わされることなく、自分自身の
感性に基づいた評価を下せると思いますし。)
というわけで、近日公開予定です。
「ある神話」に対して、かなり辛辣な表現を多々使うことになると思うので、
“問題と思える発言”が見られたら、容赦なく“斬って”下さい。
お願いします。>総合の皆さん
 
 

☆ 笑い猫さんへ

>恋愛なお話。脱線。
>「お前ら、鬱陶しい」
>ってのが最初に来てしまうので、どうもイライラして見てらんないって感じでして。

その感覚は分からないでもないです。
同じ所をひたすらぐるぐる回っているだけのお話を読むとたまには自分もそれに近い
感覚を抱くこともありますから。

>そんなに苦しい思いしてまで何でその人に拘るかってのが理解できないってあたりが
>ダメなんですかねぇ。投資に見合わないと思ったらさっさと切り捨てた方が傷口広がら
>なくてすむのに、って事で

その“採算”を無視した“一途な拘り”こそが読んでいる読者を惹きこむのだと思います。
(やってる本人にとってはそれこそ死にもの狂いなのでしょうけど。)

>はうー、人として恋愛なお話を読む資格無しって事でありますか。笑うしか。

そういうドラスティックな恋愛感覚の方が現実的なのは確かだと思います。
けど、だからこそ自分は尚更“理想恋愛”に拘っているような気がします。

>現実主義な話、ちょっとだけ。脱線。
>いわゆるファンタジーなお話を書く上で必要なのは現実主義だと思いますです。
>でないと、単なる電波になっちゃうと思うです。

それは本当にそうだと思います。
“理想”を前面に押し出すのは良い事なのでしょうが、その理想をしっかりと支える
“リアリティ”という肉付けがないと誰も共感してくれないと思いますから。

>>(決して、玩具にしてるわけでも憧れてるわけでもないですが。)
>これについては…まあ、何と言いますか。お好きなんでしょ?と言ったらおしまいに
なってしまうというか…。

正直言えば、自分の中にそういう“醜い感情”が存在するのは事実です。
ただ、その“感情”も紛れも無い自分自身の一部だと思うので、“無かったことにする“
のでも”別にいいじゃないか“と開き直るのでもなく、そういう自分自身の”闇の部分“
を正面から認めた上で、うまく共存していきたいと思っています。
(う〜む。イマイチ何を言っているのか自分でも分からなくなってきた(汗))

>ともあれ、これは不幸自慢に繋がりかねないのでさておきます。というか「物語を書
>く上で『経験』は必要条件の一つ」なんておバカな事をいうつもりはありませんので、
>と言う事で。

それはそうですね。
「自分自身が“暴力の世界で命懸けで戦う”ことが出来ない人間には“命懸けで戦う
ハードボイルドの主人公を描く資格は無い”……などと言われたら、ほとんどの小説家
や漫画家は廃業しなくてはいけなくなるでしょうし。(汗)

>続編で現実の辛苦、でありますか。
>んー…「どれだけ生きれば癒されるのだろう」って言葉が何となく思い浮かんだ
>次第でありますです。言葉通りの意味で。

僕の作品でのシンジとアスカは“十億人間接殺人犯”と“数千人直接殺人犯”
という実にとんでもないカップルだったりします。(大汗)
その過去を“無かった事”にして生きるには正直二人が背負っている“業”は重過ぎます。
「二人の補完」の本編でシンジとアスカは“一つの前向きな結論”に達しました。
ただ、本編のエンディングは、二人の人生の一つのタームにすぎず、決して終着点の
ゴールではありません。
二人の過去の“業”は、本編よりさらなる先を描いた“続編”でも、手を変え品を代え
何度も襲い掛かってくることになります。
ようするに、僕の考える「補完」とは、“一度悟ったはずの理想的な結論”を何度も
疑い続け…時に微修正を加えながら、それでも、最後までその理想に殉じ続けること…。
つまりは、人生には究極の悟りも補完も無いことを承知した上で、常に自分の“過去の罪”
に悩み苦しみながらも、それでも決して自分の過去の“業”から逃げることなく、人生の
最後の最期の瞬間まで“正道“を歩み続けること…になりますね。

>いえ、けびんさんはシンジ君とアスカさんを深く深く深く深く掘り下げて書かれるの
>でしょうから、と思いますですけどね。

もちろん、そのつもりです。
とはいえ自分には無条件ラブラブモードのお話は書けないですが、だからといって
僕個人の趣味と作品のテーマから、二人が裏の世界の陰謀に巻き込まれる…という
類のお話も多分書かないと思うので、変な比喩ですが「生かさず、殺さず…」という
まるで借金をしたヒトに使われるような表現が妥当かも知れません。

>私が読むのをちょっと止めさせていただいた理由の一つが、好みの問題をお話の面白
>さが上回れなかったという感じですので、そういう輩をも引き付けて読ませてしまおう
>という場合に考慮していただくと吉かもしれませんです。

そうですね…。
自分の書きたいテーマを損なわない範囲で、そういう書き方が出来るのなら、是非
試してみたいと思ってます。

>きちんと読んでもいないのに色々ごちゃごちゃと、申し訳ありませんです。

自分の未整理な部分の思考を整理する…という意味では笑い猫さんのお話はちょうど
いいので、これからもよろしくお願いします。
 
 

☆ AoiRyuさんへ

>銀英伝がらみの感想を多少。

>残念なことに、先に傍流を知っていると、本流に対してその作品が高い質を持って
>いる――本流であるのに相応しく――ことによる感慨しか抱きようがない気がいた
>します。なんと言っても、この作品が提示した新たな開拓場所、それが見えている
>がゆえに見えないわけですから。

なるほど…。
先に傍流の横形格闘ゲームをたくさん遣りこんだ後に、2D格闘ゲームの本流で
あるスト2をプレイしても、それほど強い衝撃を受けないだろう…というのと同じ
ですね。(やや意味意図不明…。)

>ここから考えますに、ある作品の良い悪いの判断基準は、次の二つの要素がある
>のではないでしょうか。
>つまり、完成度と新奇性の二つです。

「新世紀エヴァンゲリオン」のオリジナルはどちらの要素が優れていたか考えて
みると、絶対に完成度ではない気がするので、新奇性の方ですかね。(笑)
 
 

☆ 一握の灰さんへ

>残念ながらわたしはデュアルなるものを視聴したことがないので何とも言えない。
>先日の記載は、「ペルソナ2」というゲームをクリアしての感想だったりする。

それは失礼しました。 m(__)m

>批評家は時に自分がその作品を批評するにつけ、ちゃんとした観察眼があるのかどうか、
>再考すべき必要があるだろう。すきなくとも大衆の目に触れる場所に批評を載せる
>ときはそうすべきだ。

……………肝に命じておきます。
(これから論文(恐らく、「ある神話」の批評を絡めた)を展開する予定なので…。)

>歪んだ眼鏡には歪んだ映像しか映らない

僕としては、自分の「ある神話」に対する主観(というより偏見)が、他の人間から
見て「どの程度歪んでいる」のか確認してみたい…という意味合いもあったりします。
 
 

次回から何回かに分けて論文を書いていく予定です。
(だからレスは遅れるかもしれません。 m(__)m)

それでは、また…。
 


【名  前】ファーストアヤナミスト
【タイトル】デジタルデビルストーリー
  07/05 00:08
Mail: CZN01522@nifty.ne.jp
URL:
【メッセージ】
 確かに西谷先生の小説版はそうとうにダークだったように記憶してい
る。世が浮かれていた時にはそれを戒める物語が、救いようがなくなり
つつある時には希望の物語が求められるのだろうか?
 少なくとも、悲惨な話を書いて現実ってのはこんなに惨いんだ、どう
だ! などという物語はもう終わるべきだろう。

 どうでも良いですけど、某所でやってた「こんな真・女神転生は嫌だ」
で槍玉に挙げられていたのが、
製作:スクエア
それと、
脚本:あかほりさとる
でありました。

 それはそうと、マダラサーガにおいては、80年代の作品は少年漫画
的で、後の(最近の)シリーズはかなりダークというのが興味深い。


【名  前】一握の灰
【タイトル】歪んだ眼鏡には歪んだ映像しか映らない
  07/04 23:26
Mail: fwiy0146@mb.infoweb.ne.jp
URL: http://village.infoweb.ne.jp/~fwiy0146/index.htm
【メッセージ】
「「もののけ姫」は自然環境と人間のテクノロジーの進歩がどう折り合えるかという難題に、懸命に取り組んだ事は分かるが、結末は案外平板で、この問題に新たな方向性を示すことは出来なかった」

以上、朝日キーワード98よりの抜粋であるが、上辺しか追いかけない批評家のよき例であろう

この批評家にとって映画とは、つねに「開拓者」でなくては意味がないのだろう。あまりの先入観、もしくは固定観念故に宮崎駿監督の真意を理解し得ないにもかかわらずこのような記載をして恥じない、その精神こそ嘆かわしい。

それにこれでは何故、あれほどの動員数になったかの説明にもまるでなっていない。甚だ客観性を欠き、主観のみにたよった記載だ。これでよく販売しているものだと感心した。

パンフレット・某国営放送の特別番組によれば宮崎駿監督は「自然は安易に操作できるものではなく、まして安易な倫理などでは決して現在、人間が抱えている問題を解決することは出来ない。それをもう一度根本から考え直さなければいけないのではないか」というような趣旨であったらしい。

その趣旨を伝達出来なかったものの責任かもしれないが、理解しようとしないものにそれをさせることは不可能に近い。

自分にも言えることだが、批評家は時に自分がその作品を批評するにつけ、ちゃんとした観察眼があるのかどうか、再考すべき必要があるだろう。すきなくとも大衆の目に触れる場所に批評を載せるときはそうすべきだ。

−−−−−−−
先日の記載について
残念ながらわたしはデュアルなるものを視聴したことがないので何とも言えない。先日の記載は、「ペルソナ2」というゲームをクリアしての感想だったりする。

それにしても女神転生シリーズとは西谷史先生のデジタルデビルストーリーから派生したゲームなのだが、西谷史先生の作品からよくこれほどまでヒューマニズム溢れる作品が生まれた事実は、かなり興味深いことである。


【名  前】Aoi Ryu
【タイトル】つらつらと気の赴くままに。
  07/04 06:30
Mail: aoiryu@aoiryu.net
URL: http://www.aoiryu.net/
【メッセージ】
 書いている物語があるのですけど、そういう物語に、何らかの意味を、そして価値を閉じこめることは出来るのでしょうかね。

 などと悩みながら、銀英伝がらみの感想を多少。

 #実は私、先週から銀英伝を読み始めてましたので。

 最後まで読んだ感想としては……面白いし良質だとは思うのですが、衝撃は感じませんでした。理由は、この作品が書かれている当時に読んでないから、でしょうね。

 残念なことに、先に傍流を知っていると、本流に対してその作品が高い質を持っている――本流であるのに相応しく――ことによる感慨しか抱きようがない気がいたします。なんと言っても、この作品が提示した新たな開拓場所、それが見えているがゆえに見えないわけですから。

 ここから考えますに、ある作品の良い悪いの判断基準は、次の二つの要素があるのではないでしょうか。

 つまり、完成度と新奇性の二つです。

 今回の私の場合、銀英伝に完成度のほうしか感じることが出来なかったわけで、そういう意味では面白みがやや足りなかったのですね。ですから結果的に評価はいまいちになったと。

 というわけで、作品の面白さは、ある程度までこれで計れるんじゃないかと思ったわけですが……一番最初に述べた書きかけ作品にこれは応用できないなぁ。

 ……他の痕関係のSSをもっと沢山読んだ方がよいかも。

 ではまた(とーとつに)。